カルティエのパンテールが魅力的!女性に人気なその理由は?

カルティエのパンテールが魅力的!女性に人気なその理由は?

カルティエのパンテールシリーズをご存じでしょうか?

個性的かつ力強い上品なデザインは、カルティエの象徴であり女性の憧れです。

「カルティエのパンテールについて詳しく知りたい」
「カルティエのパンテールの歴史や意味を知りたい」
「カルティエのパンテールにはどのようなコレクションがあるの?」

という方へ、パンテールの歴史や新旧のコレクションの違いなどを詳しくご紹介します。

数あるカルティエのコレクションのなかでも特に人気が高いパンテールシリーズ。その歴史や特徴を知ることで、より強くパンテールの魅力を感じるかもしれませんよ!

カルティエのパンテールとは?

まずは、カルティエのパンテールシリーズの特徴や歴史について解説します。

豹をモチーフとしたおしゃれなデザイン

フランス語で豹を意味するパンテールとは、カルティエの代表的なアイコンの一つです。

カルティエのパンテールは、特にジュエリーウォッチとして有名です。その他ブレスレット、リング、チャームやブローチなどのさまざまなジュエリーやハンドバックもあります。力強く野性的なデザインを上品にまとめたカルティエならではのコレクションです

ブレスレットやリングなどのジュエリーには、豹のアイコンがそのまま取り入れられているので一目でパンテールであることがわかります。

一方、時計やハンドバッグはパンテールであることが一目ではわからない場合も多いでしょう。しかし、よく見るとどちらも細部に豹のラインが取り入れられています。

例えば、パンテールの腕時計の場合、側面部分にも豹のしなやかな美しさが表現されています。また、パンテールのハンドバッグにおいては、金具の部分が豹の形です。

エレガントで個性的なデザインのパンテールは、昔からセレブや著名人にも人気のシリーズとなっています。

カルティエのパンテールの歴史

カルティエのパンテールは1914年が初出とされており、当初は豹柄とダイヤモンドとオニキスがあしらわれた、レディースの腕時計でした。

豹がカルティエのデザインコードとなり、本格的にパンテールの腕時計がコレクションに加わったのは1983年です。

パンテールは多くの人に愛され、モナコ后妃となったグレース・ケリーや英国王エドワード7世など国内外を問わず多くのファンがいます。

デザイナーはジャンヌ・トゥーサン

パンテールのデザイナーは、ジャンヌ・トゥーサンという女性です。

自由奔放で独特のセンスをもつジャンヌはカルティエに気に入られ、デザイナーとして雇われます。

デザイナーとして次第に高い評価を受けていったジャンヌは、高級宝飾部門の全権を委任されるまでになりました。

カルティエ一族出身以外の抜擢は、当時、極めて異例のものでした。ジャンヌはルイ・カルティエと恋人関係にあったとも言われおり、デザイナーとしても女性としても愛されていたようです。

パンテールというのは元々、ルイ・カルティエがジャンヌを呼ぶ時の愛称でした。当時の女性としては珍しく毛皮を好むジャンヌは、自由で豹のように野生的な女性だったのでしょう。

2人は結婚を望みますが、ジャンヌは名家の出身ではなかったため、結婚を周囲から許してはもらえません。ルイ・カルティエは別の女性と結婚し、第一線から身を引きます。

一方ジャンヌはカルティエのデザイナーとして亡くなる直前まで生き抜きました。

結婚という形では結ばれなかった2人ですが、生涯をカルティエのデザイナーとしてジャンヌと、彼女を見守り続けたルイ・カルティエ。2人の関係性からもパンテールへの愛を感じてしまいますよね。

廃盤後、復刻!パンテールの時計の新旧の違いは?

パンテールシリーズのなかでも特に人気が高い時計は、2008年に一度生産終了となっています。理由としてはもう1つの腕時計、サントスを押し出すためです。しかし、復活を望む声が多く、2017年に復活しました。

ちなみに、復活を祝い2017年にロサンゼルスで開催されたパーティーには、数多くのセレブが集まりました。

デザイン自体はあまり変わりませんでしたが、新旧モデルの違いがいくつかあるのでご紹介します。

リューズ搭載

新型のパンテールの時計にはリューズが搭載されました。リューズとはゼンマイの巻き上げや時刻・日付調整などをおこなう、時計の主要部分を指します。旧型では、リューズがなく裏側のボタンで時間調整をする必要がありました。

高価になった

新型のパンテールは旧型に比べ、価格が上昇しました。コンビモデルでは、仕上げが変わってゴージャスな印象になっていますが、ゴールドモデルでは新旧であまり印象の変化はありません。

ゴールドモデルを少しでもリーズナブルに購入したい方は、旧モデルを選ぶのもよいかもしれませんね。

ジュエリーとしても楽しめる2重巻モデル登場

新しくなったパンテールの時計コレクションのなかには、豪華な2重巻モデルも登場しました。ボリューム感がありながらエレガントな印象にもなるため、時計としてだけではなく、ジュエリーとしても楽しめます。

ポリッシュ仕上げとなった

旧モデルはケースとラグが艶消しされたサテン仕上げ、ベゼルのみ艶出しのポリッシュ仕上げが施されています。新モデルはケースやラグ、ベゼルがすべてポリッシュ仕上げとなっており、旧モデルよりも華やかな印象です。

パンテールの時計のサイズは3種類

パンテールの時計のサイズには以下の3種類があるので、特徴やケースサイズをご紹介します。ケースサイズとは、時計のフェイス部分の長さ(縦×横)のことです。

ミニパンテール

ミニパンテールは、ケースサイズが25mm×21mmとパンテールの時計のなかでは最も小さいモデルです。時計でありながらジュエリーらしい印象も与えてくれます。

パンテールSM

パンテールSMは、ミニパンテールよりもひと回り大きいモデルの、ケースサイズが22mm×30mmでミニパンテールよりもひと回り大きいモデルです。腕時計はもちろん、ブレスレットとしてもちょうどいい大きさになっています。

パンテールMM

パンテールMMは、ケースサイズが、27mm×37mmのミディアムサイズのモデルです。実用性にも優れておりながらも、厚さは6mmととても薄くスマートに身に着けられます。

まとめ

豹をモチーフとしたパンテールシリーズは、古くから人気のカルティエの女性向けコレクションです。

パンテールシリーズには時計だけではなく、ジュエリーやハンドバッグもあり、どれも特徴的なデザインとなっています。

力強い印象の野生的なデザインは、ジャンヌという1人の女性デザイナーによって作り上げられました。「パンテール」は当時恋愛関係にあったルイ・カルティエがジャンヌを呼ぶ時の愛称だったそうです。

パンテールシリーズのなかでも特に人気が高いパンテールの時計は、一度廃盤になったあとも生まれ変わって復活しています。

個性的で野生的なデザインで、さまざまなデザインやコレクションを持つパンテールシリーズは、世界中のセレブや著名人たちの憧れの的です。

さまざまなラインナップやサイズ、モデルの中から、あなたの好みのパンテールを見つけてみてくださいね。

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