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フォックス毛皮の種類や特徴|シルバーフォックス毛皮の買取相場も

寒くなると恋しくなるのが、暖かなコート。その中でも毛皮のコートは、凍える身体をやさしく、そして力強く包み込んでくれる、冬の最強アイテムです。

今回は数ある毛皮の中から、「フォックス毛皮」に注目。その種類や歴史について詳しく解説していきます。また、高級毛皮として知られる「シルバーフォックス毛皮」の特徴や、買取相場についてもご紹介します。

フォックス毛皮の購入を検討している方や、手放そうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

フォックス毛皮の特徴とは?

フォックス毛皮は、密生した長めの刺し毛と、柔らかな綿毛の二層構造でできており、ラビットファーやラクーンファーを凌ぐ高い保温性を誇ります。そのため、冬の寒い日でもお出かけが楽しくなる冬の強い味方となるアイテムです。

また耐久性にも優れており、ブラッシングなどの適切なケアによって長く愛用できる点も大きな魅力です。しっかり手入れされたフォックス毛皮は、売却時にも高価買取が期待できるというメリットがあります。

リユース相談本舗では、フォックス毛皮のコートをはじめ、ティペットやバッグ、チャームなどのファッション雑貨まで幅広くお買取りしております。
もちろん、フォックス毛皮以外にも、セーブル・ミンク・チンチラ・ラビット他の毛皮アイテムも大歓迎です。
クローゼットに眠っている毛皮のアイテムがありましたら、ぜひリユース相談本舗をご利用くださいませ。

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フォックス毛皮は種類が豊富

フォックス毛皮は種類の豊かさでも知られており、10種類以上が存在します。

よく使用されているフォックス毛皮

  • ブルーフォックス
  • レッドフォックス
  • シルバーフォックス

さらに、染色しやすい性質を持っているため、豊富なカラーバリエーションが楽しめる点も人気の理由のひとつ。スタイルや好みに合わせて選びやすく、ファッションアイテムとして大活躍します。

「シャドーフォックス毛皮」「ブルーフロストフォックス毛皮」など、たくさんの種類があります。
それぞれ特徴が異なるので、飽きがきにくいのも魅力の一つです。

最高級!シルバーフォックス毛皮の特徴

シルバーフォックス毛皮とは、その名の通り、銀色の刺し毛が美しい「シルバーフォックス」の毛を贅沢に使用した毛皮のことを指します。

フォックス毛皮の中でも特に人気が高く、日本では「ぎんぎつね」として絵本やアニメなどのキャラクターとしても親しまれてきました。

シルバーフォックスの毛皮は自然な毛色の美しさが大きな魅力であり、染色せずにそのままのナチュラルカラーを活かすのが一般的です。長くしなやかな刺し毛が生み出す気品と高級感は、さまざまな毛皮の中でも高い評価を受けています。

人気フォックス毛皮3種類

たくさんの種類があるフォックス毛皮。カラーや肌触りなどは1つ1つ異なるため、どれを選べばいいのか悩んでしまうこともあるかもしれません。
ご自身にぴったりの毛皮を見つけられるよう、代表的なフォックス毛皮の種類をわかりやすくご紹介します。

ブルーフォックス

ブルーフォックス

コートやアウターのフード、袖部分などに使われる一般的な毛皮です。フォックスファーの中でも生産量が最も多く、最もポピュラーな種類とされています。

手触り
毛足の長さが約4〜6cmとフォックス毛皮の中では少し短め。綿毛も多いため、やわらかくふわふわとした手触りが特徴です。
色合い
「ブルーフォックス」という名前ですが、実際にはシルバーがかった淡いブルーの色合いです。
染色
淡く自然な色味のため染色しやすく、さまざまなカラーバリエーションが可能です。
産地
ブルーフォックスは世界各地に生息しています。
野生ではグリーンランドや北米が有名で、養殖ではフィンランドやスカンジナビア(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク付近)産が知られています。
価格
比較的手に入れやすい価格帯のものが多く流通しています。光沢感があり、差し毛にシルバーが強く出ているものほど高く評価されます。

レッドフォックス毛皮

レッドフォックス毛皮

「アカギツネ」とも呼ばれる、日本人にとってなじみの深い茶色のキツネです。日本で「キツネ」と言えば、このレッドフォックスを指すのが一般的です。

手触り
長く、密度の高い刺し毛と綿毛が特徴で、なめらかで柔らかく、つい撫でたくなるような手触りです。
色合い
赤みのあるオレンジ色が特徴です。くすんだ茶色や鮮やかな赤褐色、黄色がかったものなどさまざまで、色味によって価格が異なります。
染色
そのままの色味を毛皮として使用することが多く、染色されることはまれです。
産地
南米を除く世界中に分布しています。日本では北海道などの気温の低いエリアに生息しています。多くは野生のものが使用されますが、養殖も行われています。
価格
生息地や色合いによって価格は大きく異なりますが、他のフォックス毛皮と比べると、野生のフォックスを使用している分、比較的高額です。
特に鮮やかで赤みの強いオレンジ色の毛皮は評価されます。

カムチャッカ半島に生息するレッドフォックスは「ファイヤーフォックス」と呼ばれ、こちらも高額で取引されています。

シルバーフォックス毛皮

シルバーフォックス毛皮

レッドフォックスの変異種で、その名の通り銀色の毛色をしています。フォックス毛皮の中でも、特に人気のある毛皮となっています。

手触り
長く張りのある刺し毛と、柔らかい短めの綿毛が混ざった毛皮です。やや固めの手触りではありますが、そのボリュームのある毛量と高級感は唯一無二です。
色合い
シルバーフォックスの名前の通り、銀色と一部黒色の毛が特徴です。シルバーの色合いにもさまざまな種類があり、毛の色味やコントラストの違いによって価格に差が出ます。
染色
染色されることは少なく、自然な色味を活かすのが一般的です。染色を施した場合でも銀色の部分のみが染まり、黒色の部分は染まることなくそのまま残ります。
産地
野生のシルバーフォックスは野生個体は数が少なく非常に珍しくなっています。
フィンランドなどのヨーロッパでは天然を取り扱うこともありますが、市場に出回っているものはほとんどが養殖となっています。主な産地はカナダやアメリカ(アラスカ)、ロシア、ノルウェーなどです。
価格
フォックス毛皮の中でも高価で取引されており、特に銀と黒のコントラストがはっきりしたものほど高値がつけられます。

その他|フォックス毛皮の種類

上記のブルーフォックス・レッドフォックス・シルバーフォックス以外にも、たくさんのフォックス毛皮が市場には出回っています。

シャドーフォックス毛皮

ブルーフォックスの変異種となっており、ブルーフォックスよりも色味の薄いものを指します。

手触り
ブルーフォックスよりも柔らかく、ふかふかとした手触りが特徴です。
色合い
淡いブルーやグレーなどの色味となっています。また刺し毛・綿毛ともに白に近い色味の個体も存在します。
染色
白みが強いため染色しやすく、淡い色味に染めることも多くあります。また、そのままの色味を活かしてティペットなどに使用されることもあります。
価格
比較的手に入りやすい価格帯のものが多く流通しています。

ブルーフロストフォックス毛皮

シルバーフォックスとブルーフォックスを掛け合わせた品種です。シルバーフォックスの高級感と、ブルーフォックスの柔らかい手触りを兼ね備えた毛皮です。

手触り
ブルーフォックスの毛質と似てふわふわしていますが、毛足が長くボリュームがあるためより触り心地のよい毛皮となっています。 
色合い
グレーにホワイトが映える色合いが特徴です。名前にある「フロスト」は「霜」を意味し、白色の毛がまるで霜が降りたように見えることから名付けられました。
染色
染色もしやすい毛色でありますが、自然な色味が美しいため、染色せずにそのまま使用されることが一般的です。
価格
ブルーフォックスと比較すると、少し高めの価格で取引されますが、シルバーフォックスに比べると手に取りやすい価格帯です。

アークティックマーブルフォックス毛皮

マーブルカラーが特徴的なキツネで、同じ模様の個体は存在せず、それぞれが唯一無二のオリジナルな模様を持っています。

手触り
刺し毛はさらさらとした質感でありながら張りがあり、柔らかな綿毛との組み合わせが魅力的な手触りを生み出しています。 
色合い
白地に黒いマーブル模様や、薄い茶色の柄がはいった個体が存在します。白の割合が強いものから黒が際立つものまでさまざまなバリエーションがあり、自分の好みに合った色合いやバランスを選ぶことができます。
染色
自然な色味を生かすことが多いですが、淡いピンクなどに染色されることもあります。

ホワイトフォックス 毛皮

真っ白なキツネの毛皮を指します。日本では白狐とも呼ばれる「ホッキョクギツネ」などの、冬季に毛色が白くなる種の毛皮が使われることが一般的です。

ゴールデンアイランド毛皮

ブラウンベースのナチュラルな毛色が特徴で、レッドフォックスよりも淡い色合いをしています。差し毛が長く、ボリューミーな存在感のある毛皮です。

クロスフォックス 毛皮

レッドフォックスの黒色の変異種です。
北アメリカ北部やカナダなどに生息する、黒地にオレンジがはいったユニークな毛皮。レッドフォックスよりも毛足が短い点が特徴となっています。

プラチナフォックス 毛皮

ホワイトベースに、淡いブラウンやブラック、グレーが混ざった色合いが特徴です。
レッドフォックスの一種で、この特有の色合いを持つ個体をプラチナフォックスと呼びます。またシルバー系の色味の毛皮はプラチナシルバーと称されることもあります。

グレイフォックス毛皮

その名の通り灰色のキツネで、南アメリカの北端からカナダ南部の湾岸エリアにかけて生息する唯一のキツネ種です。斑点のようなペッパー柄がベースとなり、足、胸、耳などにはくすんだ赤やベージュ系の毛が生えている、少し変わった毛皮が特徴です。

フォックス毛皮の歴史

フォックスファーの歴史

人類が日除けや防寒のために動物の毛皮を身に着け始めたのは、原始時代からだと言われています。

古代においては、毛皮は王族や貴族など一部の特権階級が身に着けるものでしたが、18世紀頃からは庶民の間にもフォックス毛皮などの毛皮アイテムが流通し始めます。
しかし、毛皮のコート1着を作るためには10〜15頭分のキツネの毛皮が必要とされ、その需要の高まりとともに、野生動物の乱獲が進みました。その結果、野生のフォックスの数が激減し、社会問題へと発展しました。

現在では、天然のフォックスの毛皮が使用される一方で、ヨーロッパやアメリカなどでは養殖も盛んに行われて資源の持続可能性に配慮した取り組みも進められています。

ファーフリー宣言とフォックス毛皮

近年では動物愛護の観点から、毛皮のファッションアイテムへの使用が問題視されるようになっています。
2001年にはステラマッカートニー、2006年にはラルフローレンが先陣を切り、ファーフリー宣言をおこないました。

その後、海外セレブや著名人たちの宣言によってその動きはさらに広がり、2010年以降にはグッチ、メゾン マルジェラ、プラダなど、多くのブランドが続々とファーフリーを表明しています。

一方で、ルイヴィトンやフェンディなどのハイブランドは、今でもフォックス毛皮を使用したアイテムを発表しています。※2025年時点

今後もファーフリー宣言をおこなう企業が増えていくと考えられますが、それでもフォックス毛皮の人気は今後もなお根強く続いていくでしょう。

着なくなった毛皮のコートや使わなくなった襟巻き・ティペットなど捨ててしまう前に、リユース相談本舗に売却しませんか?
買取店への売却することで、あなたの大切なお品物を次に必要とする方へリユースすることができ、環境にもやさしいサステナブルな選択につながります。
クリーニングに出す前のお品物でも査定・買取は可能ですので、どうぞお気軽にご相談ください。

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シルバーフォックス毛皮の買取相場

上記でもお伝えしているように、近年は動物愛護の意識が高まっています。
ファーフリーの動きは日本にも広がり、冬に毛皮のコートを着用する機会が減っていきつつあります。その影響で、フォックス毛皮の需要は減少し、市場価格も下落傾向にあります。

シルバーフォックス毛皮コートの買取価格

シルバーフォックスの買取価格は、ノーブランド品の場合、状態が良くても数千円から1万5千円程度と、購入価格との差が大きいのが現状です。
ですが「SAGA FOX」タグ付きや、有名ブランドのフォックス毛皮のコートは、品質やブランド価値が評価され、高値での買取が期待できます。

SAGA FOXについて詳しく見る

リユース相談本舗のシルバーフォックス買取実績

サガフォックス コート

サガフォックス ロングコート
ブランド SAGAロイヤル
カラー シルバー/ブラウン
ランク B
買取価格 5,000円
備考

サガフォックス コート

サガフォックス コート
ブランド SAGAロイヤル
カラー シルバー/ブラウン
ランク B
買取価格 4,000円
備考

フォクシーブティック ポンチョ

フォクシーブティック ポンチョ
ブランド フォクシーブティック
カラー グレー/ホワイト
ランク B
買取価格 45,000円
備考

フォクシーブティック フォックスファーカフス付き

フォクシーブティック フォックスファーカフス付き
ブランド フォクシーブティック
カラー グレー/ブラウン
ランク A
買取価格 37,000
備考 2008年モデル/
袖にシルバーフォックスがついたコート
※買取実績として掲載している価格は買取当時の査定額であり、現在の買取価格を保証するものではありません。

サガフォックスは高価買取が期待できる

SAGA(サガ)とは

フィンランド・ヘルシンキに本部を置く毛皮飼育者協会「SAGA FURS OF SCANDINAVIA(サガファー・オブ・スカンジナビア)」が認定する、最高級の「ミンク」「フォックス」「フィンラクーン」の品質を保証する登録商標ブランドです。主にデンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フィンランドで生産された毛皮を指します。

「サガフォックス」は、厳格な品質検査に合格したフォックスのみに与えられる称号です。

サガフォックスの毛皮は高価買取になりやすい

高品質が保証された「サガフォックス」のタグがついたフォックス毛皮は、特別な毛皮として取引されるため、購入時も高額であることがほとんどです。
そのため、中古市場においても他のフォックス毛皮と比べて高価買取が期待できます。

一方で、偽物が流通していることもあるため、中古品を購入する際は信頼できる店舗での購入をおすすめします。

サガフォックス以外にも、フェンディルイヴィトンなどフォックス毛皮を取り扱っているブランドは高価買取の対象となっています。
着用の機会が少ないフォックス毛皮のアイテムは売却も検討してみましょう。

フォックス毛皮を高価買取につなげるポイント

高価買取につなげるポイント

ノーブランドのフォックス毛皮でも高価買取を目指すなら、以下の3つのポイントが重要です。

  • こまめに毛皮をお手入れをする
  • 着なくなった毛皮は早めに売却する
  • 毛皮アイテムをまとめて売却する

こまめに毛皮をお手入れをする

フォックス毛皮を売却する際、査定額に最も影響するのは、カビやほつれなどのダメージです。特に、毛の抜けや変色、虫食いなどは、買取価格を大きく下げる原因となります。
こまめなブラッシングや湿気対策など、適切なケアを行うことで、毛皮の状態を保ち、高価買取につなげましょう。

毛皮のお手入れ|潰れたファーも復活!簡単自宅ケアの方法

着なくなった毛皮は早めに売却する

フォックス毛皮に限らず、洋服は年々デザインが変化するため、古くなればなるほど流行から外れ、買取価格が下がります。
「最近着ていないな」と感じたら、早めに売却することで、より高い価格で買い取ってもらえる可能性が高まります。

毛皮アイテムをまとめて売却する

シルバーフォックスなどの毛皮アイテムは、基本的には1点で査定可能です。
しかしティペットなどの小物類は、まとめて売却することでセット品としての価値が認められ、1点で査定する場合よりも高額査定となる場合があります。
複数の毛皮アイテムをお持ちの場合は、まとめて査定に出すのもおすすめです。

リユース相談本舗は毛皮の買取を強化中!ダメージのあるフォックス毛皮でも、1点から査定・買取が可能です。
他店で断られた毛皮のコートでも、諦めずにリユース相談本舗にお持ち込み下さい。

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フォックス毛皮の売却でよくあるQ&A

実際にフォックス毛皮を売却する際に不安を感じないよう、よくある質問をご紹介していきます。

Q1. フォックス毛皮の寿命はどのくらいですか?

A. フォックス毛皮は耐久性が高く、適切なケア(ブラッシング、湿気対策など)を行えば長期間愛用できる素材です。
ただし、カビ、ほつれ、毛の抜け、変色、虫食いなどのダメージが生じると寿命が縮まります。保管状況やお手入れの頻度によって大きく変わるため、こまめなケアが重要です。

Q2. 冬以外の季節でも買取してもらえますか?

A. 毛皮は通年買取可能です。
需要が高まる秋〜冬前(9月〜11月頃)に売却すると、やや高値がつく可能性があります。ただし、それを待つよりも「着なくなった時」が売却のベストタイミングです。保管期間が長引くほどダメージリスクが高まり、ファーフリーの影響で市場価格も下落傾向にあるため、思い立った時に早めに行動することをおすすめします。

Q3. クリーニングに出してから査定をお願いするべき?

A. 必ずしもクリーニングに出す必要はありません。
クリーニング代と買取価格の上昇分を比較すると、かえって損をする可能性もあります。まずは現状のまま査定に出して、プロの判断を仰ぐのがおすすめです。

Q4.売れなかった毛皮コートはどうしたらいいですか?

A. 1つの買取店で断られてしまっても、別の買取店であれば買取してもらえる可能性があります。
諦めずに、毛皮の取り扱いに力を入れている買取店を選んで、あらためて査定を依頼してみましょう。
複数の買取店で買取不可となってしまった場合は、ご自身で再び着用したり、ティペットや小物へのリメイクを検討するなどの方法もあります。
それも難しい場合は、残念ですが各自治体のルールに従い、燃えるごみとして処分してください。

リユース相談本舗では、フォックス毛皮をはじめとする毛皮アイテムを高価買取しています。クローゼットに眠ったままの20年以上前の毛皮でも買取が可能です。
かさばりがちな毛皮製品には、ご自宅で手軽にご利用いただける「出張買取」がおすすめ。査定料やサービス料などの手数料は一切かからず、完全無料でご利用いただけます。まずは一度お気軽にご相談ください。

フォックス毛皮の買取