レッドダイヤモンド驚きの値段と「幻のダイヤ」とよばれる理由
- レッドダイヤモンドとは?
- レッドダイヤとルビーの見分け方-ジュエリーで確認できるポイント
- レッドダイヤモンドが「幻のダイヤ」とよばれる理由
- 気になるレッドダイヤモンド の値段は?
- 世界で有名なレッドダイヤモンド
- まとめ
幻のダイヤともよばれるレッドダイヤモンド。
今回は、
「レッドダイヤモンドについて知りたい」
「レッドダイヤモンドはどうして赤くなるの?」
「レッドダイヤモンドの値段が気になる」
という疑問におこたえします。
たびたびメディアでも取り上げられ、話題になることも多いレッドダイヤモンドですが、本記事を読んでレッドダイヤモンドについて詳しくなりましょう。
レッドダイヤモンドとは?
レッドダイヤモンドとは、12色あるカラーダイヤモンドの中でもっとも希少性が高く、価値があるといわれているダイヤモンドのことです。
レッドダイヤモンドはピンクダイヤモンドの赤味が強く出ているものなので、ルビーのように真っ赤なダイヤモンドというものは存在しません。ほのかに紫がかっていたり、茶色味がかっていたりします。
レッドダイヤモンドの色味にもランクがあり、もっとも高ランクなのが「Fancy Red」とよばれる自然な赤色です。その次に「Fancy Purplish Red(紫がかった赤)」、「Fancy Orangy Red(オレンジがかった赤)」の順で価値が高いとされています。
レッドダイヤモンドの持つ意味&効果
レッドダイヤモンドの持つ意味は次の6つです。
強い精神力
気力
情熱
挑戦
真実
不滅の愛
エネルギッシュでパワーあふれる意味の言葉が多く見られます。
「夢や目標に向かってチャレンジしたい!でも勇気がない」
「不可能を可能に変えたい」
「ともに人生を歩めるパートナーに出会いたい」
このような願いをお持ちの方に効果的な宝石だと言えます。
レッドダイヤモンドの持つパワーが、あなたの人生をよりよい方向へ導いてくれるかもしれませんね。
レッドダイヤモンドの石言葉
レッドダイヤモンドの石言葉は「永遠の命」です。
レッドダイヤモンドと同じ赤い宝石の代表格、ルビーの石言葉にも「永遠の命」があります。神秘的でエネルギッシュな赤色の宝石は、古くから「血」や「燃えさかる炎」を連想させ、「永遠の命」という石言葉をつけるに至ったのではないかと考えられます。
ダイヤモンドが赤くなる理由
ところで「どうしてダイヤモンドが赤くなるのか?」という疑問ですが、結晶構造の欠陥によるものと考えられています。
ダイヤモンドは炭素原子のみでできています。その炭素原子が複雑に結合して結晶構造を作っているのですが、レッドダイヤモンドは生成の過程で窒素を取り込んでしまい、隣り合った炭素が欠落して赤く見えるようになりました。
つまり結晶構造が変わったことで、赤色の光を反射するようになったということです。
レッドダイヤモンド以外にも、ピンクダイヤモンドやブラウンダイヤモンドも結晶構造のゆがみによって色がついたとされています。
レッドダイヤモンドの成分
レッドダイヤモンドの成分は以下の2つです。
・炭素原子
・窒素原子
ちなみに1カラットのダイヤモンドに含まれる炭素原子の数は96億×1兆個です。途方もない数字ですが、取り込んだ窒素原子の数によって色が変わるので、ファンシーカラーダイヤモンドがいかに奇跡的な宝石かおわかりいただけたかと思います。
レッドダイヤとルビーの見分け方-ジュエリーで確認できるポイント
赤い宝石がセッティングされたジュエリーを見たとき、「これはレッドダイヤなのか、それともルビーなのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
どちらも赤い宝石ですが、ジュエリーとして見たときの印象にはいくつか明確な違いがあります。ここでは、専門的な機材を使わずに確認できる“見た目の違い”を解説します。
① 光の輝き(ブリリアンス)の違い
レッドダイヤはダイヤモンドである以上、非常に強い白い輝き(ブリリアンス)が特徴です。
光を受けると、赤の中に白い閃光や虹色の反射(ファイア)が混ざり、全体がキラキラと鋭く輝きます。
一方、ルビーは色石のため、輝きよりも赤色そのものの濃さや発色が主役になります。
白く鋭い光が強く出るというよりも、深い赤がしっとりと光る印象です。
キラキラと強く反射する白い光が目立つ場合は、レッドダイヤの可能性が高くなります。
② 色味の印象の違い
レッドダイヤの赤は、結晶構造の変化によって生まれる色味で、ややピンク寄り〜ワインレッドのような深みのある赤に見えることがあります。
対してルビーは、クロムによる発色で、純粋な真紅〜やや青みを帯びた濃い赤が特徴です。
いわゆる「ピジョンブラッド」と呼ばれる鮮やかな赤はルビー特有の色味です。
鮮烈な“真っ赤”という印象が強い場合は、ルビーの可能性が高い傾向があります。
③ 透明感と内部の見え方
レッドダイヤは比較的透明度が高く、光が内部まで抜けるようなクリアな印象を持つことが多い宝石です。
ルビーは天然石の場合、内部に「シルク」と呼ばれる針状の内包物などが見られることがあり、完全に無色透明というよりは、色が詰まったような濃さを感じさせます。
拡大鏡で内部を確認すると、この違いがより分かりやすくなります。
④ カットの違いにも注目
レッドダイヤはブリリアントカットなど、ダイヤモンド特有の輝きを最大限に引き出すカットが施されることがほとんどです。
ルビーはオーバルカットやクッションカット、場合によってはカボションカットなど、色味を美しく見せるためのカットが選ばれることが多い傾向があります。
最終的な判断は鑑定書・鑑別書が確実
ジュエリーの見た目だけでもある程度の見分け方は可能ですが、高額なレッドダイヤの場合、必ず鑑別機関のレポートが付属していることが一般的です。
レッドダイヤは流通量が極めて少ないため、市場で見かける赤い宝石の多くはルビーであるケースが大半です。
価値や真贋の判断をする場合は、専門家の鑑定を受けることをおすすめします。
また、ダイヤモンドに付属しているのは基本的に「鑑定書」で、ルビーに付属しているのは「鑑別書」と違う種類であることが大半です。この鑑定書と鑑別書について詳しく知りたい方は是非こちらの記事もご覧ください。
5分でわかるダイヤモンド鑑定書の見方|宝石専門バイヤーが解説
レッドダイヤモンドが「幻のダイヤ」とよばれる理由
レッドダイヤモンドは、その希少性の高さから「幻のダイヤ」ともよばれています。
ファンシーカラーではない通常のカラーダイヤモンドも貴重な宝石で、カラーレス(無色透明)ダイヤモンドの1万個に1個の少ない割合で存在します。その貴重なカラーダイヤモンドの更に1万個に1個存在するといわれているのがレッドダイヤモンドです。
そんな奇跡のような宝石なので、一般市場に出回ることはほとんどありません。宝石業界の人やジュエリー愛好家でもめったに見ることはないでしょう。世界に数十個しか存在しないといわれるレッドダイヤモンドは資産価値も高く、今後ますますその価値は上がっていくことが予想されます。
レッドダイヤの価値は上昇傾向へ
今後、レッドダイヤモンドはさらに価値があがると予測されています。
その理由として、ピンクダイヤモンドの産出地、アーガイル鉱山の閉山があげられます。
世界に存在するピンクダイヤモンドの約9割がこの鉱山で発見されたといわれています。しかし、この鉱山はピンクダイヤモンドがすべて堀りつくされ、2020年に閉山してしまいました。
レッドダイヤモンドは、ピンクダイヤモンド1万個のなかに1個あるかないかといわれています。オーストラリアのほかにも、ロシアなどにピンクダイヤモンドの鉱山はありますが、アーガイル鉱山ほどの質のものはめったに発見されません。
このような理由から、レッドダイヤモンドの希少性は今後ますます上がっていくことが予想されます。
世界中の宝石コレクターからの需要もどんどん高まっていくことでしょう。
気になるレッドダイヤモンド の値段は?
レッドダイヤモンドは、その希少性の高さから1カラットほどの大きさのものでも数千万円〜数億円で取引されています。
一般的にダイヤモンドは無色透明であればあるほど高価値であるとみなされ、不純物が混ざっていたり黄色味がかっていたりするとランクは下がってしまいます。しかし、色味が鮮やかで透明度の高いカラーダイヤモンドは「ファンシーカラーダイヤモンド」とよばれ、大変珍しいためDランク(最高ランク)のカラーレスダイヤモンドより高額で取引されるのです。
特にレッド、ピンク、ブルーの3色は、カラーダイヤモンドのなかでも希少価値が高い色で、高価格帯で取引されています。
世界で有名なレッドダイヤモンド
世界で有名なレッドダイヤモンドがあるのをご存知でしょうか?
実際に見ることができるものもあるのでぜひチェックしてみてくださいね。
ハンコック・レッドダイヤモンド
世界でもっとも有名なレッドダイヤモンドといえば「ハンコック・レッドダイヤモンド」です。
1987年にニューヨークのオークションに出品され、わずか0.95カラットのFancy Purplish Red(紫がかった赤)のレッドダイヤモンドに1億円の価値がつけられました。
ムサイエフ・レッドダイヤモンド
ハンコック・レッドダイヤモンドを凌ぐ高額なダイヤが「ムサイエフ・レッドダイヤモンド」です。
こちらはブラジルで発見されましたが、なんと5.11カラットもの大きさがあり、GIA(米国宝石学会)に世界最大のレッドダイヤモンドと認められました。
2011年に800万ドル(約9億1,000万円)で落札された歴史に残るダイヤモンドです。
デ・ヤング・レッドダイヤモンド
上記2つのレッドダイヤモンドは、個人が所有しているとの噂なので私たちが見ることは叶いませんが、私たちが見ることができるレッドダイヤモンドが存在します。
アメリカのスミソニアン博物館に飾られている「デ・ヤング・レッドダイヤモンド」です。
5.03カラットもの大きさのレッドダイヤモンドは、所有者であったボストンの宝石商「シドニー・デ・ヤング」にちなんで名付けられました。
「デ・ヤング・レッドダイヤモンド」は、世界で3番目に大きいレッドダイヤモンドとされています。
幻の宝石ともよばれるレッドダイヤモンドを見てみたい方は、ぜひ訪れてみてくださいね。
まとめ
以上、レッドダイヤモンドについてご紹介しました。
・レッドダイヤモンドは世界に数十個しか存在しない
・レッドダイヤモンドの赤色は結晶構造の欠陥によるもの
・1カラットサイズで数千万円〜数億円で取引される
このようなことをお伝えしました。
幻のダイヤ、レッドダイヤモンドを手に入れるのは非常に難しいことですが、比較的安価で手に入る合成ダイヤモンドなどもあります。気になる方は探してみてはいかがでしょうか。