コピー品に注意!エルメスの本物と偽物を見比べてみた 保存袋編
みなさんこんにちは。本日はエルメス保存袋の真贋について記事にしました。
ネットショップやフリマアプリなどで、実物を見ずに買い物することが身近になってきましたが、悲しくもブランド品の偽物はまだまだ出回っています。
バーキンやケリーといったエルメスのバッグは100万円を超えるものがあるなど、かなり高級品ですのでみなさん慎重になるかとは思います。
そして真贋を見極めるようなサイトがたくさんあるのでバッグ本体は細やかにチェックするでしょう。では、保存袋はどうですか?
エルメス保存袋の偽物と本物を資料として手元に集めましたので見比べてみようと思います。
- エルメスの保存袋について
- 保存袋の真贋ポイント
- 偽物を見極める6つポイント
- まとめ
- カラーをチェック!正規品は「少しイエローがかったグレー」です。
- 縫製に注目。正規品は細部までしっかり縫いこまれており、ステッチは細かいです。
- ロゴのカラーは濃い茶色。
- ロゴはハッキリと描かれている。
- 正規品のロゴは歪みはない!中心がそろっているかチェック。
- 素材はコットン100%
エルメスの保存袋について
エルメスの保存袋は、バッグや財布など製品を買った際についてくる布製の袋になります。
エルメスの保存袋は年代によってカラーと素材が変更されており、布地部分のカラーはイエロー→イエローベージュ→オレンジ→グレーベージュとなります。イエローベージュ・オレンジ時代はスエードのような起毛素材となっております。
保存袋の真贋ポイント
保存袋はエルメス製品ほぼ全てに付属するためサイズは様々。「サイズが違うから」という理由で判断するのは少し難しいかと思います。
上記画像は本物(以下正規品と表記)と、規定外(※注釈1)を並べてみました。サイズ感が違いますが、どちらのサイズも正規品がありますのでこれだけでは判断できません。
※注釈1:ビープライス内基準で販売・流通できないものを規定外と呼んでおります。簡単にいうと本物とはいえないと判断したものです。
保存袋のカラーを見比べる
今回見比べている保存袋は最近の保存袋のため「グレーベージュ」となります。ホワイトの糸とベージュの糸を織り込んだ布地で作られているのが特徴です。
残念ながら今回見比べた保存袋は布地部分の色の違いがあまりない品でしたが、ホワイト糸・ベージュ糸の濃淡が違うと全体を見たときに違和感を感じる色味となります。例えば全体的にグレーが強い品があったり、イエローが強い品があったりといった風にです。
保存袋の縫製(ステッチ)を見比べる
次は縫製部分に注目です。画像を見れば一目瞭然。圧倒的に雑です。
正規品は細部までキチンと縫い上げられておりますが、偽物は縫製が甘いため縫い合わせが解けてしまうほどです。
こちらはちょっと分かりにくいですが、良く見ると偽物の方のステッチが間隔があいており、縫い方も違っています。こういった点にも注目してみると良いでしょう。
保存袋のロゴを見比べる
ロゴのインク部分に注目です。正規品は濃い茶色でしっかりとロゴが入っておりますが、偽物の色は薄くかすれています。ロゴの境界線もふわっとしており、メリハリがありません。
ただし、中古品の中には光の当たる場所に放置されていたなどの理由で退色・変色したものもありますので、インクの色だけでは判断できません。
また、ロゴが歪んでいることも見極めるポイントの一つです。外円の頂点同士を繋ぐようにガイドラインを引くと分かりやすいのですが、Hの中心がずれております。
保存袋の素材もチェックする!
正規品はコットン100%です。偽物はポリエステルが使われていたりと安価な仕上がりです。
偽物を見極める6つポイント
もちろん、場合によってはこのほかにもチェックするポイントが出てきますが参考にしてください。
まとめ
バッグが正規品ならいいじゃない!と思うかもしれませんが、バッグ本体の偽物も「スーパーコピー」と呼ばれ細部まで正規品そっくりに作るなど年々巧妙化してきています。ですがもし、そっくりすぎて気がつかなかったら・・・?
そういった観点から「少しでも怪しいと思う箇所を知っておく」ことが重要かと思います。
コピー商品を製造・販売する業者の中には本体はしっかりしているけど保存袋を雑に作っているものもありますので、怪しい保存袋を見つけたら本体も疑う・・・という心構えも必要かもしれませんね。