【世界最古】アメリカンオプティカルの値段やフレームの特徴
- 世界三大メガネ|アメリカンオプティカルとは?
- アメリカンオプティカル3つの特徴
- アメリカンオプティカルの歴史
- アメリカンオプティカルを愛用した偉人5選
- AOメガネの人気モデル3選
- AOサングラスの人気モデル3選
- まとめ
アメリカ軍が愛用するサングラスとして有名なアメリカンオプティカル(American Optical)。
ブランドの歴史は古く、多くの偉人やセレブに愛されています。
「アメリカンオプティカルが気になる!」
「人気のモデルと値段は?」
「アメリカンオプティカルをかける人の印象を知りたい」
という方へ向けて、アメリカンオプティカルについて今回はご紹介しています。
歴史や愛用する有名人なども紹介しているので、アメリカンオプティカルについて知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
世界三大メガネ|アメリカンオプティカルとは?
アメリカンオプティカル(以下AO)というブランド名を聞いてもあまりピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、実は世界最古のメガネメーカーであり、SHURON(シュロン)、ボシュロムに並ぶ世界三大メガネブランドとして知られています。
1833年にマサチューセッツ州で誕生したAO。創業者のウィリアム・ビーチャーは宝石の貿易業に携わっており、ヨーロッパから輸入されるジュエリー職人が作ったメガネの質を改善するため、企業としてメガネの製造を始めました。当時のメガネは機能性が低く、快適とはいえないものだったのです。
ウィリアム・ピッチャーはAOを創業し、1874年に世界初となるフチなしメガネを開発します。それから1885年には、今では一般的となったつる(耳の後ろで湾曲する形)を生み出しました。
その後、品質を高めていったAOのメガネはアメリカ軍に採用され、パイロットサングラスの代名詞ともいえるAVIATOR(アビエーター)を開発し、“オリジナルパイロットサングラス”と称されるモデルになりました。アビエーターは、アポロ11号の月面着陸計画のときにも、アームストロング船長や乗務員たちが着用していたとして有名なモデルです。
また、映画『イージーライダー』や『タクシードライバー』、『トップガン』などに登場する俳優たちもAOのサングラスを着用したことから、ブランド的価値は確立されたものになります。
AOのメガネフレームは、歴史あるブランドらしくヴィンテージ感が特徴的です。しかし古くさいことはなく、昔から愛されるSirmont(サーモント)やTimes(タイムズ)といったモデルは、伝統的でありながらも現代のスタイルにマッチするよう常にブラッシュアップされています。
歴史ある伝統的なものや、おしゃれなヴィンテージ感がお好きな方におすすめのブランドです。
アメリカンオプティカル3つの特徴
AOの特徴を3つご紹介します。
特徴1|自信を映すスタイル
AOのメガネはルックスと機能性をバランスよく取りまとめることで、20世紀中盤に活躍した世界的リーダーに愛されるモデルを生み出しました。
なかでもSaratoga(サラトガ)は、ジョン・F・ケネディが国家行事の際に着用したモデルとして有名です。プライベートのヨットクルーズでもAOのメガネを着用しており、彼の自信に満ちたスタイルはアメリカ人の憧れとなりました。
特徴2|高い品質基準
AOは1833年の設立以来、品質の高さにおいても深く認知されています。それは、長きに渡りアメリカ空軍のフライトゴーグルを製造していたことや、NASAから月面探査クルーのためのサングラス供給依頼を受けていたことからもわかります。
飛行機やスペースシャトルといった過酷な現場で使うメガネやサングラスを、AOは高い品質基準と堅牢な構造によって作り続けてきました。
特徴3|名優に愛されるデザイン
AOのクラシックスタイルは優れた俳優たちにも愛され、映画『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロがOriginal Pilot(オリジナル パイロット)を着用する姿が注目を浴びました。ポール・ニューマンも、同モデルを着用する姿が見られています。
名優たちに愛されたAOのサングラスは、確かな品質と厳密な製造工程を保ちながら、現代まで続くオリジナルモデルとして受け継がれています。
アメリカンオプティカルの歴史
アメリカンオプティカルの歴史をご紹介します。
1833年 設立
「私ならもっとよくできる」 の信念のもと、創設者のウィリアム・ビーチャーがシルバーによる眼鏡製造を開始しました。
1872年 すべての人に眼鏡を
特許取得のさまざまな技術によって、 AOは眼鏡がより多くの人の手に渡るようにしました。そのことで、多くのアメリカ人が容易に眼鏡を入手できるような状況を作りたいというピーチャーの願いは実現されました。
1874年 リムレス眼鏡の時代へ
AOによって初のリムレス(フチなし)眼鏡が製造されました。
1892年 世界のトップリーダーへ
従業員が800人になり、年間200万本を超えるフレームとレンズを製造し、巨大企業に成長しました。
1914年 USミリタリーゴーグル
軍パイロットのためのフライトゴーグルを製造した最初の会社となり、原型デザインは後のアピエイターサングラスとなっています。
1917年 第一次世界大戰
簡単に度付き加工を施せる仕組みを開発し、戦場での兵士の眼鏡需要を支えました。
1930年 伝説の飛行士
飛行士のパイオニアであるジミー・ドリトルが大陸横断フライトをおこなう際に、AOのフライトゴーグルを使用しました。
1930年 フルビュー
同年には、フルビューフレームを開発しました。 テンプルをレンズサイドの上部に配置することで周りの視野を大きく確保させる、革新的なデザインのフレームです。
1935年 アビエイターサングラス
飛行士(アビエイター)専用にデザインされたサングラスの製造を、アメリカ軍とAOは契約を結びました。アビエイターシェイプの誕生です。
1942年 第二次世界大戰
500万本のサングラスと、1000万本のゴーグルを軍に供給しました。
1942年 偏光サングラス
光線を和らげるレンズを使用したサングラスを、ポラロイド社と共同で開発しました。偏光サングラスの誕生です。
1943年 アメリカンヒーローズ
連合国総司令官ドワイト・アイゼンハワーと将軍マーク・クラークが、大戦中の重要な局面での指令時にAOをかけていました。
1958年 JFKの訪問
ジョン・F・ケネディがAOのホームタウンで演説しました。後に大統領はAOのファンとなり、長きにわたりAOのサングラスとメガネを愛用していました。
1958年 FG-58
アメリカ軍のパイロット用にFG-58を開発しました。本モデルのデザインは、現在でもOriginal Pilotが踏襲しています。
1969年 月面着陸
Original Pilot(当時はFG-58)がアポロ11号の搭乗員に供給されました。当時の品はスミソニアン博物館に展示されています。
1976年 タクシードライバー
映画「タクシードライバー」で、Original Pilotがロバート・デ・ニーロに着用されました。
1983年 眼鏡遺産博物館
AO工場跡地に、眼鏡遺産博物館が建てられました。設立150年を記念しています。
2019年 新たな拠点
イリノイ州シカゴに拠点を移転しました。
2020年 次の一歩へ
名品を携え、AOは新しい一歩を踏み出します。
(参考:American Optical公式サイト)
アメリカンオプティカルを愛用した偉人5選
AOを愛用した偉人を5名ご紹介します。
ジョン・F・ケネディ
アメリカ合衆国のジョン・F・ケネディ大統領は、AOを代表するモデルとなったSaratoga(サラトガ)を愛用していました。彼はAOのメガネ、サングラスの熱心なファンで、生涯を通してアイテムを着用する姿が見られています。
ロバート・デ・ニーロ
『ゴッドファーザー PART II』でビトー・コルレオーネの青年時代を演じ、アカデミー賞助演男優賞を受賞したロバート・デ・ニーロ。彼が映画『タクシードライバー』内でAOのOriginal Pilot(オリジナルパイロット)を着用したことから、当モデルはロバート・デ・ニーロがかけていたサングラスとして一躍有名になりました。
ポール・ニューマン
ポール・ニューマンはアメリカ出身の俳優で、3度のアカデミー賞受賞をはじめ数々の受賞歴を持ちます。彼もまたAOの愛用者で、映画セットのなかで妻のジョアンヌ・ウッドワードに寄り添うサングラス姿が見られています。
トム・クルーズ
ゴールデングローブ賞やアカデミー賞ノミネートなど、さまざまな賞を受賞する俳優であるトム・クルーズもまたAOの愛用者として有名です。映画『トップガン』や『カクテル』など、サングラス姿でスクリーンに登場する姿が印象的ですが、プライベートでもAOのサングラスを着用している様子が目撃されています。
ジョニー・デップ
サングラスが似合うハリウッドスターとして名前が上がりやすいジョニー・デップ。彼もまたAOのサングラスを愛用しています。映画『Jeanne du Barry』で、第76回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットを歩いた際にAOのサングラスを着用しています。
AOメガネの人気モデル3選
AOのなかでも人気が高いモデルを3つご紹介します。
Saratoga(サラトガ)
Saratoga(サラトガ)はAOのなかでも最も名高いアイテムです。サングラスモデルはジョン・F・ケネディ大統領が愛用していました。サラトガは廃盤のまま数十年が経過していましたが、熟練のアメリカ人職人の手によってオリジナルを忠実に再現した新生版が現在製造されています。
Times(タイムス)
Times(タイムス)は、時代を超越したAOの遺産のひとつとなっているモデルです。新たなデザインチームと職人チームがAOのアーカイブを丹念に研究し、1950年代中期に生み出されたこのモデルを克明に復刻することに成功しました。人間工学に基づいて付け心地のよい設計をおこなうなど、現代的な考慮も取り入れています。
Sirmont(サーモント)
1950年代初頭に発表されたSirmont(サーモント)は、ブロウラインルックが特徴的なメガネです。流行に左右されない普遍的なスタイルを貫きながら、現代的な顔立ちにもフィットするようにアップデートされています。黒人解放運動の指導者マルコムXが着用していたことでも有名で、ファッションと歴史がどのように密接しているかを示すAOのアイコニックなモデルのひとつです。
AOサングラスの人気モデル3選
AOのなかでも人気が高いサングラスモデルを3つご紹介します。
Saratoga(サラトガ)
メガネとともにサングラスも人気のSaratoga(サラトガ)。こちらも数十年廃盤となっていましたが、不朽のサングラスとして満を持して帰ってきました。新しくなったサラトガはオリジナルのサイズのまま、ディティールを含め忠実に復刻しています。すべての工程は熟練のアメリカ人職人の手によるものです。
Original Pilot(オリジナルパイロット)
1958年に誕生したOriginal Pilot(オリジナルパイロット)は、アメリカ軍に愛用されたAOのベストセラーモデルです。現在は新生版が発売されていますが、ケミカル強化されたガラスレンズやオリジナルの鼻パッドデザインなど多くの要素を踏襲しています。アメリカ軍に認められる妥協のない品質により、一生モノとして愛用できるサングラスです。
General(ジェネラル)
典型的なアビエイターサングラスのスタイルが魅力的なGeneral(ジェネラル)。アメリカ軍のために開発され、ダグラス・マッカーサーへの称賛をこめて名付けられました。アメリカ軍の厳格な規格を満たし、一生モノとして使えるこちらのサングラスは、アビエイターとして唯一無二の存在です。
まとめ
世界最古のメガネメーカーであり、数多くの著名人に愛されるアメリカンオプティカル(American Optical)についてご紹介しました。
AOの歴史や特徴、愛用者、人気モデルなどをご紹介しましたがいかがでしたか?
ヴィンテージ感のあるメガネフレームをお探しの方は、ぜひ店頭で試着してみてください。