ロエベ「アマソナ」の魅力とは?買取価格は高い?

ロエベ「アマソナ」の魅力とは?買取価格は高い?

ロエベはスペインのバッグブランド。その中でも根強い人気を誇るのが、ご存じ「アマソナ」です。
幅広い年代から支持を得るアマソナの魅力とは?買取価格も高いの?今回は、そんな疑問を紐解いてみたいと思います。

アマソナの歴史

ロエベ開業からアマソナ誕生まで

「マスターオブレザー」と呼ばれ、スペイン王室御用達でも知られる「ロエベ」は、創業1846年。もともとは革職人の工房で、バッグや小物などのレザー製品を販売していました。
1892年、当時流行の発信地として知られていた、マドリードのプリンシペ通りにブティックを開業。バルセロナに二号店をオープンしたのち、1939年にはマドリード中心街地、グランヴィア通りに店舗をオープンします。半円形のショーウィンドウが目を惹くショップは、ロエベの認知度を高めるものでした。このグランヴィア店は、現存する最古のロエベブティックとして今も営業しています。

1963年から海外進出も始め、日本には1973年に上陸。
今やロエベのロゴとして知られる、「アナグラム」が発表されたのは1970年のこと。スペインの画家、ヴィンセント・ヴェラが考案した「L」が4つ組み合わせられたデザインは有名となり、ロエベの象徴とされました。
そして1975年、ついに、今やロエベを代表するバッグ「アマソナ」が誕生するのです。

アマソナの誕生

当時スペインは、長きにわたる独裁政権が終末を迎え、女性たちが少しずつ自由になり始めた頃。ギリシャ神話に登場する勇敢な女性「アマゾネス」から名前をとった「アマソナ」は、新しい時代にはばたく女性に向けて作られたものでした。
ボストンバッグをベースとしたスクエアフォルム。丸みを帯びた角には型崩れ防止のコーナーパッチがあてられ、正面に施された「アナグラム」が存在感を放ちます。
継ぎ目のない一枚革仕立ては「マスターオブレザー」と呼ばれるロエベだからこそできる技。なんと66ものパーツを卓越した技術を持つ職人が手作業で縫い合わせているのです!
重厚な革の見た目からは想像できないほどの軽さや、たっぷりととられたマチ、サイドまで下せるジッパー。手にしてみるとアマソナは、その優美な見た目とは裏腹に、非常に普段使いしやすいバッグだということが分かり、さすが次世代の女性に向けて作られたバッグだと感心してしまうほど。
こうしてアマソナは、世の女性に広く愛用され、ロエベの「顔」となったのです。

アマソナ、おすすめのサイズとカラーは?

大人気のアマソナ。ロエベのアマソナはサイズ・カラーなど非常にたくさんの種類がありますので、いざ買おうと思った時に悩むのはサイズとカラーですよね。

自分に似合うのは?

まずサイズですが、23と28で悩まれる方が多いようです。この約5センチの違いは非常に大きいもの。身長や用途も考えると本当に悩んでしまうところですが、こればかりはロエベの店員さんも「ぜひ実際に鏡で合わせてみて欲しい」とのこと。23をショルダーで斜め掛けにしたり、ハンドバッグとしてちょこんと持つのも可愛らしいですし、28をちょっとカジュアルに持ってみたり、通勤に使うのも本当に素敵です。どのサイズが一番似合うのか?ぜひご自分の目で確かめてみて下さい!

初めてならこのカラー!

アマソナ
ブラック
アマソナ
ストーンブルー
ロエベアマソナ ミンクカラー
アマソナ
ミンク

サイズもさることながら、カラー選びも非常に難しいものですが、昔も今も安定して人気なのは断然「ブラック」。アマソナはボストンバッグを基調としたデザインなので、黒はカジュアルに合わせるとクールな印象にもなりますし、コンサバなスタイルに持てばとても上品に見えます。似たような用途の黒のバッグをお持ちでないなら、黒がおすすめです。
ですが、アマソナは他のカラーもとても素敵。最近の人気でいうと「マリン」「ストーンブルー」「ミンク」の3色。
「マリン」は、紺より明るくブルーより深い、ありそうでなかった深いロイヤルブルー。その名の通りマリンスタイルにぴったりです!
「ストーンブルー」は冬の海を思わせるようなスモーキーな水色。流行のリラックススタイルにハマります。
そして店頭では見かけることもできないほど人気なのが「ミンク」。キャメルのような色味ですが、何とも言えない上品なカラーで、人気のわけもうなずけます。飽きが来ない合わせやすいお色で長く使えそうなので、ブラックに二の足を踏んでいる方はこちらもいいかも知れません。
アマソナのカラーはそれぞれに良さがあり、「絶対にこれがおすすめ!」と断言するのは難しいのですが、初めてのアマソナなら「ブラック」「ミンク」の2色が間違いナシと言えるでしょう。

アマソナが似合う年代とは?

年齢など気にせず、自分の好きな物、似合う物を持つというのは素敵なことです。
ただ、ブランドやバッグの種類によって似合う年代というものが存在するのも確か。アマソナが似合う年代を探ってみましょう!

アマソナは、先述の通りロエベの中でも定番かつ大人気のバッグ。その上質なレザーと気品漂う佇まいは、ある程度年齢を重ねた方の方が似合います。10代の方が持つのは少し早いかも知れませんね。
以前はロエベは高級レザーバッグブランドとしてミセスから特に人気が高く、アマソナも30~40代以降の女性によく持たれていましたが、10年ほど前から20代の女性にも人気が出てきました。デートにも通勤にも対応でき、何よりその上質さから、よほどフォーマルなシーンを除けばどこに持って行っても恥ずかしくないという優秀さからでしょうか。
さらに近年、デザイナーが変わって革新的なモデルが多数誕生しているロエベは、若い世代からますます人気が出てきています。そのブランドの定番バッグとなれば憧れもひとしお。アマソナは若い世代にも持たれるバッグとなっているのですね。
そしてもちろん上質を知る大人の女性にも、アマソナはしっくりきます。50~60代以降の方がアマソナを持つ姿はこなれていてとても素敵です。
以上のことから、何とアマソナは、20代以降ずっと持てるバッグであることが分かります。
こんなに幅広い世代で使えてしかもどの世代にも似合うというバッグは、なかなか稀ではないでしょうか?
高価なバッグではありますが、革の品質を知れば良心的とも思えるほどのものですし、こんなに長く使えるとなれば、非常にコスパの高いバッグかも知れませんね。

ロエベこぼれ話

アナグラムが変わった!?

記憶に新しい2013年、ジョナサン・アンダーソンが、ロエベのクリエイティブディレクターに就任しました。
2008年に自身のブランドを立ち上げた彼は、期待の新星としてまたたく間にその名を業界に轟かせ、若干29歳にしてロエベのクリエイティブディレクターとなったのです。
彼は就任後、これまで筆で描かれたような強弱のある線だった「アナグラム」を、マジックでキュキュっと描いたような、シンプルなものに生まれ変わらせました。非常にモードに見えますが、実はこれはヴィンセント・ヴェラがデザインした当時のものに近づけたのだそう。この新生アナグラムがモノグラムのようにびっしりと並んだ「Repeat」というシリーズは、これまでのロエベのイメージを変えるモードなもので、若い世代にも人気を得る大きなきっかけとなりました。

ロエベのレザーはナチュラルメイク?

アマソナに限らず言えることですが、ロエベの製品は革特有のとってもいい香りがします。革のにおいに目がない私などは、何度もくんくん嗅いでしまうほど(笑)。
以前、お店の方に伺ってみると、「ロエベの革はより自然に近い状態なんです」と教えてくださいました。
通常、革製品というのは製造過程で表面に様々な加工をされてしまい、革そのものの香りが閉じ込められてしまうものらしいのですが、ロエベは厳しいチェックを経た上質ななめし皮を用いており、その上質さを活かすため、むやみに加工は施さないのだとか。
なるほど、ロエベのレザーはより「すっぴん」に近い状態で私たちの元に来てくれているのですね。

アマソナを高く売るための3つのポイント

「売却」の文字がよぎったその時に!

アマソナを高く売るためには、まず何と言っても「早く売る」ことです。「売ろうかな?どうしようかな・・・」と悩んで数か月たってしまうと、その間に市場に変動があるかも知れません。悩むのは査定額が出てからでも遅くはありません。納得できない金額であれば、キャンセルすればいいのですから。

なるべくキレイにして!

査定に大きく影響するのは、もちろん購入時期やモデルですが、状態もとても大切。いくら最近買ったばかりのバッグでも、ボロボロではいいお値段がつきません。
さすがに革の擦り切れや変色を素人が直すのは困難ですが、内側にたまったホコリを取り除いたり、表面に付着した汚れをふき取るなどして、なるべくキレイな状態にしてから査定に出してみて下さい。鑑定士も一人の人間なので、商品の第一印象も多少は加味されてしまうもの。大切に使っていたという印象は「大切」です。

複数のお店で査定してもらう

少し手間はかかりますが、気になる買取店を数店ピックアップし、それぞれ査定してもらってみることをお勧めします。昔からアマソナは需要が高く、高価買取をうたうお店はたくさんありますが、近年のモデルチェンジの影響もあり、モデルによっては査定額にかなりの差が出てしまうことも。あとで「こっちのお店にも見てもらえばよかった!」と後悔しないためにも、ぜひ複数のお店に査定してもらってみて下さい!

ビープライスでもロエベを積極的にお買取いたしております。写真を送るだけのLINE査定も実施いたしておりますのでお見積もりだけでもお気軽にご利用くださいませ。

まとめ

かつて、新しい時代へと羽ばたく女性に向けて作られたアマソナ。そのコンセプト通り、「次世代」となった今でも、アマソナの人気は衰えることなく受け継がれています。アマソナは私たちに、羽ばたくパワーをくれるバッグなのかも知れません。

ロエベ・アマソナの歴史や魅力はこちらのページでも紹介されているので、ぜひ合わせて見てみてください。
参考:レザーアイテムの代名詞と称されたロエベの伝統とラインナップ

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