オメガ名鑑|時計モデル名の種類一覧
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オメガにはスピードマスターやシーマスターなど多くのモデルが存在します。
名前は知っていても、それぞれモデルごとの関係性や分類までは知らないといった方もいらっしゃいますので、これまでにどんなモデルが発表されてきたのかを一覧にまとめました。
- オメガ人気シリーズモデル一覧
- コンステレーション
- シーマスター
- スピードマスター
- デヴィル
- オメガアンティーク時計の位置付け
- オメガとオリンピックの関係
オメガ人気シリーズモデル一覧
コンステレーション
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オメガのコンステレーション(constellation)は英語で「星座」を意味し、オメガ初の自動巻き腕時計として生まれました。その年に行われた時計の精度を競う「天文台コンクール」で高く評価されたことから、正確性や精度の高さを認められた最高峰の時計として60年以上愛されています。
このように星に縁があるコンステレーションはモデルシンボルとして文字盤6時方向に星モチーフが配置されていることや、裏蓋にジュネーブ天文台が描かれているなど時間と星を結びつけたモデルであり、そのデザイン性からオメガのドレスウォッチとして君臨しています。
その他、3時・9時のベゼル部分に「4つの爪」があることや、12時・6時にはハーフムーンカットが施されていることがコンステレーションの外見的な特徴と言えるでしょう。
オメガのコンステレーションは高精度時計のカリスマ|意味や評価
グローブマスター
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グローブマスターはコンステレーションの一部に分類され、初代コンステレーションを現代に復刻させたオメガの新しいコレクションです。
一番の特徴は立体的な12角形に盛り上がった文字盤。初代コンステレーションはムーヴメントの仕様から文字盤に厚みが必要だったためデザイン性との両立をさせた結果このような形になったと言われておりましたが、1950年代ごろに行われた改良により文字盤をフラットにすることに成功、現在までのモデルで採用されていました。
2015年に初代コンステレーションを復刻させる動きとなり、誕生したのがグローブマスター。
コンステレーションの歴史を感じさせるモデルで、そのドレッシーさやクラシカル感が人気となりました。
外見的な特徴は先に挙げた12角形の文字盤の他に、コンステレーションの象徴でもある6時の星、裏蓋の天文台が挙げられます。
シーマスター
シーマスターは「ダイバーズウォッチ」とも呼ばれ、水中でも使用できる優れた防水性、退色や劣化に強い耐久性のある腕時計です。
シーマスターにはアクアテラ・プラネットオーシャン・ヘリテージモデルなど様々な名前を持つモデルがありますが、どのモデルも防水機能を持っており、またアクアテラ150Mといったようにモデル名と水深が併記されていることで、その性能がわかりやすくなっています。
基本的にはアクアテラ150M・ダイバー300M・プラネットオーシャン600Mと防水性が上がり、プラネットオーシャンに至っては6000Mの世界的新記録の防水性能を持つ特別なモデルも存在しています。
アクアテラ
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オメガの腕時計の中でもトップの人気を誇るシーマスターアクアテラは、ダイバーズウォッチの中でもドレッシーなシリーズです。
スポーツウォッチの派生ながらダイビングベゼルを廃止し、その精錬されたケースデザインやシンプルな文字盤、文句なしの防水性能が日常に溶け込みやすく、ビジネスシーンにも使えるオメガとして不動の地位を確立しました。
シーマスターアクアテラは2002年に登場後はその完成度の高さから「永遠の定番」と称されており、多くの著名人・芸能人が愛用していると有名です。特に人気なのが標準的な日本人男性の腕にぴったりな38MMサイズや映画「007 スペクター」を記念として発売された007モデルが挙げられます。
シーマスターアクアテラはその名が示すように、甲板のウッドデッキをイメージしたストライプの文字盤が使われていたり裏蓋には波をイメージした箇所があるなど、「海」への関わりが非常に深い時計です。
ダイバー
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1993年に登場したダイバー300Mシリーズは、当時「シーマスタープロフェッショナル」という潜水士やダイバーたちに向けたプロ仕様のコレクションでした。その後ダイバー300Mと名前を変え、現在に至るまで本格的なダイバーズウォッチとしてアイコニックな位置付けとなっています。
300Mもの防水性能は日常使いとしてオーバースペックではありますが、機密性が高く内部の構造をしっかり守る点では有り難い機能です。
同じく日常使いでは不必要なヘリウムエスケープバルブ(10時位置にあるバルブを解放して内部のヘリウムガスを抜くことで、内部膨張などの破損を防ぐ仕組み)や、ストップウォッチ機能も搭載しているモデルもあります。
外見的な特徴といえば、波状にデザインされた文字盤や、水中でも見やすいように視認性を重視した太い針とインデックス。そしてスポーツウォッチたらしめる、インパクトある逆回転防止機構のダイビングベゼルが、ダイバー300Mを形成する要素となっているのです。
プラネットオーシャン
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2005年にシーマスターの上位互換として登場したプラネットオーシャンは、世界中のダイバーズウォッチの中でもハイスペックな性能を備えており、その防水性は深海600Mにも耐えることのできる時計です。
これまでのシーマスターシリーズは海を連想させる青や深緑といったカラーが多く使われていましたが、プラネットオーシャンはオレンジの配色が採用されるなど、一味違ったシーマスターとして注目されています。
また、2022年大きな話題となったシーマスタープラネットーシャン「ウルトラディープ」の登場。このモデルは、人間が到達できない深さ6000Mの深海の水圧にも耐えるスペックを持つ時計として鮮烈なデビューを果たしました。
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ヘリテージモデル
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ヘリテージとは「伝統・伝承・継承物」という意味で、オメガの伝統と遺伝子を現代に受け継ぐモデルが揃ったヘリテージシリーズ。
シーマスター300・レイルマスター・プロプロフ 1200M・ブルヘッド・シーマスター 1948などがシーマスターのヘリテージモデルに分類されており、ブロンズ×ゴールドの配色や戦後のオリジナルデザインを復刻させたドーム型ダイヤル
など、ヴィンテージ感溢れるテイストが魅力的です。
レイルマスター
レイルマスターは、シーマスター・スピードマスターに次ぐ、プロフェッショナルウォッチの一つとして誕生しました。その名前が表すように、シーマスターは海に深く関わりがあるプロダイバー達の時計であり、スピードマスターはレーシングドライバーなどに向けた堅牢さと高い視認性を誇る時計、そしてレイルマスターは鉄道関係者や科学者に向けた、耐磁性を備えた時計であるという特色を持っています。
レイルマスターは一旦製造が終了してしまいますが、2000年過ぎから段階を経て復刻を果たし、2017年にヘリテージモデルとしてレイルマスターが完全に復活したのです。
スピードマスター
ムーンウォッチプロフェッショナル
![オメガスピードマスタームーンウォッチについて](https://beprice.jp/wp-oldnet.beprice.jp/wp-content/uploads/2022/05/2eef23e7ff3c0ec399f4c5155987d3e2.jpg)
スピードマスターはオメガのアイコン的シリーズモデルです。一般的にスピードマスターと言えば「ムーンウォッチ プロフェッショナル」のことを指し、人類初の月面着陸に成功した時計として世界的に人気を集めるモデルです。
宇宙という過酷な環境でも使用可能でまたあのNASAも認める耐久性の高さ、オリンピックの公式時計として活躍できる精度の高さからブランド時計の中でも群を抜いて優れた腕時計といえます。
そんな多くの有名エピソードを持っているスピードマスターですが、魅力はそれだけではありません。スピードマスターはデザインの種類が豊富で、さらに他のブランドよりもコストパフォーマンスがよく、手が届きやすいブランド時計としても支持されています。
ヘリテージモデル
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シーマスター同様に、スピードマスターにもヘリテージモデルがあります。
1957年から始まった長い歴史の中で、ひたすらに進化を続けてきたスピードマスター。その初代デザインを復刻したモデルや、歴史を反映させた記念モデルといった、ヴィンテージディティールを感じられるモデルが揃っているのがヘリテージモデルです。
スピードマスターのヘリテージモデルにはキャリバー321、記念モデル、スピードマスター ʼ57、マークIIなどが分類されます。
スピードマスター57
革新的なコレクションの一環としてスピードマスター57が登場。
1957年に発表された初代モデルのデザインを取り入れ、最新のコーアクシャルを搭載して現代に復刻させたコレクションモデルです。
ダークサイド オブ ザ ムーン
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2013年に登場してから注目を集めている、スピードマスターダーク サイド オブ ザ ムーン。月面着陸を果たしたスピードマスタームーンウォッチを再解釈し、月の裏側(ダーク サイド オブ ザ ムーン)を神秘的に表現した時計です。
ブラック・グレー・ホワイトカラーのボディにポリッシュ仕上げやサテン仕上げといった加工が施されおり、これらはクレーターの影、月面の大地、神秘的な月の夜光、地球からは見ることが叶わない月の裏側といった情景を感じさせてくれます。
スピードマスター 38MM
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スピードマスターの本質はそのままに、ケースサイズやカラーに重きをおいてデザインされたのがこのスピードマスター38MMシリーズです。
従来のスピードマスターはケースサイズ42mmが基本であったため、プロフェッショナルウォッチ特有の厚みも相まって「ゴツい時計」の印象が拭えなかったのですが、サイズ感やカラーを重視し、ケースサイズを38mmにすることでコンパクトでシンプルな時計として生まれ変わったのが、このスピードマスター38MM。
クラシカルな印象をもたらすローズゴールド合金「セドナゴールド」が使われたケースに、「カプチーノダイヤル」や「トープブラウン」のレザーストラップが採用されるなど、特徴的なカラーバランスの時計として高い人気を誇っています。
2カウンター
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基本は3つのインダイヤルのところ、2つのインダイヤルを採用としたモデルの「スピードマスター2カウンター」。
クロノスコープ、レーシング、ムーンフェイズモデルなどが分類され、特に月と密接な関係を持つオメガにふさわしい機能の一つ、月の移り変わりを表示させる「ムーンフェイズ」を搭載したモデルは特徴的なウォッチとなっています。
スカイウォーカー
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宇宙飛行士とパイロットのために作られたモデルのスカイウォーカー。
一目でスカイウォーカーとわかるアナログデジタル式を採用し、耐久性はもちろんのこと、高精度の温度補正機能や3つのタイムゾーン表示、打ち上げ後経過時間といった最新の技術を搭載し、宇宙に縁のあるオメガらしく宇宙飛行士にとって理想的なモデルです。
デヴィル
レディマティック
![オメガ時計デヴィルレディマティック](https://beprice.jp/wp-oldnet.beprice.jp/wp-content/uploads/2022/06/4faf00506b4cd82402249b1de63c025a.jpg)
1955年に最初のレディマティックが登場し、当時のスタイルを継承して現代に蘇りました。これまで男性向けモデルを数々生み出してきたオメガが作った、初の自動巻きレディースウォッチです。
レディマティックはジュエリー感覚で付けられるよう、丸みや曲線を基調としたデザインで、シェル文字盤やインデックスにダイヤモンドをあしらったモデルがあります。
トレゾア
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トレゾアは男性と女性に向けたウォッチモデル。ワインレッドやダークグリーン、ネイビーといったクラシカルなカラーで展開されており、シャープに納められたローマ数字インデックスやバーインデックスも相まって、洗練された都会の雰囲気を纏うコレクションとなっています。
また、ケースサイズ26mmのミニトレゾアも登場。白磁器のような配色とモチーフが配置され、リューズや裏蓋といった細部にもこだわったモデルとなっています。
プレステージ
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オメガの中でも人気のドレスウォッチであるプレステージ。シーマスター・スピードマスターといった、スポーツウォッチやプロフェッショナル系の時計の名前が広く知られていますが、プレステージはビジネスシーンに使いやすいと長く親しまれているモデルです。
女性用・男性用ともにラインナップされており、ペアで使う方も多く、多彩なカラー・多様なモデルから好みの組み合わせを選べるプレステージは、メタルブレスにするか革ベルトにするかなど、ライフスタイルに合わせて自分好みの1本を探し出せるのが魅力です。
プレステージとは名声や威光、敬意といった意味を持ちますが、尖ったデザインではないため「さりげなく袖から覗かせる成功者の証」という風格を感じる時計です。
トゥールビヨン
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トゥールビヨンとは渦の意味を持ち、文字盤の中心から覗くことのできるキャリッジが特徴的で、他の時計にはない魅力が詰まったモデルと言えます。
トゥールビヨンは重力の影響を受けず、高い精度を誇る特殊なウォッチ。優れた時計技術を持った職人が作る、精密さと堅牢さを備えた機構であり、シースルーバックからその美しいムーブメントを眺めることができます。
オメガアンティーク時計の位置付け
オメガのアンティーク時計は非常に人気です。
一般的にアンティーク時計と呼ばれるものは1960年〜1980年代に製造された時計とされます。
特にオメガは優れた時計製造技術を有しており、数十年経った今でもしっかりメンテナンスをしていれば稼働するという耐久性と、長い歴史を刻むブランドだから感じられるデザインの移り変わりを楽しむことができます。
そして何と言っても、アンティークウォッチの魅力は現代主流の時計にはないヴィンテージ感。そこには当時の流行りを反映させたデザイン性があり、月日を重ねるごとに蓄積された小傷や日焼けといった「持ち主の歴史」がプラスされます。
コンステレーションやシーマスター、スピードマスターなど、発売当時のモデルが「ヘリテージモデル」として蘇ることがありますが、最新モデルのそれらでは出せない味が、アンティークウォッチにはあるのです。
オメガとオリンピックの関係
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オリンピックの中継画像の中で、結果タイムが映し出された際にオメガのロゴを見かけたことはありませんか?
実は1932年以来、オリンピックでのオフィシャルタイムキーパーとしてオメガが選ばれています。
コンマ何秒というタイムを競うスポーツの世界で、緻密で精度の高い時間を記録する。この重要な役割を数ある時計ブランドの中から選ばれていることは、世界で認められた性能を持つオメガだからこそです。
例えば2022北京大会では、フィギュアスケートの演技をリンク周辺に設置したカメラが捉え、ジャンプの高さや対空時間、飛距離などをリアルタイムで計測できるなど、革新的な機器を導入されました。
オリンピック限定ウォッチ
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オメガはスポーツにおける計測機器だけでなく、これまでに何度もオリンピック開催を記念したスペシャルウォッチを発売してきました。2021年には「東京2020 スペシャル エディション」が発売され、公式エンブレムの青と赤の配色と幾何学模様が採用された、インパクトある時計が話題となりました。