再ブームの理由は種類の多さ!ヴィトンスピーディ新旧の違い

ルイヴィトンの定番バッグであるスピーディは、20年以上前に比べて様々なコレクションで登場し、今やバリエーション豊かなラインナップとなっています。
最近では2021年に放送されたドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」にスピーディが登場し、女優さんが持ち歩く姿が印象的であったとの声も聞こえてきます。一昔前に流行ったバッグでダサいという印象をお持ちの方もいらっしゃるかとは思いますが、最近のファッションにもしっかり馴染むスピーディの特徴と再ブームの理由をご紹介。そして古いモデル・最新のモデルで若干の違いがあるため、新旧の違いもあわせて解説します。
- スピーディが歩んできた歴史
- ルイヴィトンの定番スピーディの特徴
- スピーディ新旧の違いについて
- スピーディとスピーディバンドリエールの違い
- スピーディシリーズのサイズ比較
- スピーディのバリエーションと種類一覧
- スピーディのシリアルの位置
- 「今更ダサい」は間違い!最近のスピーディに注目してみて
スピーディが歩んできた歴史
スピーディが生まれたのは1930年代のころ。当時は「エクスプレス」という名前が付けられ、加速的に普及していた自転車での利用を想定し作られたバッグでした。
スピーディより前に登場していた折りたたみ式旅行バッグ「キーポル」の遺伝子を受け継ぎ作られたスピーディは、同じように折り畳むことができるシティバッグとして販売され続けています。
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スピーディとはヴィトン屈指のロングセラーバッグ
長い歴史を持つブランドのルイヴィトンですが、ロングセラーと呼ばれるバッグはそう多くはありません。スピーディの登場は1930年代ですので、90年も続くロングセラーバッグとして多くの人に愛されているのです。
ルイヴィトンの定番スピーディの特徴
たっぷりの収納力

元々旅行バッグのキーポルをコンパクトにしたのがスピーディであったこともあり、収納力も抜群です。広く取られたマチと底部の安定感が相まって、ポイポイと思いのままに荷物を入れることのできるデザインです。
ルイヴィトン「キーポル」「スピーディ」定番ボストンのサイズ紹介
パドロックをつけてセキュリティアップ

スピーディにはファスナープルとバッグ本体にパドロック(錠前)を付けることで、バッグを第三者に勝手に開けられないような仕組みになっています。もちろん、パドロックを使わない場合も想定して、バッグ本体に飾りとしてつけたままにすることも可能です。
シンプルなフォルムだけど、多数のコレクションがある

スピーディはルイヴィトンの定番バッグのため、多数のクルーズコレクションなどに登場します。ふわふわのクッション素材で作られたLVピロー、テニスなどのスポーツから着想を得たLV マッチなど飽きのこないさまざまなスピーディを楽しむことができます。
折りたたみ可能なスピーディ、たたみ方解説
スピーディの特徴の一つとして、トランクに詰め込める旅行用のソフトラゲージバッグであるということから、コンパクトに折り畳むことが可能な点が挙げられます。そのため、ブティックから購入した際には折りたたんだままボックスに入っています。※一部例外を除く
バッグ本体には折りジワがついていますが、使っているうちに段々とシワがとれてしまい、たたんで収納しようと思った際に折り畳み方がわからなくなってしまうことも。そんな時のためにたたみ方を載せておきます。
スピーディ30のたたみ方

①ファスナーは閉めたままでも折りたたみ可能ですが、最後に閉めた方がたたみやすいです。

②裏返し底の部分を押して、ぺったんこにします。

③上下の頂点を整えてバランスの良い形になっていればOK。

④最後にファスナーをしめて完成!
スピーディのサイズによる多少の違いや、側面マチ部分を「くの字」に織り込んでしまう方法・マチ部分をファスナー側に折り返す方法など小さな違いはありますが、基本的に紹介した方法で簡単にたたむことができます。また、同じような方法でキーポルもたたむことが可能ですので、是非試してみてくださいね。
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スピーディ新旧の違いについて
収納ポケットの有無

スピーディの初期型は内部に収納ポケットはありませんでした。その後、オープンポケットタイプの収納が付けられ、最新のモデルにはポケットにファスナーが追加。さらに利便性がアップしました。
もっと細かいことをいうと、旧型のポケット内部はキャンバス地にコーティングが施されツルッとした質感でしたが、長年使用しているとコーティングがポロポロと剥がれてしまうというデメリットがありました。あくまでポケット内部のみのコーティングであったため、しょうがないと諦め、収納ポケットを使用せずそのまま使い続ける方も多くいらっしゃいました。
その後登場したファスナータイプの新型はコーティングがなくなり、バッグ内部全て同じキャンバス素材となり、コーティングが剥がれる心配がなくなりました。
ハンドル付け根の縫い目

気がつきにくいのはハンドル付け根の縫い目です。昔のスピーディはビスの下側に縫い目があり、長く使用していると本体からビスが抜けてしまうといったダメージが発生してしまうことも多々ありました。
最近のスピーディはビスを囲うように縫い目が施され、ハンドル周辺の強度がアップ。そのためビスが抜ける心配が少なくなりました。
スピーディとスピーディバンドリエールの違い

スピーディには、ショルダーベルトをつけて肩掛けができるようになったバッグ、スピーディバンドリエールが存在します。
スピーディとスピーディ バンドリエールの違いは、側面のマチ部分に金具を付けられるパーツがついているかどうか。スピーディと違ってバンドリエールはショルダー金具装着部分に補強のための革が縦断するように貼られています。
そもそも斜めがけや肩掛けを可能にするために付けられたショルダーストラップですが、近年のトレンドとしてコンパクトバッグが流行っていることもあり、スピーディバンドリエールも小さいサイズが好まれるようになりました。
スピーディシリーズのサイズ比較
ナノスピーディ

比較的新しいモデル。かなり小さいサイズのスピーディで、必要最低限の持ち物でお出かけするのにピッタリ。ショルダーは標準装備であり、肩掛けスタイルに適している。
スピーディ20

限定的なラインやコレクションのみで発表されることが多いスピーディ20。
基本的にショルダーストラップ付きのため、正式には「スピーディバンドリエール20」と呼ばれる。
スピーディ25

コンパクトで持ち歩きしやすいサイズ。ころんとしたフォルムで人気の高いサイズ感。小柄な方にオススメ。
スピーディ30

書類やファイルといったビジネスアイテムもある程度入るサイズ感。旅行の際の持ち歩きバッグとして使うのに最適です。
スピーディ40

スピーディの中で一番大きなサイズで、ボストンバッグとしてしっかり収納できるサイズです。ノートパソコンも入るサイズですので出張時のバッグとしても利用できます。
ネオスピーディ

モノグラムデニムのみで登場した、少し横長サイズのネオスピーディ。通常のスピーディとは違い、外観部分にファスナー収納など多数のポケットがついています。
スピーディのサイズを簡単に知る方法

ここで豆知識です。
スピーディ30など名前についている数字はスピーディのサイズで、横幅を測れば一致するようにつけられています。
所有しているスピーディが30だっけ?25だっけ?とサイズがわからなくなった場合、ファスナー横についている革をめくると数字が打刻されていることがあり、これがスピーディのサイズになります。
上記画像の場合、非常に見えにくいのですが、「25」と打刻されています。
ただ製品によっては擦れて見えなくなていることもありますので、参考程度にお考えください。
スピーディのバリエーションと種類一覧
モノグラム

M41108
スピーディ30
モノグラム
ルイヴィトンの絶対的定番であるモノグラムは、創業者のイニシャル「LとV」に、星と花を組み合わせたシンボル的パターンです。定番であるがために、サイズ展開は豊富で全てのバリエーションが揃っています。
ダミエ

N41364
スピーディ 30
ダミエ エベヌ

N41371
スピーディ25
ダミエ アズール
モノグラムより前に生まれたラインであるダミエは日本の市松模様から着想を得て作られました。モノグラムを同じく定番ラインであるため、ロングセラーアイテムとして愛されています。
エピ

M4301A
スピーディ25
エピ バニラ

M43017
スピーディ25
エピ カスティリアンレッド

M43005
スピーディ30
エピ トレドブルー
フランスで「麦の穂」を意味するエピライン。風に揺れる稲穂のような型押しが特徴的。エピラインは1985年に登場し、カラーも豊富であるため人気でしたが、ここ最近はスピーディで使われているのを見かけることが少なくなっています。廃盤カラーは中古品でしか入手できなくなっているため、状態の良いスピーディは即売してしまうことも。
ナノグラム

M22596
スピーディバンドリエール20
ナノグラム ブルー

M22286
スピーディバンドリエール20
ナノグラム ローズ
ルイヴィトンのシンボルでもあるモノグラムをミニマムにし、エンボス加工を施したカプセルコレクション。
LVピロー

M20973
スピーディ バンドリエール 25
シルバー
素材は地球にやさしいリサイクルナイロン「エコニ―ル(ECONYL)」を使用している。
2021年登場のカプセルコレクションの派生バッグ。
LV マッチ

M20751
スピーディバンドリエール 20
LV マッチ
2022年春夏に登場した、プレフォール カプセル コレクション 「LV MATCH (LV マッチ)」では、テニスのグランドスラムから着想を得て、モノグラムが描かれた起毛素材である「モノグラム・ジャカード ベルベット」を使ったライン。芝を表現したグリーン、テニスボールのようなイエローといったスポーティなアイテムが多数登場しました。
エピデニム

M51280
スピーディバンドリエール25
エピデニム
さわやかでカジュアルな印象。 デニム素材ではなく、エピレザー(牛革)のため、どちらかというとエピの「デニムカラー」のイメージ。
サマー・スターダスト

M81508
ナノスピーディ
サマースターダスト ピンク

M46092
スピーディ バンドリエール 20
サマースターダスト グリーン
2022年夏のコレクションとして「サマー・スターダスト」カプセル・コレクションが登場。
晴れた空に架かる虹や夜空に瞬く星々を取り入れたこのコレクションは、これまでにないスプレー着色の技法で鮮やかにカラーリングされ、角度を変えると色合いが変わって見えるような奥深い色を表現しています。
ライムグリーンカラーやパールピンクカラーなどが採用され、気分が高揚するサマーバカンスにピッタリなコレクションとなりました。
ジャングルドット

M41983
スピーディ30
ジャングルドット シュガーピンクポピー
2016年クルーズラインのジャングルドット。ジャングルを想起させるヤシの葉とドット柄をモノグラム柄に乗せた情熱的なラインです。同じラインでヴェルニ素材にモノグラムドットを乗せたアイテムも存在します。
モノグラムアンプラント

M40762
スピーディバンドリエール 25
アンプラント アンフィニ

M40758
スピーディバンドリエール 25
モノグラムアンプラント オリアン

M59273
スピーディ・バンドリエール 25
アンプラント トゥルトレール

M58951
スピーディ・バンドリエール 25
アンプラントノワール

M58954
スピーディ・バンドリエール20
アンプラント クレーム

M47136
スピーディ・バンドリエール20
アンプラント ピンクオパール
2010年に登場したライン。正式には「モノグラムアンプラント」と呼ばれ、 上質なカーフレザーにエンボス加工で施されたモノグラムが高級感を演出。くったりとしたしなやか質感が人気です。
モノグラムアンプラント バイカラー

M81457
ナノスピーディ
アンプラントバイカラー
アリゾナ×ベージュ

M58947
スピーディバンドリエール25
アンプラントバイカラー
ブラック×ベージュ
しなやかなモノグラムアンプラントレザーに、エンボス加工を施したLVロゴを大きく配置したライン。2色使いのバイカラーでインパクト大です。
モノグラムイディール

M95224
スピーディ30
モノグラムイディール フザン

M56704
スピーディバンドリエール30
モノグラムイディール セピア

M56703
スピーディバンドリエール30
モノグラムイディール アンクル
モノグラムイディールはナイロン混紡のコットンキャンバス素材で、2010年に登場したラインです。カラーは、セピア・アンクル・フザンの3種。小さなLVロゴが織り込まれ、軽くて使いやすいのが特徴です。似たラインではモノグラム ミニランとモノグラムミニがあります。
モノグラムウォーターカラー

M95751
スピーディ30
モノグラムウォーターカラー ブロン
2008年発表。美しく滲む水彩画のようなラインのモノグラムウォーターカラー。現在廃盤のため非常に入手困難です。
モノグラムエスカル

M45146
スピーディバンドリエール30
モノグラムエスカル ブルー
2020年新作のエスカルは日本の“絞り染め”をモチーフにしたグラデーションの美しいライン。ブルー・ピンク・レッドの3色がある。
モノグラムグラフィティ

M93705
スピーディ30
モノグラムグラフィティ オレンジ
2001年-2002年発表ライン。大胆にもモノグラムキャンバスに落書き(グラフィティ)したデザインで、現在廃盤アイテム。
モノグラムクラフティ

M56588
スピーディ25
モノグラムクラフティ クリーム キャラメル
2020年新コレクションとして登場した、大きなLVロゴが目を引く「モノグラム・ジャイアント モチーフ」をベースに、アップリケや編みこみを組み合わせた弾けるようなアイテムが揃ったモノグラムクラフティ。
クリーム×レッドとクリーム×キャラメル、ブラック×ホワイトといったカラーがあり、アイテムもバッグだけでなく、財布やスニーカー、アクセサリー、アパレルなど幅広く展開しています。
モノグラムデニム

M95019
ネオスピーディ
モノグラムデニム
コットン素材にストーンウォッシュとブリーチを施しヴィンテージ感のあるライン。すでに廃盤となっているために入手は困難です。
モノグラムペルフォ

M95019
ネオスピーディ
モノグラムデニム
2006年発表のモノグラムペルフォ。表面に施されたパンチングから覗く蛍光色のライニングがインパクト大。すでに廃盤となっているラインのため入手困難なアイテムです。
モノグラムマルチカラー

M92644
ミニスピーディ
モノグラムマルチカラー ノワール

M92645
ミニスピーディ
モノグラムマルチカラー ブロン
2003年春夏誕生。アーティスト村上隆の手でヴィトンのシンボルであるモノ グラムを33色で表現したポップでカラフルなライン。
モノグラム ミロワール

M11987rnスピーディバンドリエール20rnLV SKI
モノグラムミニラン クロワゼット

M95500
スピーディ30
モノグラムミニラン クロワゼット
ブルー
通常のモノグラムミニランに、濃淡をつけたストライプをプラスしたモノグラムミニランクロワゼット。2008年のクルーズラインで、清涼感あるラインです。
モノグラムローズ

M48610
スピーディ30
モノグラムローズ
2009年発表。大胆なバラ(ローズ)柄が描かれたライン。現在廃盤となっているため、入手困難なアイテムです。
スピーディのシリアルの位置

スピーディのシリアルの場所は内部収納ポケットをめくった裏側、ビス留め具周囲のヌメ革に刻印があります。

新型の場合は内部ファスナーポケットを開けた箇所にある革タグに刻印があります。
ルイヴィトンのシリアルナンバーの位置については製造年数や製造国などによって変わる場合があるため、画像の箇所に見当たらない場合は、収納内部のDリング付け根などをチェックしてください。
また、2020年頃からシリアル打刻が廃止されICチップ埋め込み型になっております。ご参考程度にお考えください。
「今更ダサい」は間違い!最近のスピーディに注目してみて
最近ではドラマでも女優さんがスピーディを使っていたり、新作コレクションとして新しいスピーディが登場したりと、まだまだ人気は衰えていません。
大きいサイズのスピーディが野暮ったく感じてしまう方は是非小さいスピーディを肩掛けしてみて。
モノグラム柄が好きではない方は、新作として限定的に販売しているコレクションをチェックしてみて。
意外にも素敵なアイテムがあると気がつけるかも。
そして古いスピーディを新しいのに変えた際には、売却するという選択肢も!

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