デビアス社がダイヤモンド市場を支配する3つの理由

デビアス社がダイヤモンド市場を支配する3つの理由

ダイヤモンドをお探しの際に、「デビアス」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。

「デビアスって何?」
「デビアス社のダイヤモンドはどこがいいの?」

と気になる方へ、デビアス社の歴史やダイヤモンド市場における功績、デビアスのダイヤモンドのクオリティまで詳しくご紹介します。

デビアス社とは?

デビアス社とは、南アフリカ共和国発祥でイギリスに本社を置く企業です。19世紀末に設立され、ダイヤモンドの採掘・加工・流通などをおこなってきました。

デビアス社の存在は、ダイヤモンド産業の発展と強く関わっており、ダイヤモンドの希少価値や地位を高めてきました。

デビアス社は、現在アングロ・アメリカンの子会社です。デビアスという名前の意味は、現在の南アフリカ共和国にある農場の名前に由来しています。

理由①デビアス社はダイヤのマーケティングに成功

現在、ダイヤモンドといえば、婚約指輪や結婚指輪に使われる結婚の象徴ともなっている宝石ですよね。

「ダイヤモンドといえば結婚」という概念を定着させたのは、実はデビアス社のマーケティングの功績です。

デビアス社は第二次世界大戦以前からダイヤモンドの宣伝を始めました。

デビアス社はイギリス王室にダイヤモンドを献上したり、さまざまな著名人やメディアを使ってダイヤモンドのイメージを作り上げます。

例えば、「ダイヤモンドは永遠の輝き」や「婚約指輪は給料の3ヵ月分」という誰もが一度は聞いたことがあるフレーズや常識を広めたのもデビアス社です。

理由②デビアスグループがダイヤモンドを一元管理

デビアスグループはダイヤモンドの採掘から販売まで一元管理することでその価値を守ってきました。

1900年代にダイヤモンドは、世界各地で鉱山が発見され、原石は需要に対し生産過剰となってしまいます。

生産過剰となったダイヤモンドの価値は大きく落ちてしまいました。そこでデビアス社は3つの団体を設立し、ダイヤモンドの生産から販売まで一元管理することでその価値を回復させます。

・ダイヤモンド生産組合(DPA)・・・ダイヤモンドの採掘を担い、原石の生産量を調整。
・ダイヤモンド貿易会(DTC)・・・DPAが生産したダイヤモンドをすべて買い上げ、ダイヤモンド原石の販売をおこなう。
・中央販売機構(CSO)・・・ダイヤモンドを卸す。

理由③デビアス社のダイヤモンドはハイクオリティ

デビアス社はダイヤモンドの地位と歴史を作り上げてきただけでなく、ハイクオリティなダイヤモンドの生産にも力を入れてきました。デビアス社のこだわり抜いたダイヤモンドの特徴をご紹介します。

4Cを超えた芸術的な美しさ

ダイヤモンドの価値を測る基準としては、米国宝石学会(GIA)によって定められた4Cが有名です。

この4Cを広めたのはデビアス社の広告でした。デビアス社でも4Cの基準は重要視されています。

しかし、デビアス社は4Cだけではなく、さらなるカッティングの美しさを測る独自の基準として以下の3つの要素を定めています。

・Fire・・・ダイヤモンドの内部に見える虹
・Life・・・ダイヤモンドを動かしたときのきらめき
・Brilliance・・・ダイヤモンドを正面から見たときの反射光

グループ会社が鑑定・保証

カッティングにこだわるデビアス社は、ダイヤモンドの鑑定や保証にも力を入れています。デビアスグループ会社のIIDGRは、ダイヤモンドの専門研究機関です。

ここでは、デビアスのダイヤモンドを購入すると付いてくる鑑定カードを発行しています。

カードには、4Cの評価やカッティングの図だけでなく、ダイヤモンドについて詳しく知ることができる寸法や内包物の位置まで記載されています。

0.2カラット以上のダイヤに刻印されているのは、目には見えない「デビアスマーク」です。

他にも、「アイリス」と呼ばれる装置を使うことで光のシルエットが可視化されるなど、デビアス社はさまざまな独自の技術を持っています。

エシカルなダイヤモンド

デビアス社のこだわりは、ダイヤモンドの生産や流通方法にまでおよびます。デビアス社のダイヤモンドはエシカルなダイヤモンドです。

エシカルとは、「倫理的な」という意味で、デビアス社ではダイヤモンドの生産や流通が清く正しいことを証明しています。

例えば、近年ダイヤモンドは紛争の資金源となっていることが問題視されていますが、デビアス社のダイヤモンドは、紛争とは無縁であることを保証しています。

他にもデビアス社のダイヤモンドは、自然環境や野生動物の保護などにも貢献しています。

近年人工ダイヤも発表

デビアス社はライトボックス(Lightbox)と呼ばれる人工ダイヤモンドのブランドを発表したことでも話題になりました。

高品質なダイヤモンドを提供してきたデビアス社が低価格の人工ダイヤモンドを発表したことには賛否両論があります。

新たなビジネスチャンスととらえる小売店もあれば、ダイヤモンドビジネスに悪影響を及ぼすと考える小売店もあります。

ライトボックスが目指すのは、気軽に買えるダイヤモンドです。普段自分のために買うダイヤモンドは安くて手軽に買える人工ダイヤを選ぶという女性も多いかもしれませんよね。

ライトボックスのカラーは、ホワイト、ブルー、ピンクの3色です。天然の場合とても高額なカラーダイヤモンドを手軽に楽しむことができます。

価格は大きさに関わらず、1カラットあたり800ドルととてもお手頃です。

まとめ

ダイヤモンドの採掘から販売まで手掛けるデビアスグループは、ダイヤモンドの歴史のなかでも重要な役割を果たしてきました。

結婚の象徴としてダイヤモンドが贈られるようになったのは、デビアス社のマーケティングによるものです。

デビアスグループは、採掘から販売までグループ間で一元管理することによって、ダイヤモンド価値を保ち市場を独占してきました。

デビアス社がダイヤモンド市場において大きな意味を持っていた理由は他にもあります。デビアス社は、基準や鑑定方法にもこだわりを持ち、ハイクオリティなダイヤモンドを作ってきました。

エシカルなダイヤモンドや人工ダイヤモンドも発表するなど、デビアス社の新たな取り組みにも注目が集まっています。

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