【第11話】買取ウェブサイトの限界と刷新の意思決定
- Web集客への依存というリスクが現実に
- 社会的使命に合わせたブランド統一の決断
- 設計の重要性とチーム力を活かした開発体制
- 内製化による強みと今後への期待
Web集客への依存というリスクが現実に
我々の強みはインターネットを活用としたWeb集客です。
これまでビープライスとして長年事業を続けてきた中で、ウェブサイトからの集客は非常に安定した収益源でした。
しかし同時に、事業リスクもWeb集客にあることを理解していました。
そのリスクが現実のものとなったのが、Googleの定期的なアップデートです。
検索エンジンのアルゴリズムが変更されるたびに、それまで上位表示されていたページが圏外に飛ばされることがあります。
私たちも、そのアップデートに飲み込まれてアクセス数が減ってきていました。
特に2024年後半から2025年前半にかけて、複数回のアップデートによって、主力キーワードでの順位が大幅に下落しました。
Web集客の光と影
ビープライスの買取サイト
Web集客の最大のメリットは、効率性と拡張性です。
一度仕組みを構築すれば、24時間365日、自動的に見込み客を獲得し続けることができます。
また、データを分析することで、改善点を特定し、効果を最大化することも可能です。
しかし、その反面、プラットフォーム依存というリスクがあります。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンの方針変更によって、一夜にして集客力を失う可能性があるのです。
これは、Web集客に特化した事業者にとって、常に付きまとうリスクでした。
買取サイトはコチラ:https://beprice.jp/
社会的使命に合わせたブランド統一の決断
リユース相談本舗の新Webサイトのモック:もちろんスマホファーストで作成
本部運営の買取店「ビープライス」は、今まで買取だけのビジネスモデルでした。
しかし、「不用品の整理でお困りの方を0にする」という社会的使命を掲げる中で、ウェブサイトのリニューアルを意思決定しました。
そして、大きな決断をしました。
ビープライスという今まで愛着のある屋号を捨てて、全てリユース相談本舗に一新することにしたのです。
これは「大きな意思決定」と言われることがありますが、
私はサクッと決められた感があります。
屋号変更の理由
理由は明確でした。
不用品の相談=「リユース相談本舗」を浸透させたいからです。
お客様にとって分かりやすく、覚えやすいブランド名にすることで、認知度向上と信頼性確保を図りたかったのです。
名称が2つあるとリソースが分散します。
マーケティング予算、スタッフの工数、コンテンツ制作など、限られたリソースを効率的に活用するためには、集中させることが重要でした。
ビープライスには確かに愛着がありました。
長年事業を続けてきた中で、多くのお客様との思い出もあります。
しかし、より大きな社会的使命を果たすためには、個人的な感情よりも戦略的な判断を優先する必要があったのです。
ブランディングの基礎となるコンセプト統一
ビープライスは長年事業をやってきたので、コンセプトがバラバラになってしまっていました。
デザインのトンマナや表現したい言葉・単語がバラバラになっていたのです。それを統一するのが、リユース相談本舗のコンセプトでした。
リユース相談本舗のコンセプトがしっかりと定まっていたおかげで、ディレクター、デザイナー、エンジニア、ライターなどの思いや考えを統一することができたと思っています。
全てのクリエイティブワークが、一つの方向性に向かって進むことができたのです。
今思えば、これがブランディングの礎なんだなと実感しています。
設計の重要性とチーム力を活かした開発体制
今ではコンセプトの重要性を理解していますが、当時は戦略の方が重要だと思っていました。
もちろん戦略は重要ですが、コンセプトの方が上位概念だなと今は理解しています。
戦略は「どうやるか」を決めるものですが、コンセプトは「何のためにやるか」を決めるものです。
ウェブサイトも、全て設計が一番大事です。というか、事業って全て設計が大事ですよね。
ここがバラけてしまうと、どんな小手先のテクニックを使ったとしても満足感は低く、その都度フルリニューアルを手掛けたくなってしまいます。
段階的な設計プロセス
まずは事業のコンセプト設計を作り出し、メンバーに共有しました。
そこから商品の設計、集客の設計へと続き、集客設計の一部がウェブサイトという流れです。この順序を間違えると、根本的な問題を抱えたサイトになってしまいます。
そして、ウェブサイトにも独自の設計が必要でした。
ここは大枠は私が考えて、細部は私よりもこの領域に最も強いマーケティング責任者の真本(サナモト)が考えてくれました。
彼の専門知識と経験により、ユーザビリティとコンバージョン率の両方を最適化できる設計を実現できると思っています。
綿密な認識合わせプロセス
毎週2回、2時間ほどのミーティングを繰り返し、少しずつすり合わせをしながら認識を合致させていきました。
この過程は時間がかかりましたが、非常に重要でした。
認識一致さえすれば、その後のミーティング回数も減り、完成まで一直線に進むことができるからです。
ミーティングでは、単にタスクの進捗確認をするだけでなく、「お客さんのお困り事って何なんだろう?」「我々が解決できることって何なんだろう」といった本質的な議論を重ねました。
表面的な合意ではなく、深いレベルでの理解共有を図ったのです。
マーケティングチームは本当に優秀
デザイン、コーディング、プログラミングは、もともと出品スタッフだった女性スタッフが担当してくれました。
もともと芸大出身ということで高いデザインスキルがあったのですが、出品スタッフとして働いていました。
ある時、「デザインの仕事がしたいです」と相談され、販促物などをお願いするようになりました。
そこから「Webデザインがしたいです」と相談され、Webページまでできるようになりました。
さらに、そこから自力でHTML、CSSはもちろん、PHPなど自学でやってくれています。
いやいや、「どんだけスキル高いねん!!」
尊敬の念しかないんです。
外部に委託するよりも、事業の本質を理解している内部スタッフが制作することで、より質の高いサイトを作ることができました。
本部にこのマーケティングチームがいるだけでフランチャイズ加盟してもらえるメリットがあると思っています!
独自ブランドでこのチームを組成するのってお金かければ出来るってもんじゃないと思っています。
内製化による強みと今後への期待
3ヶ月間の集中開発
実装には約3ヶ月を予定しています。
デザインからコーディングまで全て内製化です。(一部外注している部分あり)
アーリーステージのフランチャイズではありますが、なかなか強力なマーケティングチームを持っているとの自負があります。
リリース予定と今後の展望
ウェブサイトのリリースは2025年7月15日予定です。
少しでも「不用品にお困り」の方に届くように、マーケティング活動に注力していきます。
新しいサイトでは、リユース相談本舗のコンセプトが明確に表現され、お客様にとって分かりやすい構成になっています。
また、フランチャイズ加盟希望者向けのコンテンツも充実させ、事業拡大にもつなげていく予定です。
現実的な期待値と長期的視点
とはいえ、すぐに結果が出ないということは理解しています。
新しいサイトが検索エンジンに評価され、上位表示されるまでには時間がかかります。しっかりと丁寧に育てていく必要があります。
しかし、今回のリニューアルで構築した基盤は、長期的な成長を支える強固なものです。コンセプトが明確で、ユーザビリティが高く、継続的な改善が可能な仕組みを作ることができました。
Web集客リスクへの対応
今回のリニューアルにより、単一のキーワードや手法に依存するリスクも軽減できました。様々なコンテンツを通じて、多様なキーワードでの流入を狙えるようになったからです。
また、YouTube、SNS、ポータルサイトなど、他のチャネルとの連携も強化出来るように企画、設計しました。
社会的使命の実現に向けて
最終的に、このウェブサイトリニューアルは、「不用品でお困りの方を0にする」という社会的使命の実現に向けた重要な一歩です。より多くの方にリユース相談本舗を知っていただき、困っている方に適切なサービスを提供することが目標です。
技術的な改善だけでなく、社会的インパクトの創出を目指した取り組みであることを忘れずに、今後も改善を続けていきたいと思います。
リユース相談本舗
フランチャイズ
相談から始まり買取、
お片付け・実家じまいまでを一貫対応
高齢化が進み、2030年には3人に1人が65歳以上という時代。 急増する空き家問題、実家の管理、片づけのニーズは年々拡大しています。 そんな社会課題に真正面から応えるのが「リユース相談本舗」の新モデル。 これから成長するマーケットで、 “買取だけでは終わらない” 新しい価値を一緒に広げませんか?
