ルイヴィトンのシリアルナンバー｜製造番号の読み方
- ヴィトンの製造番号を確認しよう
- アルファベットと製造国の一覧
- ヴィトンのシリアルナンバー数字の読み方
- ヴィトンのシリアルナンバーの探し方
- ヴィトンのシリアルの場所
- 「型番」と「シリアル」の違い
- まとめ
ヴィトンの製造番号を確認しよう
ルイヴィトンにまつわるお話で特に多いのが「シリアルナンバー（製造番号）」についてです。
アルファベット+数字の並びを基本とした記号で、ルイヴィトン製品のほとんどに打刻（または印字）されております。これらの記号は製品によっては見つけにくい場所、または経年変化などにより薄れて見えにくくなっている場合などがありますが、よく目を凝らして探すと見つかります。 シリアルの位置は収納ポケットの中や内側ファスナーなどの縫い目近くなど非常に見つけにくい場所にあります。
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ヴィトンのシリアルナンバーでわかること
製造番号を見ると、その製品が作られた時期と場所がわかります。
ただし、この製造番号はルイヴィトンが製品管理上つけたものと言われており、公式に発表しているものではありません。 公式ではありませんが、リサイクル業界をはじめ、多くのルイヴィトンファンの長年の研究によって、 アルファベットが製造工場、数字が製造時期（製造年月）を示している ことがわかりました。
メルカリやヤフオクなどで出品する際や購入の際にシリアルナンバーの読み方を知っておくと、よくある「製造年はいつですか？」という質問にも対応することが出来るでしょう。 面白いことに、製造番号が読めるようになれば「お財布をメインに作っている工場」「最近では作られなくなった工場」「決まったライン（エピや限定ライン）を多く作る工場」などが分かってきますので、是非探してみてください。
ちなみに本記事内で「シリアルナンバー」と表記しておりますが、限定生産品につけられるような通し番号を示す「シリアルナンバー」、または「商品型番」とは意味合いが違っております。 製造番号はロットナンバーとも呼ばれますが、ヴィトンに関しては「シリアルナンバー」という呼称が一般的になっておりますので、記事内でもそのように記載しております。
2021年にはICチップ内蔵型に変更
2021年頃からシリアルナンバーがないルイヴィトン製品が流通し始め、RFIDタグと呼ばれる埋め込み型のICチップが内蔵されることになりました。これはコピー商品の流通を防止する目的で、ICチップを専用の機器でスキャンすることで情報を読み取ることができるものです。
詳しくは別記事にまとめておりますのでこちらも参考にしてください。
最新ヴィトンにはシリアルナンバーがない！RFID導入で買取に影響はあるのか？
アルファベットと製造国の一覧
ルイヴィトン製品の製造国は、主にフランス・スペイン・イタリアで、古いものですとアメリカ・スイス・ドイツでも作られていました。
特にアメリカ製は少し変わったモデルの製品が販売されていたこともあり、「made in USA」の刻印がある品物はマニアの間でちょっとしたブームになっていたこともあります。
| フランス | AA AC AH AN AR AS BA BJ BU CT DU ET FL LW MB MI MS NO RA RI SA SL SN SP SR TH TJ TN TR TS VI VX AAS A0 A1 A2 (例外で数字が使用されている) |
| スペイン | CA GI LB LM LO UB |
| イタリア | BC BO CE FO MA RC RE TD |
| アメリカ | FC FH LA OS SD |
| スイス | D1 FA |
| ドイツ | LP |
| 修理 | DK ※修理とは、ルイヴィトンリペアサービスにて、シリアル刻印部分を張り替えるなどのお直しがなされた場合に使われます |
ヴィトンのシリアルナンバー数字の読み方
1980年～
数字のみ刻印（製造工場のアルファベットはなし）
1985年～
製造国アルファベット+数字（3～4桁）
アルファベットの位置は後ろに付く場合もある。
1989年～
アルファベットの位置が頭部分に統一される。
1990年～
製造年の読み方が複雑に変更される。
数字4桁部分の頭から1番目・3番目で製造月、2番目・4番目で製造年が分かるようになる。
2007年～
製造月が週表記に変更される。
ちなみに1年は52週～54週となります。
ヴィトンのシリアルナンバー早見一覧表
| 先頭の数字 | おおよその年代 |
|---|---|
| 1 | 1990年以降の製品 （○月・○週が混在） |
| 2 | 2007年以降の製品 |
| 3 | 2007年以降の製品 |
| 4 | 2007年以降の製品 |
| 5 | 2007年以降の製品 |
| 6 | 存在しない |
| 7 | 存在しない |
| 8 | 1980年代の製品 |
| 9 | 存在しない |
ヴィトンのシリアルナンバーの探し方
ルイヴィトンのシルアルナンバーがある理由として、カスタマーサービスを受ける際にお店側が品物確認するためと言われています。
ユーザーのために刻印している訳ではないため、製品によっては非常に見つけにくいものもあります。
もし、お手持ちのルイヴィトン製品のシリアルナンバーがない！と思っている方、こちらを参考にして是非見つけてみてくださいね。
シリアルがある場所の目安
①スピーディーなどは、バッグ内側の収納ポケット裏側に打刻されています。
②ネヴァーフルなどのトートバッグタイプは、バッグ内側にヌメ革のタグがつけられており、そこに打刻されています。
③開閉部分がファスナーになっているタイプのバッグで、裏地がアルカンタラ（スエードのような素材）の場合、ファスナー近くの隅に刻印されていることが多いです。
④財布・キーケース・パスケースなどは収納ポケット内部の縫い目付近にあります。非常に見つけにくい上に、ステッチギリギリに印字されているので思いっきり広げないと見つからない場合がございます。
⑤トランク・スーツケースなどの場合は、インナーバンドに付いてるヌメ革の裏であったり開閉口の近くに打刻されています。
これらの位置は、一例であり時期やアイテムによって場所に違いがありますのでご注意ください。
ヴィトンのシリアルの場所
ルイヴィトンのバッグのシリアルナンバー
ルイヴィトンのバッグのシリアルナンバーの場所をご紹介。
画像クリックでそれぞれのバッグのシリアルナンバーの場所をご確認いただけます。
ルイヴィトンの財布・小物のシリアルナンバー
ルイヴィトンの財布・小物のシリアルナンバーの場所をご紹介。
画像クリックでそれぞれのバッグのシリアルナンバーの場所をご確認いただけます。
「型番」と「シリアル」の違い
シリアルと間違いやすいのが、「型番」です。ネット上でヴィトンの製品の説明欄や商品タイトルなどに「Ｍ40157」などといった、アルファベット+数字を見かけることがあるかもしれません。シリアルナンバーもアルファベット+数字で表されているため混同されがちですが、アルファベット1文字の「Ｍ」や「Ｎ」で始まるものは「型番」となります。例えば、「Ｍ40157」はネヴァーフルＧＭの型番です。検索で「ヴィトン Ｍ40157」と検索すればネヴァーフルＧＭがズラッと並びます。また、「Ｍ40156」はネヴァーフルＭＭとなり、型番を知っておくとシリーズ・サイズの違うものを見つけるのに便利ですね。
まとめ
シリアルナンバーは、見つけにくかったり薄くなるなどして見えない場合があります。また、年代が古いものにはなかったり、単純に職人さんがシリアルの打刻を忘れてしまったなんてこともあったそう。2021年以降の製品はICチップ埋め込みタイプに変更されたりと様々なので「シリアルがないから偽物」というわけではありませんので、ご注意くださいね。
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