進化を続けるヴィトンの巾着バッグ『ノエ』を徹底解説
巾着バッグの元祖ともいえるルイヴィトンのショルダーバッグ【ノエ】。
シャンパンボトルを持ち運ぶために1932年に作られたバッグですが、2019年現在でもそのデザイン性は衰えることなく女性のシティバッグとして活躍しています。
誕生から現在に至るまで、時代に合わせて進化を繰り返すノエを徹底解説いたします。
- 発売当初から完成されたフォルムのノエ
- ノエとネオノエの違いまとめ
- ノエのバリエーションと種類一覧
- ノエのシリアルの位置
発売当初から完成されたフォルムのノエ
1932年にシャンパンボトルを持ち運ぶために誕生したアイコンバッグ「ノエ」。ノエはその斬新なスタイルで注目を集めます。
真っ直ぐ4本、中央に逆さまにしたボトルを1本の、計5本ものシャンパンボトルを入れることが可能。
そのデザインの特徴は巾着タイプの収納口。内容物によって収納部を締めることも緩めることも自由で、気軽に使えるバッグとして世界中の女性を虜にしました。
革紐を締めることにより生まれる、表情豊かなプリーツも魅力のひとつです。
<PR>ビープライスではルイヴィトンのバッグを高価買取いたします。最新のノエはもちろん古くなったノエもしっかり評価いたします。LINEを使った写メール査定承っております。不要なルイヴィトンがございましたらお気軽にご相談ください。
ノエの特徴と歴史
これまでに発売されたノエはモノグラムライン・エピライン・ダミエライン(アズール)・モノグラムミニラインに加え、通常底部マチ部分は持ち手と同じ素材で作られているところをヌメ革に変更した「ダミエ×ヌメ革のスペシャルオーダー品」や、すべてヌメ革で制作した「オールヌメ革スペシャルオーダー品」もファンの間で流通。
近年ではコラボレーションコレクションも多数登場し、非常にバリエーション豊かになっています。
1932年
初代ノエはシャンパンボトルを収納するバッグとして登場。ボトルサイズに合わせ高さがある長方形フォルムで、どっしりとした印象のバッグ。
2007年〜2008年
2007年~2008年頃に、ルイヴィトンジャパン25周年記念としてハンドルが短くコンパクトなサイズの「ミニノエ」(現在廃盤)が限定的に登場。
2013年
レギュラーサイズのノエを小さくしたノエBBが登場。この頃からノエが再注目され始める。
2017年
2017年春にモノグラムラインの「ネオノエ」が発表。モノグラムにカラーをプラスしたモデルが登場し、より人気が高まる。
2018年
2018年SSにはエピラインの「ネオノエ」が登場。
2019年
2019年3月まで、「ネオノエ」よりもコンパクトサイズとなった新作「ネオノエBB」がオンラインストア限定で先行販売。
2020年〜
ノエシリーズが怒涛の展開を見せ、新たに登場したのがノエPM・ノエMM・ネオノエMM。
ついに登場ヴィトン新作バッグのネオノエBB!いままでのノエとの違いは?
ノエ人気が再燃した理由はヴィンテージブーム!
ノエは比較的歴史の古いバッグで、日本ではバブル期の少し前から流行していました。バブル期を過ぎると同時にノエの人気は下火になり、2000年頃には「少し古い型のバッグ」という認識が市場に広がり、中古業界でも買取価格が安くなるなどの影響が出ていました。
ところが2005年頃、バブル期を感じさせるバッグやアクセサリーといったファッションが若い世代を中心に人気となり、親世代のお下がりアイテムであるシャネルのゴールドカラーのネックレス、グッチのバンブーコレクションなどが注目されるようになるヴィンテージブームが到来。ルイヴィトンの古いタイプのバッグであるノエやパピヨン、モンスリなども例に漏れずリバイバルしたのです。
日本でのブームが関係しているのか否かはわかりませんが、ルイヴィトンは2013年頃から積極的にノエをリニューアルさせるなど、現在に至るまで大きく売り出しています。
新作続々!現在のノエシリーズ
現在ではルイヴィトンの新作コレクション発表時にノエシリーズもラインナップされるほど。
特にネオノエBBやナノノエといったコンパクトサイズに注目が集まっている傾向にあり、カラーについても、ラベンダーカラーやピスタチオグリーンを取り入れ、パステルカラーといった柔らかい色での展開が多い印象です。
ノエシリーズのサイズ比較
ノエ | |
レギュラーサイズ。高さがあり、長方形のフォルム。一泊程度の荷物を詰め込めるサイズ感。【W27.5×H36×D20】 | |
ノエBB | |
ノエを一回り小さくしたノエBB。ベースはノエのため、こちらも長方形サイズ。 【W22×H24×D15.0】 | |
プチノエ | |
ノエの横幅を変えずに縦幅を小さくしたプチノエ。そのため正方形に近いフォルムをしている。 【W27×H27×D21】 | |
ネオノエ | |
プチノエとほぼ同じサイズ感だが、奥行きをコンパクトにしたためより一層カジュアルに持ち歩けるようになった。カラーの組み合わせが豊富。 【W26×H26×D17.5】 | |
ネオノエMM | |
通常のネオノエと同じサイズ。モノグラムアンプラントのバイカラーで展開されている。 【W26×H26×D17.5】 | |
ネオノエBB | |
ネオノエのコンパクトサイズとして登場したネオノエBB。ショルダーを取り外してハンドバッグとして持つと非常にバランスが良い。 【W20×H20×D13.0】 | |
ナノノエ | |
シリーズで一番小さいナノノエ。スマートフォンや鍵といった小物を持ち歩くのに最適。ホテルなどの館内移動用のバッグとして使うのもオススメ。 【W13×H16×D10】 | |
ノエMM(2022年8月追記) | |
横幅にしっかりとゆとりを持たせたサイズのノエMM。通常のノエよりも幅がある。 【W37×H27×D19.5】 | |
ノエPM(2022年8月追記) | |
ほぼサイズはプチノエと同じ。 【W25×H28.5×D20】 |
ノエとネオノエの違いまとめ
2017年に登場したネオノエは従来のノエと機能面でどういった点が違うのかをまとめて解説します。
これからノエシリーズを購入しようと考えている方の中には、ノエとネオノエで迷っている方もいらっしゃると思いますので、参考にしてみてください。
ギャザー数によるフォルムの違い
収納上部にあるハトメに紐を通す巾着タイプであるノエシリーズ。
従来のノエは14個のハトメに通したヒモを絞ることでギャザーが生まれ、コロンとしたフォルムになります。
新たに登場したネオノエはハトメの数が正面と背面の計4つで、側面部分は内側に隠しループがあるので、すっきりとした印象です。
収納内部の違い
ノエは内部収納なしでしたが、ネオノエは内部にファスナー付きの収納ポケットがあり、間仕切りとしての機能もあります。
絞りヒモの違い
ノエは絞りヒモをリボン結びなどで括って収納口を閉じますが、ネオノエはスライド式の留め具がついており、開閉が簡単になりました。
シルダーストラップの違い
ノエのショルダーストラップはベルト式になっていて、少し面倒ですがベルトループから引き出せば取り外しは可能。
ネオノエは着脱式の金具がついており、より簡単に付け替えることができるようになりました。
また、ノエもネオノエもショルダーストラップの長さ調節は可能です。
注意点を挙げるとすれば、ノエはショルダーベルトは金具部分との摩擦で黒ずみや型がついていることもあり、長さ調節した際には変更した部分が目立ってしまうことも。
ノエのバリエーションと種類一覧
ノエ
サイズ | W27.5×H36×D20 |
定価 | ¥187,920 (2019/3月時点) |
備考 | – |
ノエBB
サイズ | W22×H24×D15.0 |
定価 | ¥144,720 (2019/3月時点) |
備考 | – |
ノエMM
サイズ | W37×H27×D19.5 |
定価 | ¥418,000 (2022/8月時点) |
備考 | – |
ノエPM
サイズ | W25×H28.5×D20 |
定価 | ¥424,600 (2022/8月時点) |
備考 | – |
プチノエ
サイズ | W27×H27×D21 |
定価 | ¥153,360 (2019/3月時点) (M40818の価格) |
備考 | 古い【プチノエ】(M42226)はW24×H27×D18というサイズで、底部にヌメ革なし |
ネオノエ
サイズ | W26×H26×D17.5 |
定価 | ¥245,300〜¥326,700 (素材やカラーによって価格差あり) (2022/8月時点) |
備考 | MASTERSコレクションのサイズはW26 x H22 x D27 で、革紐のディティールなどが特別。 |
ネオノエMM
サイズ | W26×H26×D17.5 |
定価 | ¥261,360 (2019/3月時点) (M44021の価格) |
備考 | ファスナー付き間仕切りあり。 |
ネオノエBB
サイズ | W20×H20×D13.0 |
定価 | ¥228,960〜¥369,600 (素材やカラーによって価格差あり) (2024/5月時点) |
備考 | – |
ポッシュノエ
サイズ | W24×H9.0×D22 |
定価 | ¥90,720 (2019/3月時点) |
備考 | 折り畳み可能 |
ミニノエ
サイズ | W18×H21.5×D13 |
定価 | ¥81,900~85,050 (2007~2008年時点) |
備考 | ルイヴィトンジャパン25周年記念品 |
ナノノエ
サイズ | W13×H16×D10 |
定価 | ¥212,300〜 ¥334,400 (素材やカラーによって価格差あり) (2023/12月時点) |
備考 | バイカラーのアプラント(M82933)はプレオーダー品として2023年12月25日に登場。予約が規定数に達した場合販売終了してしまうため、希少なアイテムとなるかもしれません。 |
ノエリー(モノグラムミニ)
サイズ | W17×H19×D11 |
定価 | – |
備考 | M92686(スリーズ) M92687(TSTブルー) M92685(ブルー) M92688(カーキ) M92689(イエロー) |
ノエのシリアルの位置
ノエのシリアルの位置は外側、ショルダー付け根を広げた場所にあります。
グッと押し開かないと見つけにくいです。
ルイヴィトンのシリアルナンバーの位置については製造年数や製造国などによって変わる場合があるため、画像の箇所に見当たらない場合は、収納内部のDリング付け根などをチェックしてください。
また、2020年頃からシリアル打刻が廃止されICチップ埋め込み型になっております。ご参考程度にお考えください。
ショルダーが千切れたノエや底部が擦り切れたバッグなど、どんなにボロボロでもルイヴィトン製品ならば喜んでお買取いたします。バッグなら最低3,000円以上の買取保証を実施中!(2024年5月時点)