
モンブランの作家シリーズとは
モンブランの作家シリーズとは1992年以降、毎年世界で「文豪」と呼ばれる著名作家を一人選び、その人物や作品から受けたインスピレーションを筆記具として形にし販売されます。
限定販売数は年によって変わり、人気のある万年筆・ボールペン・メカニカルペンシルは希少性からプレミア価格がつくアイテムもあります。
今回はその歴代作家シリーズをご紹介します。
モンブランの歴代作家シリーズ一覧とその特徴
1992年|ヘミングウェイ
販売年 |
1992年 |
作家名 |
ヘミングウェイ |
販売数 |
万年筆 20000本
ボールペン 30000本 |
作家シリーズ第一弾であり、また人気No.1であるヘミングウェイは万年筆愛好家なら一度は手にしたくなる逸品です。
コーラルレッドとダークブラウンの組み合わせは感慨深さを感じます。
蛇をモチーフとしたスネーククリップは太古から生命力や冨の象徴とされており、ひと目見ただけでヘミングウェイと分かるアイコン的存在です。
またマイスターシュテュック149と同サイズで手にしっくりと馴染み、心地よい書き味です。
1993年|アガサ・クリスティー
販売年 |
1993年 |
作家名 |
アガサ・クリスティー |
販売数 |
万年筆 30000本
ボールペン 25000本
メカニカルペンシル 7000本 |
ミステリーの女王と呼ばれたアガサ・クリスティに敬意をはらった作家シリーズ第二弾となります。
全体的にシックなデザインにシルバーに型どられてた蛇とその蛇の両目にはルビーが埋め込まれており、どこかアガサ・クリスティが描いたミステリアスな世界観が表現されているように見えます。
1993年|インペリアル・ドラゴン
販売年 |
1993年 |
作家名 |
– |
販売数 |
万年筆 5000本
ボールペン 3500本 |
作家シリーズ第3弾となる「インペリアル・ドラゴン」はシリーズの中で唯一、作家ではなく「ドラゴン」という生物をモデルとして作成された万年筆です。
空想文学の源となるドラゴンをイメージされたデザインは、クリップ部にインパクトあるドラゴンが施さておりその両目には美しく輝くルビーが埋め込まれています。
1994年|オスカー・ワイルド
販売年 |
1994年 |
作家名 |
オスカー・ワイルド |
販売数 |
万年筆 20000本
ボールペン 13000本
メカニカルペンシル 12000本 |
「I have very simple taste. I only like the best(私の好みは単純そのもの。気に入るのは最高のものだけだ)」
と格言を残したオスカー・ワイルドの哲学に敬意をはらい作られたモデルです。
ブラックとグリーンが合わさったシックなデザインは、幅広い年齢層から人気の一品です。
また有名なエピソードとして、ニュースステーションで当時出演されていた久米宏さんがボールペンのオスカー・ワイルドをご愛用されたとして、一時期万年筆よりボールペンの値段が高くなるという現象が起こりました。
1995年|ボルテール
販売年 |
1995年 |
作家名 |
ボルテール |
販売数 |
万年筆 15000本
ボールペン 8000本
メカニカルペンシル 7000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 5000セット |
啓蒙主義を代表する一人であり、またフランスの哲学者・作家・歴史家など様々な分野で活躍したボルテールをモデルとして作られた万年筆です。
キャップ上部・キャップリング・尻軸リングにはスターリングシルバー(純銀)に金メッキを施したバーメイル仕上げが施されています。
キャップにはボルテールのサインが刻まれています。
1996年|アレキサンドル・デュマ
販売年 |
1996年 |
作家名 |
アレキサンドル・デュマ |
販売数 |
万年筆 20000本
ボールペン 16000本
メカニカルペンシル 9000本 |
「三銃士」や「モンテ・クリスト伯(厳窟王)」など世界的大ヒット作品を世に送り出したアレキサンドル・デュマモデルの作品です。
18金のペン先にはフランスの象徴とされるフルール・ド・リスというアヤメの花を様式化された装飾が施されいます。
さらにキャップリング部には羽根ペン、グリップ部には三銃士を連想される剣が表現されており、随所にアレキサンドル・デュマを感じることができます。
またこの万年筆には面白いエピソードがあり、発売当初モンブランの誤りで万年筆キャップ部分に刻まれるサインが、息子のアレクサンドル・デュマ・フィス(小デュマ)のサインで販売されてしまい、その後回収が行われ正規のデュマペール(大デュマ)のサインで再販されました。
回収されたものの全ては回収できず、残った万年筆は「小デュマモデル」と呼ばれ熱狂的なモンブランコレクターの中では貴重な品となっています。
1997年|ドストエフスキー
販売年 |
1997年 |
作家名 |
ドストエフスキー |
販売数 |
万年筆 17000本
ボールペン 8000本
メカニカルペンシル 3000本
ローラーボール 7000本 |
「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」「白痴」などの人の本質を描く作品からロシアの文豪となったドストエフスキーをモデル作品です。
黒とゴールドの一見シンプルなデザインですが、ボディ・キャップリング・クリップにロシア皇帝時代の装飾をイメージした刻印が刻まれています。
クリップには鮮やかなブルーのサファイヤ・カラーの石が埋め込まれています。
1998年|エドガー・アラン・ポー
販売年 |
1998年 |
作家名 |
エドガー・アラン・ポー |
販売数 |
万年筆 14000本
ボールペン 12000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 3000セット |
世界初の推理小説「モルグ街の殺人」を世に送り出し、後に推理小説の父と呼ばれる推理小説の開拓者、エドガー・アラン・ポーをモデルにした万年筆です。
ミッドナイトブルーのマーブル模様とゴールドはあやしくも美しく、18金のペン先にはエドガー・アラン・ポーの有名な詩「大鴉(おおがらす)」が刻まれています。
またクリップ下のゴールドコーティングされたリングは、ビクトリア時代の装飾が施されています。
1999年|マルセル・プルースト
販売年 |
1999年 |
作家名 |
マルセル・プルースト |
販売数 |
万年筆 17000本
ボールペン 16000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 4000セット |
「失われた時を求めて」を筆頭に20世紀西欧文学を代表する世界的な作家マルセル・プルーストをモデルにした万年筆です。
ボディには作家シリーズ初となる925スターリングシルバー(純銀)が使用されており、八角形の面には細やかな彫刻が施されています。
ペン先には「失われた時を求めて」をモチーフに砂時計が刻まれています。
また作家シリーズはキャップ部分にサインが入っていることが多いのですが、マルセル・プルーストはスターリングシルバーを活かしボディに刻まれています。
非常に凝った作りのマルセル・プルーストは作家シリーズの中でも人気を集める一品です。
2000年|フリードリッヒ・シラー
販売年 |
2000年 |
作家名 |
フリードリッヒ・シラー |
販売数 |
万年筆 14000本
ボールペン 12000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 4000セット |
ドイツ古典主義の代表者であり、「自由を求める不屈の精神」を元に作られた詩や戯曲を世に数多く送り出してきたフリードリッヒ・シラーをモデルにした万年筆となります。
キャップ部分は「樹脂の化石」や「木の宝石」と呼ばれる希少性が高いアンバー(琥珀)が使われており、ペン先にはシラーの代表作ともいえる「ウィリアム・テル」の息子の頭上にあるリンゴを矢で射抜くエピソードから弓矢が刻まれています。
2001年|チャールズ・ディケンズ
販売年 |
2001年 |
作家名 |
チャールズ・ディケンズ |
販売数 |
万年筆 14000本
ボールペン 12000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 4000セット |
「クリスマス・キャロル」や「オリヴァー・トゥイスト」など誰もが知っていて、時間が経った今でも愛される作品を生み出したチャールズ・ディケンズをモデルにした万年筆です。
ブリティシュグリーンと呼ばれる深いグリーンに、縦にラインが入ったスターリングシルバー(純銀)の組み合わせがシックな印象に。
18金のペン先にはチャールズ・ディケンズのイニシャル「C」「D」が刻まれています。
2002年|F.スコット・フィッツジェラルド
販売年 |
2002年 |
作家名 |
F.スコット・フィッツジェラルド |
販売数 |
万年筆 14000本
ボールペン 12000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 4500セット |
1920年代の「失われた世代」を代表する作家の一人で、処女長編作品「楽園のこちら側」がベストセラー、代表作「グレート・ギャツビー」を生み出し、20世紀のアメリカ文学を代表する小説家として名を残したスコット・フィッツジェラルドをモデルに作成された万年筆です。
ホワイトパールのボディに925スターリングシルバーが施されており、またブラックキャップとの色彩のコントラストが当時のニューヨークを表現されています。
18金のペン先には1920年代のニューヨークの摩天楼が刻まれています。
2003年|ジュール・ヴェルヌ
販売年 |
2003年 |
作家名 |
ジュール・ヴェルヌ |
販売数 |
万年筆 14000本
ボールペン 12000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 4500セット |
SFの父とも呼ばれるフランスの小説家、ジュール・ヴェルヌをモデルに作成された万年筆です。
ジュール・ヴェルヌの代表作「海底二万里」を彷彿とさせる仕様となっており、プレシャスレジン製の鮮やかなブルーボディにある波状の模様はアロナックス博士達が立ち向かう海底を連想させます。
その他にもグリップ部分は波を表現するために湾曲しており、また18金のペン先には話の中でも出てくるダイバーヘルメットが刻み込まれています。
2004年|フランツ・カフカ
販売年 |
2004年 |
作家名 |
フランツ・カフカ |
販売数 |
万年筆 14000本
ボールペン 12000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 4500セット |
生前は脚光を浴びず、没後1世紀にわたり様々な研究が行われ、再評価・ブームを巻き起こしたフランツ・カフカをモデルとした万年筆です。
突如自身が大きな虫に変わってしまった衝撃的作品「変身」をモチーフに、ペン先からボディに向けて丸型から四角形へと形状に変化をつけており、今までにはない構造が興味深い万年筆です。
シンプルなブラックにスターリングシルバー(純銀)が随所に散りばめられており、さらに作家シリーズ定番のサイン部分には、虫の姿を「褐色の虫」として表現されている部分から赤が彩られています。
18金のペン先にも変化後の虫が刻まれています。
他に見ない形状ではありますが、意外にも書き心地がよく、持ちやすい万年筆となっています。
2005年|ミゲル・デ・セルバンテス
販売年 |
2005年 |
作家名 |
ミゲル・デ・セルバンテス |
販売数 |
万年筆 13000本
ボールペン 13000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 4000セット |
スペインの作家、世界文学史上の傑作となった「ドン・キホーテ」を世に送り出したミゲル・デ・セルバンテスをモチーフにした万年筆です。
風車を「悪の巨人」と信じ込み、ドン・キホーテが風車に挑むエピソードから、18金のペン先には風車が刻まれています。
茶色系のボディにゴールドのリングが組み込まれていますが、これは風車のブレード部分を表現されています。
2006年|ヴァージニア・ウルフ
販売年 |
2006年 |
作家名 |
ヴァージニア・ウルフ |
販売数 |
万年筆 16000本
ボールペン 18000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 4000セット |
「世界一美しい遺書」書き残し自らこの世を去った、イギリスで最も優れた女性小説家の一人、ヴァージニア・ウルフをモチーフにした万年筆です。
作家シリーズ第二弾のアガサクリスティー以来の女性では二人目となります。
ブラックのボディには女性らしい美しい曲線で型取られており、さらにウルフの最高傑作「波」を模して波模様が全体的に刻まれています。
クリップ部分にはアクセントになるルビーが埋め込まれており、ペン先には没後、遺骨が埋められた私邸の庭にある大きな楡の2本の木が刻まれています。
2007年|ウィリアム・フォークナー
販売年 |
2007年 |
作家名 |
ウィリアム・フォークナー |
販売数 |
万年筆 16000本
ボールペン 18000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 4000セット |
ヘミングウェイと名を競い、1949年度ノーベル文学賞受賞した20世紀アメリカ文学の巨匠、ウィリアム・フォークナーをモデルとして作成された万年筆です。
全体的デザインは、フォークナーの全盛期だった1930年代に流行したアメリカン・アールデコをイメージ。
プレシャスレジンとプラチナの組み合わせがインパクトがあります。
また巨匠と呼ばれるフォークナーにふさわしくズシッとした重厚感があります。
18金ペン先には、スタント飛行士でも活躍していたフォークナーにちなんで雲の中をかける複葉機が刻まれています。
2008年|ジョージ・バーナード・ショー
販売年 |
2008年 |
作家名 |
ジョージ・バーナード・ショー |
販売数 |
万年筆 16000本
ボールペン 18000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 4000セット |
1925年にノーベル文学賞を受賞、代表作はオードリー・ヘップバーンが主演の映画「マイ・フェア・レディ」の原作となった「ピグマリオン」を世に送り出したアイルランドの劇作家ジョージ・バーナード・ショーをモデルにした万年筆です。
ボディは「ピグマリオン」の主役・花売り娘イライザが貴婦人へと美しく変わりゆく様を表現されており、マーブルグリーンとシルバーラインの対比が変化していきます。
また18金のペン先にも、花売り娘を連想させる女性らしさ溢れる美しい花が刻まれています。
2009年|トーマス・マン
販売年 |
2009年 |
作家名 |
トーマス・マン |
販売数 |
万年筆 12000本
ボールペン 15000本
ローラーボールペン 6000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 3000セット |
代表作であり自身の一族の歴史をモデルとした「ブッデンブローク家の人びと」で脚光を浴び、その後「トーニオ・クレーガー」「ヴェニスに死す」などの名作を残し、1929年にはノーベル文学賞を受賞したトーマス・マンをモデルとした万年筆です。
プラチナ仕上げと漆黒のラッカー仕上げで構成されており、これはトーマス・マンが活躍したアールデコの時代からインスピレーションを得て芸術的創造性にあふれた万年筆となっています。
クリップ部分には地球上で最も古い宝石と言われるオニキス色の「ジルコン」が埋め込まれています。
18金にロジウム仕上げされたペン先には、現在ではトーマス・マン記念館になっているブッデンブロークの家のイラストが繊細に刻まれています。
2010年|マーク・トウェイン
販売年 |
2010年 |
作家名 |
マーク・トウェイン |
販売数 |
万年筆 12000本
ボールペン 15000本
ローラーボールペン 6000本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセッ 3000セット |
今もなお世界的に愛される作品「トム・ソーヤーの冒険」を世に送り出し、アメリカの代表的な作家であるマーク・トウェインをモデルとした万年筆です。
ディープブルーのプレシャスレジンで構成されるボディ・キャップにはなだらかな曲線が描かれており、マーク・トウェインが愛し、小説の題材にもなったミシシッピ川をイメージされています。
キャップトップは蒸気船の煙突をかたどり、アイボリーカラーのプレシャス樹脂でその蒸気を表現。
クリップにはマーク・トウェインが活躍した時代のアメリカ南部で人気の高かった楽器ジューズ・ハープ(口琴)の形となっており、クリップ下のキャップリングにはサインとシリアルナンバーが刻まれています。
18金のペン先には、2ファゾムを表すロープの絵柄が刻まれています。
※2ファゾムとは、蒸気船の船員がロープで水深を測る「安全水深」のことを指します。
2011年|カルロ・コッローディ
販売年 |
2011年 |
作家名 |
カルロ・コッローディ |
販売数 |
万年筆 12000本
ボールペン 14600本
ローラーボールペン 8400本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 3000セット |
「ピノッキオ」の生みの親であり、イタリアの児童文学作家のカルロ・コッローディをモデルにした万年筆です。
ダークブラウンのボディに華々しく輝くゴールドとの組み合わせは非常に綺麗です。
キャップの装飾にはピノキオのお話しに出てきたキャラクターが描かれており、このような被せて魅せる加工のことを「オーバーレイ加工」と呼び、作家シリーズの中では初めての技法となります。
さらにクリップ部分に取り付けられたビスは、ピノキオの関節部分を表現、胴部~尻軸にかけてはピノキオが嘘をついたときに伸びる鼻を連想させるデザインとなっています。
キャップのトップには生産限定本数とコッローディの署名が刻まれています。
18金製ペン先には作家シリーズ初のシャンパンゴールドカラーが使用されており、そこにはピノキオに登場する「話をするコオロギ」が刻印されています。
2012年|ジョナサン・スウィフト
販売年 |
2012年 |
作家名 |
ジョナサン・スウィフト |
販売数 |
万年筆 12800本
ボールペン 14600本
ローラーボールペン 8800本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 1000セット |
歴代作家の中でも諷刺作品で随一の才能を持ち「ガリヴァー旅行記」を生み出したジョナサン・スウィフトをモデルにした万年筆です。
ガリヴァー旅行記を模して胴軸には小人がガリヴァーを縛り付けた紐を象嵌(ぞうがん)という工芸技法で表現されています。
またキャップ部分にはガリヴァーがかぶっていた三角帽子、クリップ部分にはガリヴァー旅行記のワンシーンにあるリリパットの王様が演説のためにのぼった階段、18金製ペン先にはガリヴァーとその下を行進する軍隊の姿が刻印されています。
随所に「ガリヴァー旅行記」が感じられる万年筆です。
2013年|オノレ・ド・バルザック


販売年 |
2013年 |
作家名 |
オノレ・ド・バルザック |
販売数 |
万年筆 10000本
ボールペン 14500本
ローラーボールペン 8400本
万年筆・ボールペン・ペンシルのセット 1800セット |
19世紀のフランスを代表する小説家であり、代表作「人間喜劇」で第三者的視点でありのままを描く写実的な作風が高く評価されたオノレ・ド・バルザックをモチーフとして作成された万年筆です。
バルザックがモーニングコートとして愛用していた、黒い上着にグレーの縞ズボンをボディ部分に、さらにターコイズが埋め込まれた優雅なクリップはバルザックが持ち歩いていたというステッキが表現されています。
さらに尻軸→キャップリング→キャプヘッドリングと順に豪華な装飾になっているのは、19世紀のフランス階級社会を表しています。
18金製のペン先にはバルザックのイニシャルが刻まれています。
2014年|ダニエル・デフォー


販売年 |
2014年 |
作家名 |
ダニエル・デフォー |
販売数 |
– |
イギリス近代小説の父ともいわれ、世代を問わず多くの人から愛され続けている「ロビンソン・クルーソー」を世に送り出したダニエル・デフォーをモデルとして作成された万年筆です。
万年筆全体の形状はクルーソーが無人島脱出を試みたオールをイメージされており、また木目の雰囲気が感じられるダークブランドが施されています。
他にも主人公の相棒であるオウムの「ポル」をモチーフにクリップ部分には羽、18金のペン先にはその姿が刻まれています。
さらにキャップや尻軸部にはルネッサンス様式を感じさせる装飾が華やかな印象を与えてくれます。
この一本でロビンソン・クルーソーを感じられる特別仕様となっています。
2015年|レフ・トルストイ
販売年 |
2015年 |
作家名 |
レフ・トルストイ |
販売数 |
– |
19世紀ロシア文学を代表する文豪で、数多く映画化・舞台化し人々を魅了した「戦争と平和」や「アンナ・カレー二ナ」などを世に送り出したレフ・トルストイをモデルとして作成された万年筆です。
まるでハンマーで打たれたような様相をしている印象的なボディは、貴族生まれながら質素な生活の哲学を持ち、自身で農奴解放を唱えた土地を表現されています。
メインカラーであるブルーとダークグレーは「戦争と平和」「アンナ・カレー二ナ」の初版の表紙に用いられた色であり、またトルストイがに物語を書き綴った机の色が再現しています。
18金のペン先には、帝政ロシアを思わせるような羽・剣・矢などが刻まれています。
2016年|ウィリアム・シェイクスピア
販売年 |
2016年 |
作家名 |
ウィリアム・シェイクスピア |
販売数 |
– |
四大悲劇「ハムレット」「マクベス」「オセロ」「リア王」や世界的にも有名な「ロミオとジュリエット」など数々の名作を残した、巨匠ウィリアム・シェイクスピアをモチーフにした万年筆です。
八角形になっているキャップは、シェイクスピアが率いていたロンドンのグローブ座がモデルとされています。
キャップトップは劇場のリング状の屋根を連想させ、本来オープンエアの中央部分をモンブランのシンボルマークが埋め込まれています。
またメインカラーである白と黒はグローブ座から由来しており、上演中の戯曲のジャンルを旗の色で知らせる方法にちなんで喜劇の白と悲劇の黒が採用されました。
さらに18金のペン先にもグローブ座の姿が刻まれています。
またゴールドのリングには
・ロミオとジュリエット
・ハムレット
・リア王
・ヘンリー5世
・マクベス
・テンペスト
・ジュリアス・シーザー
のシェイクスピア代表7作品が表現されています。
2017年|アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
販売年 |
2017年 |
作家名 |
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ |
販売数 |
– |
フランスの飛行士として活躍しケガをきっかけに引退、その後小説家としての才能を開花させ「星の王子さま」「夜間飛行」などを世に送り出した文豪アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリをモデルとして作成された万年筆です。
18金のペン先には星の王子さまを連想させる☆のマークが刻まれています。
全体的なフォルムは「夜間飛行」に記されている飛行機を表現。
尻軸にはサン=テグジュペリの人生において重要な都市が地理的位置で記されています。
2018年|オマージュ・トゥ・ホメロス
世界最古の叙事詩人であり、ギリシャの古典を代表する「イリアス」「オデュッセイア」を生み出したホメロスにインスピレーションを得て作られた万年筆です。
ギリシャ神話のトロイの木馬の馬をイメージし全体的なフォルムを作成されました。
同軸部分には馬の顔を、クリップ部分は槍が表現さています。
尻軸とリングにはギリシャの黒絵式陶器をモチーフにしたエングレーヴィングが装飾されています。
18金のペン先には王オデュッセウスの兜が刻印されています。
2019年|ラドヤード・キップリング


販売年 |
2019年 |
作家名 |
ラドヤード・キップリング |
販売数 |
– |
ノーベル文学賞をイギリス人として最年少にして初の受賞し、映画化にもなった「ジャングルブック」の作者ラドヤード・キップリングに捧げられてた万年筆です。
代表作「ジャングルブック」をイメージに、米国での初版本の表紙を模してシックなグリーンに。
クリップ部分はウルフの群れを表現されており、キャップトップと尻軸リングには彼の詩”If”の冒頭と末尾が刻まれています。
2020年|ヴィクトル・ユーゴー


販売年 |
2020年 |
作家名 |
ヴィクトル・ユーゴー |
販売数 |
– |
フランスロマン主義の小説家で代表作「レ・ミゼラブル」は今でも様々なメディアに取り上げられる文豪ヴィクトル・ユーゴーに敬愛を込めて作られた万年筆です。
プラチナコーティングのブラックプレシャスレジンボディは「オートヴィル・ハウス」にあるオークギャラリーの木製パネルからインスピレーションを受けています。
また著書である「ノートルダムの鐘」をイメージしたクリップ部分はスケルトン仕様になっており、これはノートルダム大聖堂の中央にある薔薇窓を表現されています。
その端にはカジモドが打つ鐘がシンボライズされています。
18金のペン先にはノートルダム大聖堂のガーゴイルが刻まれています。