ジャック・マリー・マージュの値段や特徴|希少価値あり?

ジャック・マリー・マージュの値段や特徴|希少価値あり?

新進気鋭の高級アイウェアブランド、ジャック・マリー・マージュ(JACQUES MARIE MAGE)。
メガネ好きやファッション好きの方たちの間では有名なブランドですが、どのような理由で支持を集めているのでしょうか。

今回は、ジャック・マリー・マージュの特徴や人気のモデル、値段、希少性、日本との関わりなどについてご紹介します。

「ジャック・マリー・マージュが気になっているけれど詳しく知りたい!」

という方はぜひご一読ください。

ジャック・マリー・マージュ(JMM)とは

ジャック・マリー・マージュは、ロサンゼルスに拠点を置き、日本の最高峰の技術を駆使したアイウェアを展開するブランドです。少量生産をモットーとしており、最高品質の素材と最新の技術、クラフトマンシップが合わさったプロダクトを製作しています。

多様な文化や、移り変わる時代、国、そこに生きる人々、そのすべてからインスピレーションを得て、ジャック・マリー・マージュ独特のデザインを世界に提案し続けるブランドです。

本ブランドは、フランス出身のデザイナーであるジェローム・ジャック・マリー・マージュによって2015年に誕生し、現在では世界中にファンを抱える大人気ブランドへと成長しました。

あまりの人気に展示会のアポイントメントを取るのも困難なため、毎年おこなわれるフランスの展示会では常に人が溢れるほどです。

ジャック・マリー・マージュのアイウェアは、フレンチヴィンテージやアメリカンヴィンテージを得意としており、正統派な形を基本に作られています。その基本の形を軸に、ブリッジやテンプル先、節々などに変化を持たせ、独自のデザインを生み出しているのです。

また、希少素材や貴金属を用いたアイウェアが多く、ラグジュアリーな印象があるのもジャック・マリー・マージュの製品ならでは。アイテムは基本的に限定生産なので、希少価値が高く、投資目的でコレクションするファンも存在します。

ジャック・マリー・マージュの特徴【3選】

ジャック・マリー・マージュの3つの特徴をご紹介します。

【1】世界最高峰のメイド・イン・ジャパン

ロサンゼルスに本拠地を置くジャック・マリー・マージュですが、製造は日本でおこなわれています。それは、日本のメガネ工場が高度な技術を何代にも亘って継承している、世界最高峰の技術を持った場所だからです。

ジャック・マリー・マージュのフレームが持つ独特の風合いや、ボリューム感のあるフォルム、細やかな装飾、そのすべてを日本の職人たちが完璧に実現しています。

【2】300ステップもの製造過程

ジャック・マリー・マージュのアイテムは、卓越した芸術性と匠の技術を持つ職人たちの手によって、300以上のステップを経て作り上げられています。

すべてのパーツは、最高品質の製品となるように、コンセプトから完成まで細心の注意を払って考え抜かれたものです。製造には100人以上の職人が関わり、20以上のフィッティング確認や、厳しい品質チェックがおこなわれ、耐久性の高いアイウェアが生み出されています。

【3】時代に合った素材

ジャック・マリー・マージュのフレームに用いられる“セルロースアセテート”という素材は、再生可能な非石油系・植物ベースの低アレルゲンプラスチックです。ナチュラルコットンファイバーや木材パルプから作られており、日本のタキロン・ローランド社の工場で生産されています。1838年に発見された長い伝統と歴史を持つ素材です。

こちらの素材は非石油系で再生可能なので、プラスチックゴミを増やすことなくアイウェアを作ることができます。また、柔軟な性質で耐久性が高く、長く使える点も時代に合った素材だといえます。

デザイナー|ジェローム・ジャックマリーマージュとは

ジャック・マリー・マージュの生みの親であるデザイナー、ジェローム・ジャック・マリー・マージュ。彼は20年にわたって時計や高級ジュエリーなどのラグジュアリープロダクトのディレクションをおこない、2015年にアイウェアブランドであるジャック・マリー・マージュを誕生させました。

ジェローム氏はラグジュアリークラスのアイウェアを手がけるブランドとして、いち早く認知されるタイミングを見計らっており、過剰供給によって飽和しつつあった2015年にブランドを立ち上げました。

すべてがハンドメイドによって限定生産されているジャック・マリー・マージュのアイウェア。

ジェローム氏はパリで彫刻の勉強をしていたこともあり、モノづくりが大好きで、多くの画家や建築家、詩人などからインスピレーションを受けて、独創的なプロダクトを生み出しています。

日本とジャック・マリー・マージュの関係

ジャック・マリー・マージュのフレームに用いられている、再生可能素材であるセルロースアセテートは、日本のメガネフレームメーカー、タキロン・ローランドによって製造されています。

タキロン・ローランドは、1969年に日本で唯一アセテートシートを中心としたプラスチック眼鏡用フレーム素材の専業メーカーとして設立されました。現在は、デザイナーとともにモノづくりに取り組むパートナーとして、イメージを具現化し、オリジナル商品づくりにも力を注いでいます。

ジャック・マリー・マージュのアイウェアは日本のメーカーが素材を製造し、日本のメガネ工場の職人の手によって仕上げられています。ロサンゼルスに拠点を置くブランドですが、日本とは密接な関係を築いているのです。

ジャック・マリー・マージュが進める自然保護活動

ジャック・マリー・マージュは自然保護活動にも取り組んでいます。イエローストーン国立公園の正式パートナーである“Yellowstone Forever”と、“Living With Wolves”という2つの非営利組織とパートナーシップを結び、総売り上げの1パーセントをアメリカ国立公園と野生動物の保護のための資金として提供しています。

デザイナーのジェローム氏は自然保護活動に強い関心を抱いており、Yellowstone Foreverとコラボレーションしたアイテムも話題となりました。

声を上げ、資金を提供することが、西部開拓地と減りゆく生き物たちを守るための一助となることを強く願い、氏はこの活動を続けています。ジャック・マリー・マージュのアイウェアを購入することは、自然保護活動の参加にもつながっているのです。

ジャック・マリー・マージュの人気モデル【5選】

ジャック・マリー・マージュの人気モデルを5つご紹介します。

DEALAN(ディラン)

DEALAN 販売価格:97,000円(税別)〜

DEALAN(ディラン)は、1960年代中盤にボブディランが世界ツアーを回った際に、着用していたキャッツアイフレームのメガネから着想を得たモデルです。

ZEPHRIN(ゼフィリン)

ZEPHRIN 販売価格:97,000円(税別)〜

ZEPHRIN(ゼフィリン)は、迫害を受けながらも大志のために戦い、その貢献からのちにカトリックの聖人となった、ローマ教皇ゼフィリヌスからインスピレーションを得てデザインされたフレームです。

DEAVAUX(ドゥヴォー)

DEAVAUX 販売価格:97,000円(税別)〜

DEAVAUX(ドゥヴォー)は、フランス革命期に活躍した将校ピエール・ドゥヴォーにちなんで名付けられたモデルです。

JAX(ジャックス)

JAX 販売価格:100,000円(税別)〜

JAX(ジャックス)は、20世紀を代表するアメリカの抽象画家ジャクソン・ポロックにインスパイアされたモデルです。

AKIRA(アキラ)

AKIRA 販売価格:100,000円(税別)〜

AKIRA(アキラ)は、世界の映画界に大きな影響を及ぼした巨匠“黒澤明”氏からインスパイアされたモデルです。

まとめ

日本との関わりが深いアイウェアブランド、ジャック・マリー・マージュについてご紹介しました。ブランドの特徴やデザイナー、人気のモデルなどについてご紹介しましたがいかがでしたか?

最近では、映画『エルヴィス』で脚光を浴びたオースティン・バトラーが着用していたサングラスが、ジャック・マリー・マージュのものだと話題になりました。アイウェアはすべて希少性が高いので、今後ますます注目のブランドとなりそうです。

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