こんなルイヴィトンは要注意!鑑定のプロが教える偽物本物の見分け方

こんなルイヴィトンは要注意!鑑定のプロが教える偽物本物の見分け方

世界的に有名なブランドであるルイヴィトン。以前は偽物といえば一目見るだけでわかるものばかりだったのに、最近ではものすごく精巧な偽物が出回っています。

「もしかして、偽物かも?」とお手持ちのルイヴィトン製品に不安を感じたら、この記事を参考に是非セルフチェックしてみてくださいね。

近年の偽物ルイヴィトンの傾向

昔は偽物といえばシリアルナンバーの刻印がない・モノグラムがズレている・ファスナーなどのパーツが違うなど簡単に見破れるものばかりでした。しかしながら驚くことに近年ではシリアルナンバーは当然のように刻印されている上に、一部本物のパーツを使って偽物を作っていることがあるのです。

新作アイテムは要注意!

ルイヴィトンバッグ

2000年以降発売された人気のアイテム、特に現在正規店で売られているような新作アイテムを模倣した「新作偽物」は、偽物を作る技術が向上してしまったため本物と見間違うほど精巧に作られています。そのためこういったアイテムを新品で購入する際は正規店で購入されることおすすめします。間違っても海外の怪しいサイトを利用することのないようにご注意くださいね。新品なのに定価の80%offで購入できることはありません!

偽物と本物を見分けるコツ

鑑定中バイヤー

では私たちプロはどうやって見分けているのか。

それは、疑わしい部分を細かくチェックし総合的に判断しているのです。

最近の偽物ルイヴィトンはプロでも判断が難しいほど似せてきているので、一つの箇所をチェックするだけでは判断できません。

特に中古品は、経年劣化や使用によるダメージで判断のポイントが分かりにくくなっていることも多くあります。一つの違和感だけで判断せずに各部位ひとつひとつチェックしていくことが大事なのです。

それではさっそく部分ごとのチェックポイントを紹介していきます。

シリアルナンバー

シリアルナンバーの有無

初心者でも簡単に判断できるのが、シリアルナンバー(製造番号)の有無です。
ヴィトン製品のバッグや財布といったアイテムには刻印があるので、まずはそれを見つけましょう。

偽物はアルファベットが適当だったり、数字が意味をなしていないことがありますのでチェックしてみてください。

シリアルナンバーは非常に見つけにくい箇所にあるため、慣れていない方は見つけられないこともあります。シリアルの有無はひとつの判断材料としてお考えくださいね。

ルイヴィトンのシリアルナンバーの位置と製造番号の読み方

文字の刻印・印字の状態

次に、刻印のズレや深さ・インクの状態・フォントなどに違和感が無いかを調べます。

本物は淵のラインの中にシリアルナンバーが納まっていますが、偽物ははみ出しています。

その他見るポイントとして、刻印の「押し」の深さが均一であるか文字が斜めになっていないかフォントが見慣れないものでないかなどをチェックします。

ブランドロゴ

たくさん本物のロゴを見ていると、違和感を感じるようになってくるのがロゴ部分。
こちらも淵のラインの中に『LOUIS VUITTON』の文字が収まるはずですが、偽物ははみ出しています。
また、アルファベットの『O』も重要なポイントです。本物の『O』は真ん丸に近いです。

ブランドロゴタグ

こちらはバッグ内側につけられているブランドロゴ。LOUIS VUITTONの中央にガイド線を乗せるとよく分かるのですが、偽物の方は最初の『O』と最後の『O』とで中央がズレてしまっています。
その他、『O』が縦長であることや、左上の縫い目がぐちゃぐちゃになっている点、刻印の深さが均一ではないことも怪しいポイントであるといえます。

ブランドロゴは非常に重要なチェックポイント。注意したいのが正規品のロゴを切り取って、偽物に縫い付けたというパターン。この場合ロゴに違和感が無くてもステッチで判別できますので必ずチェックしましょう。

縫製

昔のルイヴィトンの偽物は糸にバラつきがあったり、直線に縫われていないことが良くあったため、非常に分かりやすいものでした。ですが最近は偽物の縫製技術も格段に良くなってしまったため、本物と見間違うことも多くあります。

使われている糸

使われている糸に注目すると、この偽物は糸が非常に細いためすぐにわかります。
ルイヴィトン製品に使われているいる糸は基本的に少しふっくらとした丈夫な糸が使われています。

縫い目

縫い目ひとつひとつを見てみましょう。正規品は少し斜めになっているのが特徴ですが、偽物は安いミシンで縫ったかのようにまっすぐです。

ビス

ビスに関してはルイヴィトン製品の中でもいくつか種類があるため見比べるのが難しいのですが、光沢感と丸みを帯びているかどうかと刻印がポイントです。
稚拙なつくりの偽物はビスを打ち込む際頭が潰れてしまったようなものがあったり、ロゴを彫りやすくコストが低い平なビスを使ったりしているものが見られます。

ビスの形

本物は横から見るとわかるくらいぷっくりと丸味を帯びていますが、偽物は平らなものがあります。

ビスの刻印

次に刻印をチェック。本物は刻印の深さが均一・溝が深い(しっかりついている)・文字が潰れていないなど、細かい箇所ですがつくりが丁寧です。反対に偽物は、雑に打刻したように文字が潰れていたり、溝の深さがバラバラだったりしているものが多くあります。

最近では本物のビスを(一部でも)使うなどした偽物が存在しているため判別が難しい場合もあります。

ビスの光沢感

新品のビスの場合、本物と偽物では光沢感が違うこともあります。本物は白味を帯びた金色(若干くすみを帯びたような色)をしていますが、偽物はピカピカすぎる光り方をするような色をしています。

細かい箇所になるので見分けるのが難しいかとは思いますが、ルイヴィトン正規店に立ち寄った際に本物をたくさん見て・触って感覚を覚えると慣れてきますよ

ビスの取り付け位置

ビスの取り付け位置にも注目です。画像のように本物はパーツの中央に正確に打ち込まれるため、偽物は微細なズレがあることが良く見られます。

また、本物であれば縫い目の上にかぶるような位置にビスを留めることはまずありません。縫い目とビスが被っているような品物は怪しいと疑ってください。

金具などのパーツ

ヴィトン製品に使われている金具一つをとっても、正規品と偽物ではつくりが違います。
こちらはショルダーベルト部分の留め具。偽物は金具が飛び出していることがあり、何気なく触るだけでも指に刺さる感触があるためすぐに分かります。

ルイヴィトンは細かいパーツ一つをとっても細かい気配りが出来ているブランドです。うっかり触るとケガしてしまいそうな金具は絶対に使うことはありません

その他様々な金具

こちらは旧キーポル55の外側金具。偽物は金具のバリの処理が甘く触るとザラザラ&トゲトゲしています。
バリとは加工の際に出来る突起で、本物ならばこういった部分はきれいに研磨されツルンとした手触りになります。

その他金具パーツに関する注意する箇所は、フックや留め具がしっかりかみ合っているか・メッキの厚みが均一かどうか・チェーンなら輪のひとつひとつが大きすぎないかなどが挙げられます。

スナップボタン

スナップボタンの突起部分

バッグや財布などに使われていることが多いスナップボタンは、正規品の多くはキノコのように尖っていて、丸いものは偽物の可能性が高いです。

ただし正規品の中には、先端が丸いタイプのスナップボタンが使われるモデルもありますので判断材料の一つとしてお考えください。

スナップボタンの受け口部分

スナップボタンの受け口の真贋

スナップボタンの受け口部分にも注目。中央の2本の棒が必ず、『LOUIS VUITON』の文字の【OからOへ・IからIへ】伸びています。
こういった細かい部分ですらこだわるところはさすがルイヴィトンといったところでしょうか。

モノグラム柄

柄の位置

真贋ポイントモノグラムの位置

まずは、柄のズレがないかを確認します。アイテムの種類にもよりますが、基本的に正しいモノグラム柄は画像のように中央ラインに沿って真っ直ぐ柄が配置されます。特にこういった左右対称のデザインはズレが目立つのでしっかり確認します。
そして、一番目立つ部分である留め具の上にはLV柄が来るようにデザインされているのも特徴です。
ルイヴィトンはブランドロゴを大事にしますので、この中央LV柄は縫い目に重なったるすることはありません。
また、バッグの蓋部分と本体部分の柄もズレが無いように工夫されているのも特徴です。

Cマーク

真贋ポイント旧ブローニュモノグラム拡大

モノグラム柄を良く見ると『Cマーク』と呼ばれるものがあります。
これは等間隔で配置されており、面積の大きなバッグの場合いくつか見つかります。
光の加減でやっと見えるようなものですので、慣れていない方は見つけるのが非常に難しいのですが、是非探してみてください。

実際にあった偽物と思われるルイヴィトン製品

CASE1 マンハッタンGM

中央のベルトが印象的なハンドバッグ【マンハッタンGM(M40025)】です。それでは各部位見ていきましょう。

中央ベルト部分のヌメ革を触ってすぐに「ヌメ革ではない」と断定できました。ルイヴィトンのヌメ革は若干しっとりとした手触りなのですが、このヌメ革はカサカサしていて安物のパーツであることが分かります。また、ヌメ部分についても直線縫いされていました。

バッグを開けようと中央ベルトのバックルを触ると留め具が手に刺さり、ここでもパーツが違うと断定できました。

内側にあるルイヴィトンのロゴも刻印がずれていたり、縫い目が雑であったり、刻印の深さが均一でない(浅い)ものです。

ハンドルの付け根部分のつくりが雑で、歪みがありました。正規品なら丸い金具の中央・小さいヌメ革の先端・大きいヌメ革の先端が直線で繋がるはずです。

こちらのコバと呼ばれるヌメ革の切り口部分の処理に違和感があります。塗りが厚すぎたりはみ出しているものや、色が赤すぎたりするなどしていると偽物かもと疑います。画像のように中古品はコバがはがれているものも多くありますが、その剥がれ方にも違和感が残るものもあります。

画像では伝わりにくいのですが、ファスナープルの重さが軽すぎる・手触りが違うことに加え、刻印に違和感を感じます。

縫い目が若干重なっており、粗さを感じます。この程度なら正規品にも時折見られるため決定打にはなりませんが品物を疑うポイントの一つであるといえます。

CASE2 バケットGM(バケツ)

ルイヴィトンの代表的なバケツ型バッグであるバケットGM(M42236)です。それでは各部位見ていきましょう。

ヴィトンのバケツタイプのバッグに使われている内張りは、製造年代によって多少の違いはありますが、少し爪が引っかかるようなざらっとした手触りの素材です。今回規定外と判断したアイテムは、内側がかなり黄色であったことと、手触りがツルツルすぎたことに違和感がありました。

正規品は縫い目が均等で、革同士をしっかり留める役割を果たすために縫い糸もしっかりしています。
今回の規定外品は縫い糸が非常に細く、ガタガタと歪んだ縫い目であることと、真っ直ぐ縫われていたことが疑わしいポイントです。また、縫製の位置によっては縫い幅が大きくなっていました。

バケットGMの外側は基本的に内側に巻き込むように縫われていますが、このアイテムは外縫いになっています。年代によって古いタイプのアイテムでは外側に縫われているものもありますが、この部分も一つの判断材料です。

ビスに関する怪しいポイントとして、光沢感が強すぎる点や、使われているビスが平たく、ロゴの文字も潰れています。

シリアルの場所が両サイド淵にあるラインに被ってしまっています。こういった細かい箇所が雑に作られていないかもチェックポイントです。

ロゴのフォント・文字のつぶれ・押しの深さなどが粗く感じました。

CASE3 旧ブローニュ

ルイヴィトンブローニュ

こちらはルイヴィトンの廃盤品である旧ブローニュ(M51265)です。ブローニュはモデルチェンジが行われており、一般的に流通しているのは底部にヌメ革のアクセントがついているタイプ(こちら↓)ですね。

それでは早速、内部から見てみましょう。

まず、シリアルを確認しようと中を見ると内張りが違っていました。通常ですと、モノグラムラインのパピヨンなどに使われるものと同じ素材が使われているところですが、スエードっぽい素材になっています。
そして使われているファスナーも違っていました。
また、本来シリアルは内部の隅にあるはずですが見つかりませんでした。

これはまさか?と思いショルダー付け根のヌメ革を確認すると、縫い目が粗く「縫い直された跡」のようになっています。おそらくこちらのアイテムは内部をまるごと張り替えた品物のようだと感じました。
かなり古いアイテムだったため、元々の内張り(または収納ポケット)が湿気によるベタツキなどで使うことが出来なくなりリメイクされた可能性があります。

内側のブランドロゴを見ると、文字自体は年代が古いロゴにありがちなものですが、ところどころ文字が潰れているなどしています。
また、ステッチも端が二重になっていることや、少しめくった際に縫い直したかのような形跡が見られました。

ショルダー部分のロゴは®(Rマーク)が潰れてしまっています。ですがこのバッグのショルダーに関しては使用による擦れや劣化で薄くなっている可能性もあるため、決定打ではありません。

真贋ポイント旧ブローニュモノグラム拡大

モノグラム部分には手触りに違和感はなく、Cマークも確認できました。

以上のことから、このバッグは「偽物」との断定ではなく「規定外品」という【お値段をお付けできない品物】であると判断させていただきました。
正規品のお品物であっても、一部または大きく改変されてしまっているアイテムはお値段をお付けすることが出来ません。今回のバッグは内側素材が決め手となりました。

まとめ

私たちプロは目・鼻・指先・そして知識や経験を生かし、質感や光沢感・匂い・手触りなどを総合して判断しております。ルイヴィトン製品は、本物ならば職人によって作られた「上質な素材と匠の技の結晶」。なんの信念のこもっていない量産コピー品とは格が違うため、本物を嗅ぎ分ける嗅覚をもって査定させていただいております。

そんなブランド価値があるアイテムだからこそ、正しいお値段をつけてお買取させていただきます。
もし、お手持ちのルイヴィトンを売却をお考えでしたらビープライスへお持ち込みくださいませ。

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