カルティエ|ジュエリーブランドの歴史と6つの偉業【宝石商の王】
- カルティエ|ジュエリーブランドとしての歴史
- カルティエを語るうえで欠かせない6つの偉業
- カルティエが世界5大ジュエラーに選ばれる理由とは
- 一生使える|カルティエの定番&人気ジュエリー
- まとめ
世界的に有名なジュエリーブランドであるカルティエ(Cartier)ですが、その歴史や偉業をご存じでしょうか?
「カルティエの何がすごいの?」
「カルティエの歴史を知りたい」
「カルティエの特徴や業績を知りたい」
という方へ、カルティエの歴史を通じてカルティエが残した偉業をご紹介します。また、現在も世界5大ジュエラーとして愛されるカルティエの定番コレクションもご紹介します。
目には見えない歴史を知ることによって、ジュエリーがより一層輝いて見えるかもしれませんよ。
カルティエ|ジュエリーブランドとしての歴史
カルティエの歴史は、ルイ=フランソワ・カルティエが1847年にパリに宝飾店を創業したところから始まります。
カルティエは1859年にイタリアに移転し、ナポレオン三世の妻ウジェニー皇后が顧客になったことで有名になりました。
カルティエを世界的なジュエラーとして成長させたのは、3代目であり創業者の孫にあたるルイ・カルティエでした。
ルイ・カルティエによって、カルティエがニューヨークに支店を開店したのは、1909年のことです。カルティエはニューヨークにおいてもさまざまな革新的なコレクションを発表してきました。
世界中の王室やセレブも認めるカルティエは、時代を先取りしたデザインだけではなく最高品質の宝石と一流の技術によって作り上げられました。
カルティエを語るうえで欠かせない6つの偉業
長い歴史を持つカルティエは、ジュエリー業界においてさまざまな革命や新たな提案をおこなってきました。なかでも、カルティエを語るうえで特に知っておくべき偉業を6つご紹介します。
【業績1】初めてプラチナを〇〇に使った
「プラチナこそ貴金属の王である。それは繰り返し自らを主張するであろう」
これは、3代目であるルイ・カルティエの言葉です。ヨーロッパにおいてプラチナの加工技術が確立したのは18世紀後半でした。
19世紀以降、産業界でもプラチナが利用されるようになります。そして、1903年、世界で初めてプラチナのジュエリーを制作したのがルイ・カルティエと言われています。
【業績2】ガーランドスタイル
ガーランドスタイルと名付けられ、プラチナとダイヤモンドによって作られたレースのようなジュエリーは、世界中の王室から求められました。
このガーランドスタイルは、アールヌーヴォーが流行していた19世紀末に、ルイ・カルティエによって生み出されました。
プラチナを使った繊細で華麗なジュエリーはカルティエの高い技術によって実現したのです。
【業績3】アールデコスタイル
19世紀に流行した優雅な曲線が美しいアールヌーヴォースタイルとは対照的に、直線的なアールデコスタイルは20世紀にヨーロッパで流行しました。
このアールデコスタイルの流行の先駆けとなったのが、ルイ・カルティエでした。
【業績4】パンテール
パンテールとは、カルティエのアイコンにもなっている豹をモチーフとしたコレクションです。デザイナーは、初めてカルティエ一族以外から責任ある立場を与えられたジャンヌ・トゥーサンという女性でした。
力強く野性的かつ個性的なデザインは、現代においても自由を愛する誇り高き女性の象徴にもなっています。
【業績5】ソリテール
ソリテールとは、一粒の宝石を中心にあしらったリングのデザインです。カルティエは、1895年に一粒のダイヤモンドをあしらった「ソリテール1895」を発表します。
ダイヤモンドをプラチナの4本爪で支える技術は、カルティエによって初めて提案されたものです。「ソリテール1895」は現代においても婚約指輪の王道としてとても人気がある商品の一つです。
【業績6】ダイヤモンドの質
カルティエはとても高品質なダイヤモンドのみを使用しています。一般的なダイヤモンドの評価基準である4Cにおいても高品質のものを選び、さらにカルティエ独自の評価基準も設定しています。
カルティエが世界5大ジュエラーに選ばれる理由とは
カルティエは世界中の王室御用達のブランドです。英国王エドワード7世によって、カルティエは「王の宝石商」とまで呼ばれるようになります。
数々の画期的なデザインや新しい技術を提案してきた歴史もあります。
カルティエの新しいデザインや高い技術によって作られた高品質なジュエリーは、世界中のセレブや著名人の憧れです。
カルティエは世界的に人気で知名度が高い世界5大ジュエラーに選ばれる十分な理由を持っていますよね。
一生使える|カルティエの定番&人気ジュエリー
最後にカルティエの定番であり、高い人気を持つジュエリーコレクションを3つご紹介します。どれも長年世界中で愛されてきたコレクションなので、流行り廃りもなく長くお使いいただけると思いますよ。
トリニティ
カルティエのトリニティコレクションは、3本のリングが絡み合うシルエットが美しいコレクションです。指輪だけでなく、ネックレスやイヤリングなどもあります。
ラブ
カルティエのラブコレクションは、等間隔に配置されたビスが印象的なコレクションです。ペアリングや結婚指輪として恋人たちから愛されてきました。
パンテール ドゥ カルティエ
女性向けのジュエリーウォッチが有名なパンテール ドゥ カルティエは、ブレスレット、リング、チャーム、ブローチなどもあります。
どれも豹をモチーフとしており、野生的かつ個性的なデザインを上品にまとめたコレクションです。
まとめ
世界的に有名なジュエリーブランドであるカルティエは、長い歴史のなかでさまざまな偉業を成し遂げました。なかでも有名なのは以下の6つです。
・世界初のプラチナのジュエリーを制作
・アールデコスタイル流行の先駆けとなる
・パンテールの発表
・ソリテールの提案
・高品質なダイヤモンドのみを使用
また、カルティエの定番コレクションである、トリニティ、ラブ、パンテール ドゥ カルティエは現代においてもとても人気があります。
カルティエの歴史や偉業を知ることで、カルティエのジュエリーの魅力がより一層高まりますよね。