ルイヴィトン｜ヴェルニの廃盤含むカラーバリエーションと種類
ルイヴィトンのヴェルニ（正式名称：モノグラムヴェルニライン）は1998年にデザイナーのマークジェイコブスが生み出した、モノグラム・ダミエ・エピに並ぶルイヴィトンの定番とも呼べるライン。フランス語でヴェルニは「エナメル」を意味し、エナメル加工を施したカーフスキンにモノグラムを型押しした素材で、光を反射しキラキラと輝き、艶やかさと色鮮やかさが特徴のラインです。
- ヴェルニの登場は1998年
- ヴェルニのカラーバリエーション
- 人気の高いヴェルニカラーはどれ？
- ヴェルニの派生ライン
- ヴェルニラインの人気アイテム
- ヴェルニ素材を長持ちさせるコツ
- その他のヴィトンライン別まとめ記事
ヴェルニの登場は1998年
ルイヴィトンのヴェルニラインは1998年に当時のデザイナーであるマークジェイコブスの手によって生まれました。これまでカーフレザーを生かしたラインのモノグラム・ダミエといったシックなブラウンカラーの製品が代表的である中、 新しい素材の組み合わせとしてカーフレザーにエナメルコーティングを施し、まるで色とりどりの宝石のような美しいラインとして爆発的な人気を博しました。
ヴェルニは廃盤？現在でも購入できる？
勘違いされている方も多いのですが、ヴェルニラインは2023年時点で廃盤ラインではありません。
モノグラムヴェルニ レザーを使用したアイテムとして「ジッピーウォレット(財布)」「ジッピーコイン パース(コインケース)」「ミュルティクレ４(キーケース)」などが新作として販売されていました。
多くの方が「廃盤になってしまったかも」と思う要因の一つは、1998年の登場から2015年頃まで毎年のように新色の発表がありましたが、2016年にクルーズコレクションのジャングルドットが登場して以降、ぱったりと新色の登場がなくなってしまったからでしょう。
ですが新色発表の頻度が少なくなっただけで、2023年にはお餅のようなふんわりとしたピンク色の「Mochi Pink」と、青りんご味のグミのような「Gummy Apple」などが登場し、カラフルなヴェルニラインの魅力を十分に感じることができます。
ヴェルニラインは今後クルーズコレクションの素材としてや、限定的なアイテムの販売として登場するかもしれませんので、ヴェルニファンの方はルイヴィトン公式情報をお見逃しなく。
ヴェルニのカラーバリエーション
ホワイト・ベージュ・シルバー
ピンク
レッド
パープル・ブラック
ブルー
ブラウン
グリーン
イエロー・オレンジ・ゴールド
その他コレクション
人気の高いヴェルニカラーはどれ？
ヴェルニは廃盤カラーも含めて60種類ほどありますが、中でも赤系・紫系・ベージュ系のカラーの人気が高かった傾向にあります。
特に2007年に登場した「アマラント」と「ポムダムール」は爆発的な人気となり、入荷されてもすぐ売り切れとなってしまうような状況でした。10年以上経った今でもブランド買取店への持ち込みは多く、当時の人気が伺えます。
その後、「ポムダムール」に似た赤色で「スリーズ」が2014年に登場し、こちらも同じく人気がありました。どちらも非常によく似た赤色で間違われやすいのですが、見比べた際に比較的鮮やかなのがポムダムール、少し暗いのがスリーズです。
その他、上品なピンクの「ローズバレリーヌ」や、華やかな紫色の「アメジスト」、どんなシーンでも使いやすい薄茶色の「デュンヌ」などが人気でした。
どちらかというと濃い色への人気が高く、これはヴェルニは退色や変色を起こしやすい特性があったため、お手入れを怠ると白色だったものが黄色っぽくなってしまうなど、淡い色のヴェルニは取り扱いが難しかったためです。
ヴェルニの派生ライン
1998年発表。ヴェルニ素材に花モチーフを付けたライン・ベルトやブレスレットなども展開。
2000年発表。パステルカラーの配色がやさしい印象のライン。
2000年発表。人気のヴェルニ素材にダミエ柄を乗せた、シックで高級感あふれるライン。
2002年クリスマス限定ラインのレアアイテム。
2016年クルーズライン。左がモノグラム柄のジャングルドットで、右がヴェルニのジャングルドット。
ヴェルニラインの人気アイテム
ルイヴィトン ヴェルニの人気バッグ
アマラント
M91678
ベージュ
M91004
ルージュグルナディーヌ
M91723
ペルル
M91374
ヴェルニのバッグはハンドバッグタイプのものが多く、発売当時は特にパーティーシーンで使われるような小ぶりのバッグが人気でした。その後アルマの人気が高まったことによりデイリーユースバッグへの展開が増え、通勤で使えるようなブレアMMやロックイットPMといった大き目のバッグが活躍します。
ルイヴィトン ヴェルニの人気財布・小物
アメジスト
M90150
Gummy Apple
M81892
フランボワーズ
M9142F
シトリン
M90147
定番の長財布であるポルトフォイユサラはもちろんのこと、コンパクトに持ち歩けるコインケースや二つ折り財布などの人気が高く、特に宝石のような輝きがあるヴェルニは「バッグでは目立って恥ずかしいけど小物なら」といったニーズを押さえつつ、モノグラムやダミエのように主張しすぎないアイテムとして多くの女性に支持されてきました。
ヴェルニ素材を長持ちさせるコツ
ヴェルニラインは変色に注意
ヴェルニは室内のナイトパーティといった華やかな場所で使われることを想定したラインと言われていました。その為、素材の特性として日光（紫外線）に弱く、長時間光に当たってしまうと変色してしまいます。
特にペルルやローズバレリーヌといった淡い色の場合、黄色っぽく変色してしまい、元の色との差が大きく感じるようになってしまいます。
多少の街歩きなどでは大きな変色は起こりませんが、日常的に外出バッグとして使っているとダメージが蓄積され、段々と変色・退色が進む恐れがありますので、注意してください。
色移りに要注意
ヴェルニのお財布などをバッグの中に入れっぱなしにしていると、雑誌の表紙やレシートなどの印刷部分がヴェルニに色移りしてしまうことが多々あります。
ヴェルニ素材は非常に繊細なため、バッグや財布、キーケースなどは使用後に保管場所を決めておくなどして、何かに接触させたまま放置しないよう気を付けましょう。
高温多湿な日本では湿気に注意！
もうひとつ、ヴェルニは湿気にも非常に弱い素材であるといえます。ルイヴィトン製品が生み出されるヨーロッパでは夏でも湿度が低めで、日本のようにジメジメ・蒸し蒸しとした不快な気候ではないため、日本よりも湿気を感じることの少ない環境です。
ヨーロッパの気候をベースに作られているルイヴィトン製品は、湿気の多い日本でお手入れを怠ると、内張りがべたついたり素材が波打つなどの劣化がみられ、特にヴェルニ製品は表面がシールの接着面のようにべたべたになってしまうこともあります。
このようなダメージを防ぐには、定期的に風通しの良い場所で乾燥させたり、長期間使わない場合は乾燥剤を入れて収納するなどして、保管中の劣化にも気を配る必要があります。
ビープライスでは変色・色褪せ・色移り・べたつき等のダメージがあるお品物でも喜んでお買取させていただいております。さらに、ルイヴィトンのバッグであればハンドルがちぎれるなどの使用不能となってしまったお品物でも、最低買取価格3,000円を保証。他店では断られてしまった・買取価格が数百円になってしまったお品物は、是非ビープライスにお持ちください。
その他のヴィトンライン別まとめ記事
関連記事
おすすめ記事
