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フランチャイズ本部構築の舞台裏:点から線へ ー知識の断片が繋がるまでの苦闘

フランチャイズ本部構築の舞台裏:点から線へ ー 知識の断片が繋がるまでの苦闘

01初めての一歩 ー手探りの学びが始まる

こんにちは、リユース相談本舗の玉城(たまちゃん)です。
前回は私がフランチャイズ展開を決断するまでの葛藤と原点回帰の物語をお伝えしました。
今回は「フランチャイズ本部構築の舞台裏」と題して、完全な素人だった私が知識ゼロの状態からフランチャイズ本部を立ち上げるまでの学びの過程をご紹介します。

書店で見つけた知識の断片

「やるぞ!買取フランチャイズ本部」と意気込んだものの、まず最初に直面したのは自分の無知さでした。
正直言って、私はフランチャイズのフの字も知らなかったんです。
リユース業界では長年経験がありましたが、フランチャイズについては完全な素人。
そこからのスタートでした。

まずは基礎知識を得ようと、書店を訪れて気になる本を数冊購入しました。 その後も足を運ぶたびに関連書籍をチェックし、最終的にはフランチャイズ関係の本を計7冊も集めることになりました。

「フランチャイズ契約の基礎」
「成功するフランチャイズチェーンの作り方」
次々とページをめくっていくうちに、知識は増えていきましたが、何か物足りなさを感じていました。

それは「点」でしかないということ。
知識は増えても、それらが有機的に繋がって「線」になっていないんです。 フランチャイズ本部の立ち上げという具体的な行動に落とし込めない。
そんなもどかしさを感じていました。

YouTubeの海を泳ぐ夜

夜は自宅でYouTubeの関連動画を片っ端から視聴しました。
Notionにメモしながら、いつでも振り返れるようにしました。
読んだ本の内容も同じくNotionに整理していきました(Notion大好き!)

しかし、情報が散らばっている感覚は拭えず、体系化されていないことにもどかしさを感じていました。
「これとこれは繋がってるんや」
「あれとこれは矛盾してるな」
「なんかカテゴライズされてないと気持ち悪い」
と知識の整理と体系化に必死でした。
膨大な情報を前に、「どこから手をつけるべきか」という迷いがありました。

02マスタービルダーの必要性 ー設計の重要性を実感

後戻りできない決断の重み

様々な本やYouTubeから学ぶ中で、一つだけ確実に理解できたことがありました。

「フランチャイズは後戻りできひんな・・・」

一度フランチャイズとして出店し、加盟店を募集し始めると、途中で「やっぱりやめます」とは言えないし、契約の内容を変更することもできません。

私は「ビジネスにおいて設計が非常に重要」と思っています。
設計を間違えるとどれだけ努力しても成果が出ない。
となると、そのフランチャイズの設計をするためにはプロの経験者の力を借りるべきだと考えました。

大きな夢には「マスタービルダー」が必要

大きなプロジェクトを成功させるには、私が「マスタービルダー」と呼ぶプロの経験者をチームに入れることが重要だと思っています。 特にフランチャイズのような複雑な仕組みづくりでは、経験豊富な専門家の知見が不可欠だと感じました。

「自己流で失敗するわけにはいかない」そう思い、フランチャイズ業界の専門家やアドバイザーを探し始めたのです。

「どうすれば本当に良いフランチャイズ本部ができるんだろう?」
「加盟店が成功できるモデルとは?」

そんな疑問を抱きながら、私はプロの知恵を借りる方法を模索していました。

複数人のフランチャイズ専門家とお会いし、話した中で最もこの人と仕事したいと思ったのが、最初のコラムにも登場したフリグマ社の佐々木さんでした。
後述する「相談」のヒントをもらえたのもこの出会いがキッカケです。

意見をもらうためだけに訪れた成増駅

加盟説明資料の中身を、少しだけ

実際の店の月ごとの収支・開業費・研修の中身。数字は資料で公開しています。

加盟説明資料の見本:加盟説明資料の表紙(数字は資料で公開)
加盟説明資料の見本:開業費と5年の総額(数字は資料で公開)
加盟説明資料の見本:店の月ごとの収支(数字は資料で公開)
加盟説明資料の見本:研修とマニュアル(数字は資料で公開)

加盟説明資料の表紙

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03体系的な学びへ ー知識が線になる瞬間

フランチャイズオーガナイザー養成講習との出会い

様々な可能性を探る中で、「フランチャイズオーガナイザー養成講習」
というプログラムの存在を知りました。
(前のコラムにも書きましたが、FC本部づくりに欠かせないので、ここでも書きます)
5ヶ月間にわたる本格的な講座で、フランチャイズ本部の立ち上げに必要な知識を体系的に学べるとのこと。
迷わず参加を決めました。(いや本当は少し悩んだ)

講座では、フランチャイズ本部としてのあり方、組織図、加盟開発、店舗開発、加盟店支援(スーパーバイジング)、法律、金融など、フランチャイズ本部に関わること全てを網羅的に学びました。
何より楽しかったのは、同じくフランチャイズ本部の立ち上げを目指す仲間たちとの出会いでした。

月1回の東京出張は大変でしたが、すでにフランチャイズ本部を展開しているメンバーや、フランチャイズに加盟してしているメンバーをと繋がれたことが何よりの財産になりました。
コミュニティに入るということの重要性を強く実感したのです。

点が線になる体験

講座が進むにつれ、それまでバラバラだった知識の点が、少しずつ線として繋がり始めたのを感じました。

  • 「加盟面談の重要性:オーナー面談は儀式!」
  • 「フランチャイズ契約はなぜこの条項が必要か?」
  • 「ロイヤリティ設計はどう考えるべきか?」
  • 「加盟店の成功を支えるためには何が必要か?」

こうした問いに対する答えが、有機的に繋がり始めました。
本やYouTubeで得た知識の断片が、体系的な理解へと変わっていく感覚は、まるでパズルのピースが次々と埋まっていくようでした。

そして何より貴重だったのは、
実際のフランチャイザー(フランチャイズ本部)や
フランチャイジー(加盟店)の生の声を聞けたことです。
私の周りにはフランチャイズの経験者がいなかったので、彼らの体験談は本当に価値がありました。

・「採用・育成の課題」

・「1店舗あたりの営業利益の基準」

・「集客の苦労」

こうした現場の声を聞くことで、本やYoutubeに掲載されていない実態を知ることができました。
やっぱり1次情報って大事!

完璧主義からの脱却

講座の中で気づいたのは、私が完璧主義を求めすぎていたということです。
始める前から完璧なフランチャイズパッケージを作ろうとしていましたが、それは現実的ではなかったんです。

本部と加盟店の役割を明確に分けることの重要性も学びました。
「この部分は本部の責任」
「この部分は加盟店の裁量」
と明確にしないと、お互いの期待値にズレが生じ、不満につながるのです。

これらの学びは、実際にフランチャイズを始める上で本当に大切な指針となりました。

04ビジネスモデルの進化 ー「相談」というキーワードの発見

専門家との壁打ちから生まれたキーワード

講習や専門家との壁打ちを通じて、一つのキーワードが浮かび上がってきました。 それが「相談」でした。

様々な業界の専門家との対話の中で、このキーワードに出会ったことは大きな転機でした。
「お客様が本当に求めているのは何だろう?」
「我々の強みは何だろう?」
と考え続ける中で、この言葉が心に残りました。

帰りの新幹線での閃き

A4用紙とペンで書くのが1番思考が整理される

東京から大阪への帰りの新幹線の中で、ノートとペンを取り出してビジネスモデルを書き出しました。
ヒントは出たものの、まだ明確には見えていません。

・「顧客のお困りごとは?」

・「自社の強みは?」

・「相談って具体的にどういうことだろう?」

ここからどうやってビジネスモデルを組み立てていくか、頭を悩ませました。
しかし、少なくとも「点」だった知識が「線」になり、そこから「面」へと広がる可能性を感じ始めていました。


身近に「相談」をウリにしているビジネスって結構あるね
世の中には「相談」をビジネスにしている例がたくさんあることに気づきました。
弁護士、税理士、ファイナンシャルプランナー、カウンセラー
みんな「相談」という付加価値を提供しているんです。

「リユース業界でも『相談』という価値が提供できるんじゃないか?」
この気づきが、次のステップへの大きなヒントとなりました。

次なる挑戦へ

これからの課題は明確です。
買取市場は既に飽和状態と言われる中、後発組のリユース相談本舗がどうやって顧客の認知を獲得し、信頼を得ていくか!?

それは「相談」というキーワードを軸に、新しいビジネスモデルを構築していくことだと確信しました。
まだその全容は見えていませんが、確かな手応えを感じています。

05次回予告:ブランド買取店から相談本部へーコンセプト設計の道のり

次回は「ビジネスモデルのアップデートとコンセプト設計」と題して、「相談」というキーワードから生まれた新しいビジネスモデルについてお話しします。 買取店からどのように「リユース相談本舗」へと進化していったのか、そのプロセスと苦労をお伝えします。

具体的には以下のような内容をお届けする予定です

・モノを売りたいの奥にある「整理したい」という本当のニーズ
・朝から晩まで、飛行機の中でもサウナの中でも考え続けた日々

よくある質問

Q.フランチャイズ本部を立ち上げるには何から学べばいいですか?

記事の筆者は、書店でFC関連の本を計7冊集め、YouTubeも視聴しましたが、知識が点のままで線にならなかったと振り返っています。体系的な講座で知識がつながったと説明しています。

Q.フランチャイズオーナーを育てる講習では何を学べますか?

記事では、5ヶ月間の講座で、本部のあり方、組織図、加盟開発、店舗開発、加盟店支援(スーパーバイジング)、法律、金融などを網羅的に学んだと説明しています。

Q.マスタービルダーとは何ですか?

記事の筆者が、大きなプロジェクトを成功させるためにチームに入れたい、プロの経験者をそう呼んでいます。フランチャイズは後戻りできないため、設計に専門家の知見が必要と考えたと説明しています。

Q.リユース相談本舗はなぜ「相談」をキーワードにしたのですか?

講習や専門家との壁打ちの中で「相談」というキーワードが浮かんだと記事では説明しています。弁護士や税理士のように相談を価値にする例に気づき、リユースでも提供できると考えたそうです。

Q.フランチャイズ本部づくりで学んだ本部と加盟店の役割分担とは?

記事では、本部の責任と加盟店の裁量を明確に分けないと、期待値のズレが生じて不満につながると学んだと説明しています。

加盟説明資料で、数字を全部見せています

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玉城 貴也

この記事を書いた人

玉城 貴也

リユース相談本舗 代表(株式会社ビープライス)

リユース業界に携わって18年。買取の会社で店長・エリアマネージャー・事業部の責任者を20代で経験し、2011年に株式会社ビープライスを設立。リユース相談本舗を全国へ展開中。保有資格:家財整理アドバイザー。

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