【2022年新作】オメガのウルトラディープの偉業と3つの驚異
- マリアナ海溝の海底へ|ウルトラディープの偉業
- 初代モデルを製品化|ウルトラディープの驚異
- ウルトラディープの7種のモデル
- まとめ
オメガの2022年新作である「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ」をご存じでしょうか?
「オメガの新作ってどのような時計?」
「ウルトラディープの性能を知りたい」
「ウルトラディープのコレクションを知りたい」
などと気になっている方へ、ウルトラディープの偉業・驚異・コレクションについて詳しくご紹介いたします。
マリアナ海溝の海底へ|ウルトラディープの偉業
オメガの新作である「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ」の最大の特徴は6,000m防水です。通常の時計の防水機能は100m〜200mであり、深海のダイビング用であっても200m〜1,000mほどの防水となっています。
6,000mは人間が潜れる深さではありません。オメガはなぜ、このようなオーバースペックの時計を作ったのでしょうか?
ウルトラディープが作られたきっかけは、マリアナ海溝の海底を目指す挑戦でした。
マリアナ海溝とは
マリアナ海溝とは、北西太平洋に位置する世界一深い海溝です。マリアナ海溝の深さは、日本を含むさまざまな国が20世紀から測量をおこなってきました。
マリアナ海溝の最深部であるチャレンジャー海淵は、さまざまな測量値が出されてきましたが、1993年にアメリカと日本の測量値をもとに10,920±10mと確定しました。
オメガのマリアナ海溝の海底への挑戦
2019年、オメガは初代「ウルトラディープ」を発表し、マリアナ海溝の海底を目指します。これは、探検家ヴィクター・ヴェスコヴォのミッションへの参加でした。
水深1万925mの記録達成
探検家ヴィクター・ヴェスコヴォのミッションでは、マリアナ海溝において水深1万925mという記録を達成します。
参加していたオメガのウルトラディープも見事記録を達成し、 人と時計が到達した最深部の記録となり、いまだにその記録は破られていません。
オメガは机上の空論ではなく、実際に気圧・水圧に耐えられる時計を作ったのです。
初代モデルを製品化|ウルトラディープの驚異
オメガの2022年新作として発表された「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ」は、最深部へ到達した記録を持つ初代ウルトラディープを製品化した時計です。その驚きの性能をご紹介します。
驚異①水深7,500mを想定して検査
「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ」は公式には6,000m防水と表記されていますが、実際に は25%を超える水深7,500mを想定して検査されています。
この場合、時計にかかる水圧は7.5トンにもなります。
驚異②さまざまな新技術搭載
大きすぎる水圧に耐えるため、「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ」は以下のような さまざまな新技術を搭載しています。
・優れた強度のEFGサファイアクリスタル
・風防や密閉性を高める新設計
・高い硬度を持つ新開発のO-MEGAスティール
驚異③ヘリウムエスケープバルブが不要に
水深100mを超えるダイビング用の時計には、通常はヘリウムエスケープバルブと呼ばれる「逃し弁」があります。
これは、時計内に溜まったヘリウムを逃すためのものです。しかし、「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ」にはこの逃し弁が付いていません。
これは、 ヘリウムの膨張に耐えられるほどウルトラディープが強固な作りになっているためです。
ウルトラディープの7種のモデル
ウルトラディープには、素材や色が異なる7種類のモデルがあります。素材別に特徴や定価をご紹介します。
ラバーストラップ
ブレスレット部分の素材がラバー、ケースはO‑MEGAスティールとなっているモデルです。ケースとブレスレットのカラーは、黒×黒、青×黒、オレンジ×黒の3色、定価は1,430,000円です。
O‑MEGAスティール
ブレスレット部分とケースの素材がO‑MEGAスティールのモデルです。ケースとブレスレットのカラーは、黒×シルバー、青×シルバー、オレンジ×シルバーの3色、定価は1,474,000円です。
チタン
ケースがチタン、ブレスレットがNATOストラップのモデルです。色は一色のみで、ケースとブレスレットのカラーは黒×黒ですが、ブレスレットの中心には水色のラインが入っています。定価は1,573,000円です。
まとめ
今回は、オメガの2022年新作である「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ」をご紹介しました。
世界一深いマリアナ海溝の海底への挑戦がきっかけとなり、作られたのが初代ウルトラディープでした。製品化されたウルトラディープは、さまざまな新技術を搭載し、水深6,000mまで耐えられる驚異の性能を持っています。
モデルは色や素材が異なる7種類です。
オーバースペックすぎる時計ではありますが、他のどのような時計ブランドであっても真似できない時計を生み出すのがオメガの凄さではないでしょうか。