ブラックダイヤモンドの価値とは?意味・値段・効果・天然と人工の違い
ブラックダイヤモンドは「価値がない」「人工の石」というイメージを持たれがちですが、実際には種類や条件によって評価が大きく異なります。
本記事では、ブラックダイヤモンドの価値・種類・売却可否について、初めての方にも分かりやすく解説します。
- ブラックダイヤモンドとは?黒いダイヤの正体
- ブラックダイヤモンドの種類|天然・処理・合成の違い
- ブラックダイヤモンドの価値はある?
- ブラックダイヤモンドの価値が決まるポイント
- ブラックダイヤモンドは売れる?
- 不幸を呼ぶ呪いのブラックダイヤ、「ブラック・オルロフ」
- ブラックダイヤモンドが持つ意味や効果
- まとめ|ブラックダイヤモンドの価値は「種類」で決まる
- 天然か処理か
- カラット(重さ)
- 黒色の均一性
- 鑑定書の有無
- 天然ブラックダイヤモンド:希少性が高く評価されやすい
- 処理ブラックダイヤモンド:ジュエリー価格は控えめ
- 放射線を当てる
- 熱処理を施す
- 着色加工する
- ブランドジュエリー
- デザイン性の高い製品
- 鑑定書付き天然石
- 天然か処理か
- サイズ
- 状態
- 鑑定書の有無
ブラックダイヤモンドとは?黒いダイヤの正体
ブラックダイヤモンドは、石自体に色がついているわけではなく、硫化物やグラファイトなどが内包されることで黒く見えるダイヤモンドのことです。
ブラックダイヤモンドの産出量は比較的多く、アフリカ大陸の南部に位置するジンバブエのマランジェ鉱床が原産地として有名です。
ほかにも南アフリカやコンゴ共和国、オーストラリアなどで産出されます。
ブラックダイヤモンドは12色あるカラーダイヤモンドのなかの1色であり、カラーダイヤモンドのなかでも「レッド」や「ピンク」は超希少色で、それと比較するとブラックダイヤモンドの希少性はやや劣るかもしれません。
しかし漆黒の天然ダイヤモンドとなるとほとんど発見されることはなく、希少価値は大きく上がります。天然の真っ黒なブラックダイヤモンドをジュエリーショップで見ることは難しく、ほとんどありません。
ダイヤモンドに放射線を当てたり、着色処理したりすると人工的にブラックダイヤモンドをつくることができ、ジュエリーショップにあるブラックダイヤモンドの大半は人工処理されたものです。
天然かそうでないかを見分けるのは素人には厳しいでしょう。
ブラックダイヤモンドの宝石基本データ
| 鉱物名 | カーボナード/カーボネード |
| 和名 | 黒金剛石 |
| 色 | 黒、暗灰色、濃褐色 |
| モース硬度 | 10 |
| 劈開 | 不明瞭 |
| 比重 | 3.52 |
| 結晶系 | 等尺性六方八面体 |
| 産地 | アフリカ、ブラジル、コンゴ共和国、オーストラリアなど |
| 誕生石 | 4月 |
| 宝石言葉 | カリスマ/成功/不屈/不滅の愛など |
ブラックダイヤモンドの種類|天然・処理・合成の違い
ブラックダイヤモンドの価値を考えるうえで最も重要なのが「種類」です。
天然ブラックダイヤモンド
自然の状態で黒く形成されたブラックダイヤモンドは流通量が少なく、希少性があります。鑑定書付きの場合、市場での評価も安定しやすい傾向があります。
処理ブラックダイヤモンド(トリートメント)
市場に流通しているブラックダイヤモンドの多くは、人工的な処理によって黒色に加工されたものです。ジュエリー用途としては一般的ですが、資産価値は控えめになりやすい傾向があります。
合成ブラックダイヤモンド
合成ダイヤモンドは人工的に生成されたものです。見た目は似ていても、天然石とは区別されます。
ブラックダイヤモンドの価値はある?
ブラックダイヤモンドは、すべて価値がないわけではありません。
天然か処理かによって評価は大きく異なり、条件が合えば買取や査定の対象になります。
比較的産出量の多いブラックダイヤモンドですが、天然物で真っ黒のものとなると大変貴重です。
もし天然で質の高いブラックダイヤモンドであれば、小粒でも数十万円で取引されることがあります。
世界でも有名なブラックダイヤモンド「ブラック・オルロフ」となると、67.5カラットのサイズで約4000万円の値がついたこともあります。
しかし、市場に出回っているブラックダイヤモンドはほとんどが人工処理されたもののため、1カラットあたり数千円程度と比較的安価な価格帯になることもあります。
ブラックダイヤモンドの価値が決まるポイント
ブラックダイヤモンドの価格は、
によって大きく変わります。特に「天然かどうか」は査定において最重要ポイントです。
一般的には、
という傾向があります。
また、ブランドジュエリーにセッティングされている場合は、宝石単体ではなくブランド価値が加味されるケースもあります。
処理加工されたブラックダイヤモンドはもろい!?
人工的に加工されたダイヤモンドのことを「トリートメントダイヤモンド」とよびます。
ブラックダイヤモンドの場合、
このような方法で人工的にブラックダイヤモンドをつくることができます。
そのおかげで比較的安価で手に入れることが可能なわけですが、もちろんデメリットもあります。
それは過剰な加工を施した人工ダイヤモンドはもろいことです。
ダイヤモンドには「劈開(へきかい)」という性質があります。
劈開とは、宝石がある特定の方向へは割れやすい性質のことをいいます。
世界一硬いダイヤモンドをカットできるのは劈開であるためです。
ブラックダイヤモンドも劈開に沿ってカットしてあるので、無数のヒビが入っていることもあります。
そこへさらに、放射線照射や熱処理などの加工をしてしまうとダイヤモンドは過剰な加工に耐えられず割れてしまうことがあるのです。
加工した段階では耐えられても、ジュエリーとして使用している最中に割れてしまうこともあります。
処理加工された人工ブラックダイヤモンドは安価で手に入れやすいというメリットがありますが、その一方でもろいという特徴があることもお忘れないようお気をつけください。
ブラックダイヤモンドは売れる?
ブラックダイヤモンドは、条件次第で売却可能です。
特に、
は評価対象になりやすい傾向があります。
一方で、処理石で小粒の場合は宝石単体の評価よりもジュエリー全体のデザイン価値が重視されることが多いです。
不幸を呼ぶ呪いのブラックダイヤ、「ブラック・オルロフ」
所有者に不幸が訪れると、呪いのダイヤモンドとよばれている「ブラック・オルロフ」の逸話があります。
195カラットもの大きなブラックダイヤモンドがインドで採掘されました。
ヒンドゥー教の神を称える彫像の目の部分にはめ込まれていたこのダイヤは、盗難により紛失。
その後、1932年宝石商のJ.W.パリスやロシアの王妃のナディア・ヴィギン・オルロフなど、このブラックダイヤモンドに関わった人々が高所からの飛び降りにより命を落としてしまった事件が続いたとされています。
現在の「ブラック・オルロフ」は、呪いを解くという意味を込めてリカット(宝石を再分割)し、67.50カラット(元の大きさである195カラットの半分程度)となっており、リカット後に手にした所有者に不幸が起こったとの話はなくなったとされています。
神様の像から盗まれたことで呪いがはじまる…。こうした不幸にまつわる話は信憑性に欠ける部分が多々ありますが、宝石を彩るミステリーとして人々の注目を集めており、2005年にはロンドン自然史博物館にて一般公開されました。
ブラックダイヤモンドが持つ意味や効果
ブラックダイヤモンドの意味
ブラックダイヤモンドは宝石の中で最も硬いという特性から、災いを跳ね除け幸福へと導く守護石とされています。その幸運へと導くエネルギーの強さから「カリスマ」「成功」「不屈」という意味を持っており、さらにダイヤモンドと同様「不滅の愛」という意味も持ち合わせています。
「カリスマ性がほしい」
「挑戦していることを成功へ導きたい」
「あらゆる困難に負けたくない」
このように願う方にぴったりの宝石です。
ブラックダイヤモンドの効果
ブラックダイヤモンドを身に付けることで得られる効果は以下の4つです。
・大成功をおさめる
・思考の現実化
・カリスマ性
・魅力アップ
かつて、呪いのダイヤとして恐れられていたとは思えないほどポジティブな効果を得られます。
「新しいことにチャレンジしたい」
「事業を始めたい」
「リーダーシップをとっていきたい」
このように考えている方にぜひ身につけていただきたい宝石です。
まとめ|ブラックダイヤモンドの価値は「種類」で決まる
ブラックダイヤモンドは一律に価値がない宝石ではありません。
によって評価は大きく変わります。
黒いダイヤモンドをお持ちで「これは価値があるのだろうか?」と感じた場合は、まず種類を確認することが大切です。