エルメススカーフ柄一覧|使いやすいカレの種類と巻き方、タグの製造年判別法

- 色彩豊かなエルメスのスカーフ、カレ
- エルメススカーフの価格とサイズ感
- スカーフの巻き方とアレンジ方法
- カレの選び方のポイント
- 品質表示タグでわかる、製造年代の判別方法
- スカーフのタグは切るべき?残しておくべき?
- エルメスのスカーフを購入する方法
- エルメススカーフ人気柄一覧
- クリーニング時にシルク製品としての取り扱いをされない可能性がある
- 売却時に買取価格が下がってしまう
色彩豊かなエルメスのスカーフ、カレ

エルメスの定番アイテムの1つに「カレ」というスカーフのシリーズがあります。
「カレ」とは、もともとフランス語で正方形を意味する言葉で、エルメスのスカーフはその名の通り正方形のスカーフとして展開しています。その魅力とは、見事な世界観や色彩豊かなデザイン。
アマゾンや運河などを描いた自然モチーフや、馬具や鍵、王冠などの装飾品が散りばめられたデザイン、空想上の生き物や場所、エルメスの伝統的なイメージなどがあり、時には地球温暖化を嘆く意味が込められた1枚があるなど、その奥深い世界観が多くのファンを魅了し続けているのです。
カレが織りなす美しい世界ができるまで
1枚1枚画家やデザイナーが原画を描き、カラーリストが数パターンの配色を決定させ、職人が染料を調合します。スカーフの素材であるシルクに美しく色がのること・原画のイメージどおりに発色するかを試行錯誤し、柄が完成した後は、熟練の職人達の手作業により縁かがりが行われるなど膨大な時間を費やしやっと完成します。
このように多くの工程を経て生まれた、見る人を虜にするスカーフ「カレ」は、エルメスを代表するアイテムの1つとなっているのです。
くるんと丸まった縁取りが魅力!カレの特徴
エルメス製品のほとんどは職人の手によって作られていると言われていますが、スカーフも例外ではありません。一般的なスカーフとは違い、カレの縁かがりはくるんと丸まったような処理を施し、繊細な糸で縫い上げられています。手作業で仕上げているため、微細な縫い目の揺らぎがあるのも特徴です。
カレの新作はいつ頃発売するのか?
エルメスのスカーフ、カレは毎年 春夏・秋冬の年2回ペースで発表されています。エルメスは年間テーマが毎年設定されており、このテーマに沿ったデザインはもちろんの事、伝統的な図案を再解釈したものや、エルメスらしい馬具を前面に押し出したデザインが登場しています。
カラーバリエーションも豊富であるため、2枚目・3枚目と欲しくなると、多くの人を魅了しています。
エルメススカーフの価格とサイズ感
カレ45:ガヴロッシュ

サイズ | 45㎝×45㎝ |
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国内定価 | 31,900円目安(アイテム毎に変動) |
中古販売相場 | 19,000円~29,000円(状態や柄により変動) |
備考 | プチカレとも呼ばれるお手頃なスカーフ |
カレ90

サイズ | 90㎝×90㎝ |
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国内定価 | 88,000円目安(アイテム毎に変動) |
中古相場 | 25,800円~57,000円(状態や柄により変動) |
備考 | 広げると大きく感じるが、さまざまな使い方ができる定番サイズ。 最近では「ダブルフェイス」と呼ばれる両面プリントタイプも登場し、ますます人気が高まっています。 |
カレ140:カレジェアン

サイズ | 140㎝×140㎝ |
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国内定価 | 165,000円目安(アイテム毎に変動) |
中古相場 | 70,000円~158,000円(状態や柄により変動) |
備考 | スカーフというよりショールのカテゴリ。額縁にいれて部屋に飾るなどアートとして使えます。 |
スカーフの巻き方とアレンジ方法

スカーフの巻き方やアレンジ方法は色々あります。
【三角形に折り畳み、両端を首元に巻き付ける】
一番シンプルな首巻き方になります。画像のように結び目を前にしても良いですし、後ろにきつめに結んで端を垂らすなど、アレンジは色々。スカーフのサイズによってもバランスが変わるためおすすめです。
結んだ際のシワが気になる方は大判サイズのスカーフを選んで、結び目を作らず両端を前に持ってきて垂らすだけでウエスタン風アレンジになり素敵です。
【帯状に折り畳み、ヘアアレンジにする】
長細い帯状に折り畳みヘアバンドにしたり、ターバン風にアレンジも可能。スカーフサイズが小さいものだと三つ編みに編み込んだりヘアゴム隠しに使ったりとアレンジできます。
【三角形のずらし織りでホルターネックにする】
大判スカーフのリバーシブルタイプをお持ちの方におすすめなのが、スカーフをお洋服にしてみる方法です。端をずらした三角形を折って、ずらした部分を首の後ろで結びます。三角の底辺部分は背中側で結ぶとホルターネックスタイルに。背中が大きく開くのに抵抗がある方は、シンプルなトップスと合わせて重ね着スタイルに。
【帯状またはリボン状に折ってバッグに巻き付ける】
バーキンやケリーといったバッグのハンドル部分に巻き付けて、バッグの印象を変えたり汚れを防止する方法は有名です。
【帯状に折ってベルトとして使う】
カラフルなスカーフを折ってベルトループに通すとこなれた印象のベルトにすることができます。
【風呂敷状に結んで、スカーフバッグにする】
裏返して三角に折り、底辺部分の端を結んで表に返し、頂点をそれぞれ結ぶと肩掛けバッグになります。少しアレンジを加えるとハンドバッグスタイルにもなりますので試してみてください。
【スカーフリングを使ってみる】
折ったり結んだりするのが苦手な方は、スカーフリングというアイテムを使ってみるのもいいかもしれません。
スカーフリングは便利なアレンジアイテム!

スカーフリングは輪の中に通すだけでスカーフのアレンジができる便利なアクセサリーです。サイズは親指より少し大きめのリング。エルメス製品のスカーフリングならば「シェーヌダンクル」タイプや、個性的な「キューブ・コリエ・ド・シアン」などがあります。
エルメスのスカーフリングにこだわらなけば、リングが三叉に分かれた特殊アレンジが効きやすいものなど、いろんな種類が出回っています。
エルメス公式のヘアアレンジを知るには?
エルメスにはスカーフのアレンジ方法を掲載したブックレットやカードなどのノベルティが存在していて、スカーフ購入者などに配られているようです。過去のブックレットやカードは今でもメルカリなどで売買されています。
また、エルメス公式サイトにはスカーフアレンジが載っていますので、こちらも参考にしてみてください。
カレの選び方のポイント
カレは毎年新作が登場し、これまでにさまざまな柄・カラーが発売しています。ブティックに足を運ぶたびに違うスカーフが入荷していることもあり、いつもで新鮮な気持ちで好みの一枚を探すことができます。逆を言えば好みの柄・カラーのスカーフを一度買い逃すと、全く同じものに出会うのが難しくなってしまうことも。気に入ったものがあればしっかり吟味して購入したいですよね。
そんなスカーフですが、広げた状態の柄の印象と、いざ使おうと思って巻きつけた時の柄の印象が違うことも多々あります。
自分の使い方に合わせて、折りたたんだ状態での柄・カラーの出方も考慮しながら選ぶのも良いかもしれません。
使いやすいスカーフの柄とサイズ
使い方によりますが、首や頭に巻いたりするのならカレ90がおすすめです。
特に三角折りにして使う場合にチェックしたいのが、スカーフの四隅の柄・色です。三角折りにして使う場合の多くは四隅が目に見える部分に出てくることが多いので、イメージ通りの色彩が出るかをチェックすることをおすすめします。
バンダナのように頭に巻いて使う場合、スカーフの中心部分の柄がイメージ通りに出るかをチェックすることをおすすめします。
全体的に細かい柄が散りばめられているパターンなのか、中央にインパクトのあるモチーフが配置されているかで印象が大きく違ってきますし、全体的に淡い色合いだと思っていても中央部分がかなり色彩豊かな配色であれば、折りたたんだ際に目立つ部分が目につきやすくもなるので、好みにあったものかしっかりチェックしておきましょう。
次にバッグのハンドルに巻き付けるのならツイリーがおすすめです。ツイリーは面積が小さいので大きく印象を違えることは少ないとは思います。
魔法のような両面プリントのスカーフ、ダブルフェイス
エルメスのスカーフは年々進化を遂げており、デザイナーの原画を活かしカラーリストが美しい染色技術を用いてスカーフに仕立て上げてきましたが、これらの技術が魔法のような進化を遂げ、ついに両面プリントを実現させ「ダブルフェイス」と名を冠し登場しました。両面プリントでありながら双方裏面に干渉せず、柄が透けないような工夫が施されており、これまで以上にアレンジの幅が広がるため、非常におすすめのスカーフです。
品質表示タグでわかる、製造年代の判別方法

エルメスのスカーフは長い歴史があるアイテムのため、何度かタグのマイナーチェンジが行われています。そのため品質表示タグを見ればある程度どの年代に作られたものなのかがわかります。

【短い白いタグ】
だいたい1950年代ごろに製造されていたスカーフには、「100%SOIE」とだけ書かれた白く短いタグが縫い付けられています。

【半分折りの白いタグ】
1960年~1980年頃まで使われていたタグは、以前のタグより横長になり、半分に折った状態で縫われています。フランス語表記とクリーニングのマークが記載されています。

【横長の白いタグ】
1990年頃から2000年頃のスカーフには白い横長の品質表示タグが縫い付けられていました。表記内容は左側がフランス語、右側が英語で書かれています。

【短めの白いタグ】
2000年以降から品質表示タグがコンパクトになり、短くなったスカーフが流通し始めました。

【短めの茶色・黒色のタグ】
2016年頃からタグの色が茶色または黒色といった、濃い色の品質表示タグに変更となりました。また、実はこの時代のタグには古いものと新しいものが存在します。画像では4つのアイコンの洗濯表示がありますが、5つのアイコンがあるものは同種のタグの中でも比較的新しいタグです。増えたアイコンは2016年に行われた法改正で記載が追加された「タンブル乾燥禁止」を意味するマークで、このアイコンの有無で見分けることができるのです。

【大きめの黒色または白色のタグ】
2017年以降のスカーフに採用されているタグ。
洗濯表示の種類が多くなり、タグの縦幅が大きくなりました。画像では茶色のタグですが、白いタグもパターンもあります。
また、これまでにあった英語表記のシルク(SILK)表記がなくなり、フランス表記のSOIEのみとなりました。
スカーフのタグは切るべき?残しておくべき?
スカーフを実際に巻いてみると、タグが表面に出てしまって気になる…けど取っていいものなの?との質問をいただくことがあります。結論を言えば、できればタグは切り取らず、つけたまま使うことをおすすめします。
タグを切ってしまうと以下のような点がデメリットとして起こりえます。
エルメスのスカーフは品質表示タグに記載の通り、すべてシルク100%製品です。その為タンブル乾燥禁止だったり、ドライクリーニングでのお手入れが推奨されています。クリーニング店はプロですので、製品を見ればある程度シルクであることは判断できるとは思いますが、万が一のトラブルを防ぐためにも、お洗濯表示が判断できるタグは残しておいた方が良いでしょう。
また、スカーフを使わなくなった際にはブランド買取店などで売却することがあると思いますが、その際ブランドタグがある場合とない場合とでは買取価格に差が出る場合もあります。マイナス評価とされたくない方はこの2点に注意しておきましょう。
エルメスのスカーフを購入する方法
エルメスのスカーフ カレの人気は非常に高く、柄・カラーバリエーションも豊富で眺めているだけでもウキウキとして気分になりますね。そんなカレを購入したいと考えている方はまず、オンラインショップを覗いてみてはいかがでしょう。
眺めているだけでも楽しいエルメス公式サイト
エルメスの公式サイトは定期的にリニューアルされていて、馬のモチーフが動き出すアニメーションがあったりと遊び心たっぷりのサイトです。眺めているだけでも楽しい気持ちになるのでぜひ一度ご覧ください。
少しお安く買うならリユースショップ
BUYMA・楽天市場・ヤフーショッピングなどのオンラインショップを利用すれば新作や新品同様品、海外輸入品などが定価より少し安く売っていることもあります。多くはリユース品ですので購入の際には商品の状態(シミやシワなどの有無と価格が釣り合っているかなど)をチェックし、お気に入りの一枚を見つけてください。
ビープライスのオンラインショップでもエルメスのスカーフが入荷次第随時販売致しております。入荷は不定期ですので見逃したくない方はLINEお友達登録での新入荷をチェックしてくださいね。
ビープライスショップエルメススカーフ人気柄一覧

Din Tini Ya Zue
人間と自然の出会い

CHEVALO SCOPE
シュヴァロスコープ

GRAND APPARAT
盛装の馬

Face au Large
沖に向かって

LUNA PARK
遊園地

Grands Fonds
深海魚

Raconte moi Le Cheval
お馬の話をして

Washingtons Carriage
ジョージワシントンの馬車

Paperoles
パプロール

AMAZONIA
アマゾニア

CHASSE en Afrique
アフリカのハント

Della Cavalleria Favolosa
デッラ・カヴァッレリア・ファヴォローサ

Lavie Precieuse de la Mediterranee
地中海の貴重な生命

Brides et Gris-Gris
馬勒とチャーム

Peinture Fraiche
ペンキ塗りたて

VOYAGE EN HERMES
旅するエルメス

L’OR DES CHEFS
首長達の金

SALZBURG
ザルツブルグにて

AU PLUS DRU
力強く

LE Cles
鍵

Le Bal des Oiseaux
鳥たちの舞踏会

OEillets sauvages et autres Caryophyllees
野生のカーネーションやナデシコなど

Serio Ludere
セリオ・ルデーレ

Ex-Libris a Carreaux
エクスリブリス・チェック

Jardin Sintra
シントラの庭

Hermes Spor
エルメスのスポーツ

The Horsawards
ホースアワード

Flowers of South Africa
南アフリカの花々

Les trésors d’un Artiste
ある画家の宝物

Brazil Tattoo
ブラジル

Harnais de Cour
宮廷の馬具

Brandebourgs Tattoo
ブランデンブルク飾り

Carré en Boucles
カレ・アン・ブックル

La Marche du Zambèze
ザンベジ川の行進

Flânerie à Versailles
ヴェルサイユのそぞろ歩き

The Savana Dance
サバンナのダンス

Plumes II
羽根Ⅱ(プリュム)

Au coin du feu
暖炉のそばで

Hermès Electrique
エルメス・エレクトリック

Au Bout du Monde
世界の果て

Chemins de Corail
珊瑚の小道

Les Sangles
サングル(日本名:腹帯)

Cheval Fusion
シュヴァル・フュージョン

Della Cavalleria
デッラ・カヴァッレリア

L’ATLANTIDE
アトランティス大陸
エルメスのスカーフは過去のデザインを色違いで復刻させるなど、毎年数多くの新作が発表されています。こちらに掲載しているものは一例であり、コレクション年代についても、柄は同じでもカラーによって登場年が違っていることがあります。