うさぎ毛皮の特徴|色や種類にファーコートのお手入れ方法

- うさぎの毛皮の特徴とは?
- ラビットファーの歴史
- ラビット(うさぎ科)毛皮の種類
- うさぎ毛皮のコート|お手入れと取り扱い
- 買取のポイント
- うさぎの毛皮買取|まとめ
- シロウサギ (白色)
- ゴマウサギ(灰褐色)
- ゴールウサギ(淡褐色、ベージュ色)
- クロウサギ(黒色、黒褐色)
- ブチウサギ(上記各色の一部分に異なる色が混じっている)
- 湿気を取り除く
- ほこりや汚れを落とす
- ブラッシングする
- 保管場所を気を付ける
- 霧雨や若干の雪など、軽い水濡れの場合は、毛皮をしっかり持って振り、水分を払います。
- キッチンペーパーや乾いたタオルなどで丁寧に拭き取り、風通しの良い室内で自然乾燥させます。
- このとき、ストーブやドライヤーなどの熱源で乾かすと、熱に弱い毛皮は革部分が硬くなり破れてしまったり、毛先がチリチリになり切れたり、燃えたりする可能性があります。
- しっかり水分が取れたら、毛が絡まないようにブラッシングをして終了です。
- 少しでもダメージが少ないうちに
- 少しでも高く手放せるうちに
うさぎの毛皮の特徴とは?

うさぎの毛皮は毛が短くて軽く、ふわふわと柔らかく、光沢感があるのが特徴です。初めてのリアルファーがうさぎだった人も多いのではないでしょうか?
ミンクなどの高級毛皮とは異なり、うさぎの毛皮は毛が抜けやすく、劣化しやすくなっています。
しかし、100種類以上ある毛皮の中でも比較的安価で入手しやすく、種類も豊富なため、トレンドや好みに応じて手軽に買い替えられるというメリットがあります。
カラーバリエーションが豊富
野生のウサギの色合いは白、黒、ベージュなどが一般的です。また、染料が毛の内側まで浸透する特性を持っており、発色が良く美しい染色が可能です。
カラーバリエーションが豊富なうさぎの毛皮は、自分好みのカラーを見つけやすく、コートやティペットなど、多くのアイテムに使用されています。
また、チンチラ染めのように、他の動物のように染色したアイテムも人気があります。
野生にピンク色のうさぎは存在しませんが、「うさぎ=ピンク」というイメージは、毛皮を染色した製品が広く知られているためかもしれません。
うさぎの毛皮があたたかい理由
うさぎの毛皮のコートは寒い冬の強い味方ですね。戦時中には、特攻服にも使用されていたなど、保温性は抜群です。
そんなうさぎの毛皮が持つあたたかさの秘密をご存じでしょうか?
うさぎの毛の断面を顕微鏡で観察すると、いくつかの部屋に分かれた構造になっており、内部に複数の空洞があることがわかります。この構造により毛の内部が多層的に空気を含み、この空洞に溜まった、体温によって暖かくなった空気が、保温効果を発揮しているのです。
アンゴラなどのうさぎの毛皮は毛足が長いため、空気をたくさん溜め込むので、保温効果がより高くなります。
抜け毛が増えると保温効果が低下してしまうため、日頃からのお手入れが大切です。
ラビットファーの歴史
うさぎが毛皮として利用されてきた歴史は長く、古来より狩猟した動物の毛皮が防寒素材として用いられてきました。19世紀以前には世界各国でうさぎの毛皮が服飾品の繊維素材として活用されるなど、ファッションや生活用品としても広く使用されていたとされています。
1914年、第一次世界大戦の影響で毛皮の需要が拡大し、軍の防寒服としてラビットファーが多用されました。それは日本も例外ではなく、昭和初期には国策としてうさぎの飼育が奨励されました。戦後になると、ラビットファーは富裕層の衣服に多く用いられ、「毛皮=高級」というイメージが浸透しました。
1965年(昭和40年代半ば)頃からは、コートなどの毛皮製品が一般層にも浸透し始めます。特にラビットファーは価格が手頃であったため、一般層が最初に手にする毛皮として、コートやジャケットなどが広く販売されました。しかし、このような需要の高まりに伴い、肉の副産物としてではなく、毛皮を目的にうさぎを飼育する企業が現れ、これが社会問題として浮上しました。
1990年代以降、動物保護の観点から毛皮の取り扱いを見直す動きが加速しました。PRADAやGUCCIなどのアパレルメーカーや、一部のおもちゃメーカーが毛皮製品の取り扱いを控えるようになり、毛皮アイテムの使用に対する批判の声が一層高まりました。
イギリス、オーストリア、フランス、アメリカ・カリフォルニア州などでは、毛皮農場や毛皮製品がすでに禁止されています。このような世界的な「毛皮を販売しない」動きが広がる中で、中古市場での毛皮需要も徐々に減少傾向にあります。
しかし、一度廃れたものが再びブームとして復活するこもあります。今後「リアルファーブーム」が訪れる可能性も少なくありません。そのため、毛皮の流行が完全に終わったと断言するのは難しいでしょう。
ラビット(うさぎ科)毛皮の種類
ラビット/ラパン
一般的なうさぎ毛皮の総称。フランス読みのラパンとも呼ばれます。
よく使用されるうさぎの種類
レッキス
刺し毛が退化しているため、刺し毛と綿毛の長さが同じウサギで、一般的な毛皮よりもふわふわと柔らかいのが特徴です。
うさぎの毛皮の中では価格も高く、中古市場でも高く取引されています。一般的なラビット毛皮同様に染色されることもあります。
チンチラウサギ
毛色がチンチラに似たうさぎです。
チンチラウサギもうさぎの毛皮の中では高級で、極細でやわらかい綿毛が特徴となっています。
アンゴラウサギ
モヘア(アンゴラ山羊)のように長く白い毛が特徴のうさぎです。
毛を刈り取ることにより、セーターなどのニット製品にも利用されていおり、軽くてやわらかく、羊の約7倍の暖かさを保つことでも知られています。
日本で品種改良された「日本アンゴラ種」なども存在しており、レッキスの次に高く取引されています。
うさぎ毛皮のコート|お手入れと取り扱い

取り扱いの難しい毛皮は、うさぎの毛皮に限らず、お手入れをして保管することが大切です。日頃のお手入れの仕方で数年後の状態が全く違ってきます。
毛皮は「水分」「湿気」「ほこり」「直射日光」に弱いため、4つのポイントを押さえて、毛皮を長持ちさせましょう。
うさぎの毛皮コート お手入れのポイント
雨に濡れた・水がかかった時のお手入れ方法
万が一、皮部分まで濡れてしまうほどの水分がかかった場合は、すぐに毛皮を取り扱っているクリーニング店などでのリペアをお勧めします。
虫食いに注意
一番気をつけたいのが虫食いです。
収納前にしっかりホコリを取り除き、食べこぼしなどの汚れが付着していない状態で、通気性の良いクローゼットにしまいましょう。
また毛皮はデリケートな素材のため、防虫剤を使用する場合はカシミヤ・毛皮専用のものを使うのが理想的です。
買取のポイント
保存状態をよくする
毛皮の査定時、買取価格に大きく影響するのが、シミ、抜け毛、カビ、虫食いなどのダメージです。
クリーニングに出すことで、シミなどは綺麗にすることは可能です。しかし、カビや虫食いなどのダメージはクリーニングにだしても回復することはないので、日ごろの保管時のお手入れが重要です。
まとめて売る
うさぎの毛皮のアイテムは、1点からでもお買取り可能です。ただし、毛皮の使用量が少ないもの、特にティペットなどは、複数点おまとめいただいた方が査定額が高くなる傾向があります。
(例) 1点800円のアイテムが2つの場合、2つまとめると2000円になる
毛皮のアイテムを複数をお持ちでしたら、まとめてお持ち込みすることをお勧めします。
付属品は一緒に査定依頼する
保証書などの付属品がある場合はすべてまとめて査定依頼しましょう。
またお品物によっては、ブランドタグ、品質表示タグ、選択表示タグなどが、毛皮のアイテムとは別で付属していることもあります。
特にブランドタグがなければ、ノーブランド品として毛皮の状態のみでの査定となり、買取金額に大きく影響してしまうこともあるので注意が必要です。
うさぎの毛皮買取|まとめ
他の毛皮に比べると安価といえど、購入した金額は高いうさぎの毛皮。ファーフリーの影響で、中古市場でのリアルファーの需要は減少傾向にある中でも、少しでも高く売却するために
毛皮の買取専門店に買取をしてもらいましょう。
ビープライスではラビット毛皮/ラパン毛皮のコートや襟巻、ショール等を積極的にお買取いたしております。処分しようと考えていた毛皮製品はもしかしたら買取価格が付くお品物かもしれません。捨ててしまう前にまずお見積りだけでもお試しください。ラビットファーの他、ミンクやフォックス、チンチラも喜んでお買取させていただいております。買取方法は宅配買取・店頭買取・出張買取がございますので利用しやすい買取方法をお選びくださいませ。
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