毛皮のランクや種類について|高級毛皮ランキングで徹底解説

毛皮のランクや種類について解説!高級毛皮って何?

冬の定番アイテムとして思い浮かべることの多い「毛皮」。
日本では、バブル期に特に人気を集め、暖かく上質な毛皮のコートに包まれて過ごしたいと購入した方も多いのではないでしょうか。

一方で、毛皮には高級品というイメージがあり、なぜそれほど高価なのか疑問に思う方もいるかもしれません。

今回は、さまざまな毛皮の中から「高級毛皮」に焦点を当て、その種類や魅力、高価とされる理由について、ランクごとに詳しく解説していきます。

高級ランクの毛皮とは

毛皮にはさまざまな種類がありますが、ミンクやフォックス、ラビットなどは、比較的なじみがあり、広く流通しているため、所有している方も多いとされています。

高級ランクの毛皮として有名なのは「セーブル」「チンチラ」「リンクス」の3種類。
世界三大毛皮」と呼ばれており、その希少性と美しさから、古くから高級毛皮の代名詞として扱われてきました。

高級毛皮の世界は非常に奥深く、ラッコ、オオカミ、トラなど、種類によっては現在ワシントン条約によって輸入が禁止されている高価な毛皮も存在します。

なぜ世界三大毛皮と呼ばれるのか

古くからヨーロッパなどで王族や貴族の間で愛用されてきた毛皮。
その美しい毛並みは、単なる防寒具としてだけでなく、一種の芸術品としても評価されてきました。
しかし、乱獲や生息地の破壊により、毛皮は年々希少性が高まっています。

セーブル、チンチラ、リンクスは、これらの背景が複合的に影響し、他の毛皮と比べても格段に高い価値を持つことから「世界三大毛皮」と呼ばれるようになりました。

高級毛皮ランキング

第一位 セーブル

セーブルは「毛皮の王様」と呼ばれることもあるイタチ科の動物。

一般的に出回っている毛皮の中で、最も価値が高いその毛は、非常に細く密生しており、光を美しく反射して輝きを放ちます。
また、毛足が長く、カシミアのような滑らかな手触りと、高い耐久性、そして卓越した保温性が特徴です。こうした特徴から、古くから高級毛皮として珍重されてきました。
生息地の減少や環境の変化により、天然のセーブルの数は減少し、養殖も容易ではないため、非常に希少な存在となっています。
ロシアに生息するロシアンセーブルや、赤褐色が華やかなカナディアンセーブル・アメリカンセーブルなど産地や品種によって、品質や価格が大きく異なります。

ロシアンセーブルとは?
ロシアの寒冷地帯に生息するクロテンを指します。養殖場5社のセーブルと、ロシア産の野生のMartes Zibellina種のみがロシアンセーブルと呼ばれます。
ロシアンセーブルは他のセーブルと比べて毛足が長く、非常に柔らかく滑らかな手触りが特徴で、高価で貴重な毛皮となっています。

買取相場

セーブルは色によっても価格が大きく変動します。黒いセーブルは漆黒に近いほど、高い価格がつけられます。シルバーチップと呼ばれる白い差し毛が点々とあるセーブルは「シルバリー」、特に多いものは「ヘビーシルバリー」と呼ばれ、艶のある美しい毛並みを持っていることから、最も高価なセーブルとして知られています。

セーブルのコートは、10万円以上で取引されることも珍しくありません。ディオールやフェンディなどのハイブランドのものや、ロシアンセーブルなど希少な毛皮を使ったコートは20万円〜40万円以上の価格で取引されています。

ロシアンセーブルのみにつけられる「SOBOL(ソボル)」タグがついたものは、国際毛皮オークションによって競売にかけられた、高品質なセーブル毛皮のため、高価買取が期待できます。

第二位 チンチラ

「毛皮の女王」と称されるほど、美しい毛皮を持つチンチラ

特徴は何と言ってもその毛の柔らかさ。密度の高い綿毛のみで構成されており、驚くほど柔らかく、まるでシルクのような滑らかな肌触りをしています。
これは1つの毛穴から50〜80本以上もの毛が生えているという、哺乳類の中でもトップクラスの独特の毛質によるものです。
しかし、その美しい毛皮が原因で、16世紀頃に乱獲がおこなわれ、野生のチンチラは絶滅危惧種に指定されています。
現在、市場に出回っているチンチラの毛皮は、ほとんどが養殖されたものとなっており、高価格で取引されています。

買取相場

淡い青色や紫色を帯びた毛色のチンチラ毛皮は最高品質とされています。また、抜け毛が少なく、毛量が多いチンチラ毛皮は肌触りがよく、見た目も高級感があるため、高価買取が期待できます。
ただし、チンチラの毛皮は薄くデリケートで、湿気や摩擦に弱く、耐久性が低いため、取り扱いに注意が必要です。破れやカビなどのダメージがあると、買取価格に大きく影響してしまうので適切な保管を心がけましょう。

チンチラ毛皮の買取価格は、状態、ブランド、年代、カラーなどによって大きく変動しますが、一般的に5万円から10万円程度で取引されています。
1枚に100体以上ものチンチラの毛皮が必要となるロングコートなどは、20万円を超える高額で取引されることもあります。

チンチラの毛皮の色や種類は?コートの買取相場もご紹介!

第三位 リンクス

リンクスとは、耳先の黒い毛束が特徴的なオオヤマネコです。
北米、ロシア、ヨーロッパなどに生息しており、大きいものでは全長が130cmを超えることもあります。

毛色は白から茶色まで様々で、全身の黒い斑点がトレードマーク。特に腹部は白い毛で覆われているため、斑点が際立ち、その美しいコントラストに魅了されます。
腹部だけを使用した毛皮は「ベリー」と呼ばれ、美しさと希少性の高さから、高級素材として愛されています。
リンクスの密度が高い長毛は抜けづらく、滑らかな肌触りをしており、丈夫で耐久性のある毛皮として、コートなどの様々なアイテムに使用されています。

よく耳にするリンクスキャットとは?
リンクスキャットは、リンクスと同じネコ科の動物で、外見が似ていることから混同されがちですが、違う種類の生き物です。
リンクスは大型のヤマネコであるのに対し、リンクスキャットは手足が短くやや小さめ。また、リンクスよりも密度の高い毛を持っています。毛も短めなので斑点模様が鮮明に見えるため、人気の毛皮となっています。

買取相場

トラ、レオパードキャットなどネコ科動物の毛皮は、ワシントン条約によって国際取引が規制されています。リンクスの毛皮も輸入規制の影響を受け、入手が困難であるため価格が高騰しています。
また、リンクスの毛皮は基本的に白いほど価値が高く、ベリーなどのコントラストが美しいものは、さらに高価買取が期待できます。

種類や毛の色などで、価格が大きく変動するリンクスですが、一般的な取引価格は毛皮は10万円以上。ベリーや有名なブランドの製品、状態の良いヴィンテージ品などは、それ以上の買取価格で取引されています。

第四位 ミンク

ミンクの毛皮は、その高級感と美しさから「毛皮の宝石」と呼ばれており、ファッション業界で特に人気のある毛皮です。

毛並みの密度が非常に高く、スムーズで柔らかな手触りが特徴で、毛皮自体が軽量でありながら、保温性に優れているため、冬のコートとして世界中で愛用されています。
また、特にメスのミンクは毛並みが柔らかく密生していることから、高級なミンク製品のほとんどがメスのミンクといわれています。

買取相場

ミンクの毛皮製品は、付属するタグによって品質や希少性が評価されることがあります。たとえば、「サガ」や「アメリカンレジェンド」などの毛皮養殖団体のタグが付いている製品は品質が保証されているため、中古市場でも高価買取が期待できます。
中でも、「サガロイヤル」や「ブラックグラマ」といった称号は、最高級のミンクにのみ与えられるため、ノーブランド品でも買取価格が10,000円を超える取引が行われる傾向にあります。

ファーフリーの動きが強まる近年でもミンクを扱うブランドは存在し、状態が良ければ相場以上の高価買取も期待できます。

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第五位 フォックス

フォックス毛皮は密生した長めの刺し毛と、柔らかな綿毛の二層構造になっており、高い保温性を誇ります。

シルバーフォックス、ブルーフォックス、レッドフォックスなど種類が多いため、様々な毛並みやカラーバリエーションを楽しむことができます。

買取相場

シルバーフォックスやカムチャッカフォックスなど、特徴的な毛色を持ったフォックス毛皮は高値で取引されています。
また、「サガフォックス」というタグが付いたフォックス毛皮は、その品質の高さが保証されており、他のフォックス毛皮よりも高値で取引される傾向にあります。

買取価格は一般的なフォックス毛皮は数千円から1万円程となっていますが、他の毛皮アイテムと同様、現在も一部ハイブランドなどではフォックス毛皮を使用したアイテムを販売しているため、高価買取もされています。

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まとめ

世界三大毛皮である「セーブル」「チンチラ」「リンクス」がトップを占めるランキングとなりました。
これらの毛皮は、その希少性と美しさから、高い人気を誇り、販売価格、買取価格、ともに高値で取引されています。

また「ミンク」「フォックス」など、上質で比較的入手しやすい毛皮も上位にランクインしています。
他にもラクーンやラビット、ムートンなど、様々な種類の毛皮が中古市場に出回っています。これらも状態やブランドなどによっては高く売却できるので、一度買取業者へ持ち込んでみることをお勧めします。

ランキング内の毛皮でも、カビやシミ、破れなどのダメージがあると買取価格は下がっていきます。
こまめなケアや、着用しなくなったら早めに売却することで、思い入れのある大切な毛皮を高価買取してもらいましょう。

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毛皮買取
玉城 貴也 (タマシロ タカヤ)
この記事の監修
玉城 貴也 (タマシロ タカヤ)
リユース業界歴18年,リユース相談本舗の創業者。「不用品で困る人をゼロにする」のミッションを掲げ、全国へ店舗展開中。
保有資格
家財整理アドバイザー

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