食器・ワイングラスを安全に宅配買取!割れ物梱包のコツ

繊細なワイングラスや形状が複雑なティーカップなど、食器類を宅配買取に出す際には梱包をしっかりしておきたいもの。梱包後のダンボールからカチャカチャ音がしてるけど、まあいっか・・・と油断していると輸送時に大切なお品物が破損してしまう可能性があります。
本記事では食器やワイングラス等の割れ物を安全に梱包・発送するためのコツをまとめました。
- 輸送中に食器が割れてしまう原因
- 似ているようで違う、「発送」と「引越し時」の梱包
- 食器梱包時に準備するもの
- 割れない食器の梱包&発送方法
- もし輸送中に破損してしまったらどうなるの?
- ダンボール
- 緩衝材(プチプチ・エアークッション)
- ガムテープ
- 新聞紙(隙間埋め用)
※本記事では一般的な宅配買取における割れ物製品の取り扱いについて解説しています。ご利用予定の買取サービスにて食器や香水といった製品の買取対応しているかどうかをご確認ください。
輸送中に食器が割れてしまう原因
多くのブランド食器はボーンチャイナ・白磁器といった陶磁器やガラス製品で作られており、当たり前ですが強い衝撃が加わると割れてしまいます。
落とす・食器同士がぶつかる・圧がかかるの3つが主な破損の原因。
運送会社の多くは車で荷物を運び、ベルトコンベアに乗せ仕分けを行っているため、割れ物注意と記載していたとしても想像以上に振動が加わっているものです。
緩衝材を挟まずに食器を重ねてまとめただけだと、振動で食器同士がぶつかりひび割れの原因になりますし、ダンボール内部に緩衝材無くキツキツに食器をいれてしまえば外からの衝撃が中の食器に伝わってしまいます。
緩衝材をしっかり使い食器同士のぶつかりを防ぎ、外部衝撃から守るためにダンボール内部には緩衝材を用いて空間を保つことが食器梱包のポイントです!
似ているようで違う、「発送」と「引越し時」の梱包
引越しを経験した人は食器梱包の大切さを体感していると思います。
ただ、「引越し」と「運送会社を利用した宅配買取」とは違う点があり、気をつけないといけません。
引越しの場合、荷物が少なく近場なら引越し業者を使わず自分で運び出すだけ。この場合自分が気をつければいいので比較的安全ですよね。
引越し業者を利用する場合でも、基本的にドアtoドアで荷物の運び出しが最低限で済みますので、ちゃんと目立つように割れ物として明記してあればトラブルが起こる確率もぐんと低いです。(長距離の場合や混載便の場合は例外)
ですが「運送会社を利用した宅配買取」は引越しと違い、集荷から配送まで多くの手を渡って運送されるため、トラブルの確率も高くなります。
その為、引越しのときよりもしっかり丁寧に梱包することが大事なんです。
食器梱包時に準備するもの
新聞紙が手元にない場合はキッチンペーパーで代用できます。最近では新聞をとっていないご家庭も多いかと思いますが、日用品であるキッチンペーパーなら手に入りやすいですね。
割れない食器の梱包&発送方法

【STEP1】
底が抜けないようにガムテープでしっかり留めて組み立て、中に緩衝材や新聞紙を隙間無く敷き詰めます。

【STEP2】
食器を中心に置き、隙間に緩衝材や新聞紙を詰めて中で動かないよう固定。

【STEP3】
お皿は平置きではなく立てていれ、コップ等は伏せていれると割れにくくなります。
食器同士が直接触れないよう緩衝材を入れましょう。

【STEP4】
ダンボールをガムテープで閉じ、割れ物シールを貼り、着払い伝票の備考欄に「割れ物注意」と記載して完了です。
ダンボールが大きすぎる場合はカッターで切れ込みを入れて小さくするなどのサイズ調整をし、梱包完了時に揺すってみてカチャカチャ音がしないかチェック!音がするということは、どこか梱包がゆるい部分がある証拠ですよ。
お皿

①お皿がはみ出さないよう大きめにとった緩衝材で1枚ずつ包みます。

②しっかりと巻きつけるように包みます。

③緩衝材がズレないようにしっかりテープで固定して完成!
破損防止のため出来れば1枚1枚包むことをお勧めしますが、お皿の枚数が多い場合は1枚ずつ緩衝材を挟みながら重ねて最後に大きな塊になるよう厳重に包みます。
このとき、お皿同士がぶつからないよう十分注意しましょう。
ワイングラス

①ワイングラスは脚の部分が繊細で割れやすいため緩衝材をしっかり巻きつけ、緩衝材で中の空洞を埋めましょう。

②筒状になるようグラス全体に緩衝材を巻きつけます。

③隙間ができないように上下の緩衝材を折り曲げてテープで固定して完成!
ティーポット

①ティーポットは取っ手の部分が繊細で割れやすいため、緩衝材でしっかり包みましょう。

②取っ手を含めた全体を緩衝材で包み、テープで固定します。

③フタと本体は分けて梱包しましょう。
ティーポットのフタは本体につけたまま梱包してしまいがちですが、輸送時にカチャカチャとぶつかりあいやすく破損しやすいため、別々に梱包することをオススメします。
カップ

①ティーカップ・コーヒーカップ等は取っ手部分がひび割れ破損しやすいため、緩衝材でしっかり包みましょう。

②取っ手を含めた全体を緩衝材で包み、テープで固定します。

③緩衝材をカップ内側に折り込み、ズレないようテープで固定して完成!
もし輸送中に破損してしまったらどうなるの?
万が一輸送中に中身が破損してしまった場合、その原因によって対応が変わってきます。
荷物を落とすなどの運送会社の過失
あってはならないことではありますが、運送会社スタッフさん達も人間ですので、故意ではなく過失として荷物を落下破損してしまうこともあるでしょう。
各運送会社によって細かい対応は違ってくるかと思いますが、輸送中の破損は基本的に「運送会社からの補償」となります。
この場合、運送会社から荷物の差出人へ連絡後、双方で補償についての話し合いが行われます。
荷物受け取り時に外箱にへこみなどのダメージ
あきらかに落下破損してしまった際には前述のように運送会社から正直に申し出があるのですが、極々稀に割れ物明記してあるにも関わらず、ダンボールにへこみなどの落とした形跡がありながら何も言わずに配送完了しようとしてしまうことがあります。
明らかに外箱に異常が見られる場合、受け取り時にドライバーへ申し出ましょう。
その場で荷物の確認を行い破損があった場合には、運送会社から荷物の差出人へ連絡後、双方で補償についての話し合いが行われます。
その際、内容物の梱包に問題は無かったかなどのチェックが行われる場合があります。
梱包はしっかりしておかないと、損することばかり!
運送会社補償を受ける際に、荷物の梱包状態のチェックが行われることがあります。
その場合、緩衝材を使用していない・少なすぎるといった差出人の過失が見られる場合、荷物の補償が受けられないことがあります。
補償が受けられず、割れてしまった食器を売却しようにも価値がグンと下がってしまう・・・良い事なんてひとつも無いですよね。
そのため、割れ物を発送する際にはしっかり緩衝材を使い割れない工夫をすることが大事です。