実家じまいの節約術|片付け業者の費用と自力対応の差を比較

- 実家じまいはお金がかかる
- 費用比較|実家の片付け業者に依頼したらいくらかかる?
- ケース別|合計平均額
- 実家じまいの節約術
- 自治体の空き家補助金制度を活用しよう!
- 「自分vs業者」どれを業者に依頼する?
- こんな時は専門業者への依頼を検討しよう
- 実家じまいを節約する上でのNG行為
- まとめ|不用品を安く処分するために
- 家具・家電の処分:10万円〜30万円
- 大型ごみ処理手数料:1万円〜5万円
- 不用品回収業者利用:15万円〜50万円
- 家屋解体工事:100万円〜300万円(木造住宅の場合)
- 庭木の撤去:5万円〜20万円
- 外構撤去:10万円〜50万円
- ハウスクリーニング:5万円〜15万円
- 畳・壁紙の張替え:20万円〜60万円
- 原状回復工事:10万円〜100万円
- 築年数が古く、解体が必要な戸建ては費用が高額になりやすい
- 地方や郊外の空き家は売却できず固定資産税や、光熱費、保険代などを払い続けなければならない可能性がある
- 相続・不動産手続きが発生する場合は、税理士・司法書士費用も追加で発生
- 家電製品(製造から5年以内)
- ブランド品・貴金属
- 本・レコード・ゲームなど
- 古い家具や年数の経過した大型家電
- 著しく汚れているものや壊れているもの
- 業者と比べると作業時間が長くなる傾向がある
- 複数名での作業が必要になることが多く、その場合は金額が高くなる
- 結果として想定より費用が高くなるケースもある
- 空き家解体補助金
- 外壁ブロック撤去補助金
- 危険家屋除却補助金 など
- できることは自分でおこなう
- 売れるものは売却する
- 自治体の補助金制度を活用する
- 無理はせず、適切に業者を頼る
「親の家を片付けなきゃ」と思いつつ、どれくらい費用がかかるのか、どこまで自分でできるのか分からず手が止まっていませんか?
この記事では、自力でできることと業者に任せたほうがいいことの見極め方や、補助金の活用方法まで、無理なく賢く進めるためのコツをお伝えします。
無駄な出費を抑えながら、納得のいく形で実家じまいを進めたい方は、ぜひ参考にしてください。
実家じまいはお金がかかる

実家の片付けから、不動産の売却や名義変更にかかる手数料まで、実家じまいにはさまざまな費用が発生します。
ここでは、実際にどのような費用がかかるのかを項目別にご紹介します。
不用品処分費用
片付けで出る不用品を処分する際に発生します。
建物関連費用

建物とその周辺を処分する際に発生します。
賃貸物件や実家を賃貸に出す場合
賃貸住宅を借りている場合や、反対にこれから実家を賃貸住宅に出す場合は、以下の費用が必要になります。
注意!こんな追加費用が掛かることも
費用比較|実家の片付け業者に依頼したらいくらかかる?
以下で自分でやる場合と、業者依頼の費用を比較をしていきます。
※マンション3LDKを想定。物の量や片付けの頻度などによって異なるため、あくまで目安としてご覧ください。自分でやる場合 | 業者依頼の場合 | |
---|---|---|
不用品処分 | 1万円~10万円 | 20万円~60万円 |
ハウスクリーニング | 1万円 | 5万円 |
交通費、その他費用 | 5万円 | 2万円 |
作業日数 | 数日〜1年 | 半日〜3日 |
肉体的な負担 | 重労働・長時間作業で負担は重い | 作業を任せられるので負担は軽い |
精神的な負担 | 自分の手で捨てるため、負担がかかりやすい | 感情的な負担が少ない |
向いている人 | ・時間と体力に余裕がある人 ・費用をとにかく抑えたい人 | ・遠方に住んでいる人 ・高齢や多忙な人 ・短期間で片付けたい人 |
実家じまいの片付けをすべて業者に任せると、作業はスムーズで身体的・精神的な負担も軽くなりますが、その分費用の負担は大きくなります。
ケース別|合計平均額
戸建て(空き家で売却予定)
項目 | 金額 |
---|---|
遺品整理 | 50万円 |
解体費 | 150万円 |
登記・税金 | 10万円 |
合計 | 200万円前後 |
戸建ては部屋数が多いことや、庭の整理、解体などで高額になりやすい傾向にあります。
分譲マンション(荷物整理+売却)
項目 | 金額 |
---|---|
遺品整理 | 30万円 |
ハウスクリーニング | 5万円 |
名義変更 | 10万円 |
合計 | 50万円~70万円 |
解体不要のため、戸建てに比べると比較的コストは低めです。ただし、売却しやすくするために、ハウスクリーニング費用が必要になります。
賃貸物件
項目 | 金額 |
---|---|
遺品整理 | 30万円 |
原状回復(ハウスクリーニング) | 10万円~30万円 |
契約解約 | 0円~家賃数か月分 ※契約によって大きく異なる |
合計 | 40万円~70万円 |
契約内容によって、家賃の数か月分を支払わなければならないこともあります。
また、原状回復義務があるため、敷金でまかなえない場合費用を負担しなければなりません。原状回復のガイドラインを事前に確認しておきましょう。
実家じまいの節約術
自分でできることは積極的に行う

片付けや処分をすべて業者に任せると、費用が大きくふくらむ原因になります。
一般ごみとして出せるものは、できるだけ自分で処分し、自治体のルールに従って適切に分別することで、不用品回収業者に依頼する量を減らすことができます。
すべてを一般ごみや粗大ごみで処分するのは難しいかもしれませんが、可能な範囲で自分で対応することが、費用を抑えるための第一歩です。
無理のない範囲で、自分にできることから始めてみましょう。
売れるものは積極的に売却する

実家じまいでは、すべてをゴミとして処分するのではなく、買取店やリサイクルショップやフリマアプリなどで売却できるものは積極的に活用することで、費用の節約や収入につながります。
売却しやすいもの

売却が難しいもの
レトロゲームや年代物のグッズなど、実家には思わぬ「お宝」が眠っている可能性もあります。
また、売却が難しいものに挙げているアイテムでも、買取を行っている業者もあります。
すぐに捨ててしまうのではなく、一度査定や見積もりを受けてから判断することをおすすめします。
ガレージセールもおすすめ
ガレージセールなど処分費用を削減することも可能です。
事前に「使えそうなものがあれば、ぜひお持ち帰りください」と一言声をかけておくと、気軽に引き取ってもらえることもあります。
また、最近では地域の掲示板サイトや地元のSNSグループなどで譲り先を探す人も増えてきました。その際は、無料ではなく、あえて少額でも価格をつけることで、真剣に欲しいと思っている人とマッチしやすくなります。
トラブルを防ぐためにも、取引のルールや受け渡し方法は明確にしておくと安心です。
シルバー人材センターを活用する
人件費をなるべく抑えたい場合は、シルバー人材センターの利用もひとつの選択肢です。
地域によって対応内容は異なりますが、清掃や軽作業、庭木の手入れなどをお願いできる場合があります。
ただし、利用にあたっては以下の点に注意が必要です。
急ぎの片付けや大量の不用品がある場合は、経験豊富な専門業者に依頼したほうがスムーズで安心です。
目的や予算に応じて、使い分けることがポイントです。
いらないものは無料で処分できる?
売ったり譲ったりしても、どうしても残ってしまう不要なアイテムたち。
不用品回収業者に一括で引き取ってもらうこともできますが、回収ボックスなどを利用すれば、無料で処分できるケースもあります。
たとえば、5年以上経過して買い取りが難しかったドライヤーや電子レンジなどの小型家電は、家電量販店や自治体施設に設置されている回収ボックスに出すことで、無料で引き取ってもらえることがあります。
また、衣類については、ユニクロなど自社製品を無料で回収している企業のサービスや、市区町村の公共施設での衣類回収などを活用することも可能です。
自治体の空き家補助金制度を活用しよう!

実家じまいをしないなどの理由で、近年空き家が増加傾向にあります。
その対策として自治体が実施している補助金制度というものがあります。対象となる補助金を上手に利用すれば、費用を削減できる可能性があります。
実家じまいで利用が検討できる主な補助金制度
これらは、老朽化した建物や危険な構造物を撤去する際に使える制度です。
自治体によって対象条件や申請方法、金額が大きく異なるため、事前に公式サイトや窓口で確認しておくことが重要です。
補助金を上手に活用することで、実家じまいの費用負担を大きく軽減することができます。
まずは、お住まいの地域の制度をチェックしてみましょう。
「自分vs業者」どれを業者に依頼する?
ここでは、自分でやることで節約につながること、効率・安全・安心面で業者に頼んだ方が良いことをご紹介していきます。
自分でやった方がいいこと
書類や思い出の品の仕分け

通帳、印鑑、相続書類、アルバムなどは他人に任せると紛失・誤処分の恐れがあるため、自分で丁寧に確認するのが安心です。
可燃ごみ・不燃ごみの分別
地域のルールに沿って分別すれば、自治体のごみ回収で無料または低コストで処分可能です。
使用可能なものの売却・譲渡
ブランド品、家電、本などはフリマアプリや買取業者を活用すれば収入につながることもあります。
業者に頼んだ方がいいこと
大型家具・家電の搬出・処分

大型家具・家電の運搬は怪我のリスクが高く、自治体回収対象外のものも多いため、業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼することで、搬出から処分まですべて行ってもらえます。また、買取も行っている業者を選べば、品物によっては買い取ってもらえる可能性もあります。
ハウスクリーニング(売却・返却前)
不動産の売却・賃貸・明け渡しの際には、専門の清掃業者への依頼がおすすめです。
自分で掃除することも可能ですが、細かい汚れや頑固な汚れは専門家に任せた方が確実です。仕上がりが良くなり、印象アップやトラブル回避にもつながります。
解体・産業廃棄物の廃棄
解体や産業廃棄物の処分は許可業者でないと違法になる場合もあるため、必ず専門業者に依頼しましょう。
こんな時は専門業者への依頼を検討しよう
害虫・害獣が発生している場合
田舎の空き家を長期間放置していた場合、虫や小動物の住処になっていることがあります。このような状況では、安全面を考慮して専門業者に依頼することをおすすめします。
時間・体力のない方
実家じまいを自分でおこなうには、時間・体力・労力が必要です。
時間がない方や、体力面が不安な方は、不用品回収業者への依頼が安心です。
実家が遠方で人が住めない場合
実家が遠方にあると、片付けや手続きのたびに交通費や宿泊費がかかるため、思った以上に費用がかさむことがあります。
物が少なければ数日で済むこともありますが、荷物が多く整理に時間がかかる場合は、何度も通う必要があり、その分の出費が増えてしまいます。
結果として、業者への依頼を避けて節約したつもりが、かえって自分で対応する方が高くついてしまうケースも少なくありません。
遠方の実家じまいでは、作業量・所要日数・移動コストのバランスを見極め、業者への依頼も視野に入れることが大切です。
業者を利用するとお金がかかりますが、買取も行っている不用品回収業者を選ぶことで、少しでも回収費用を節約しましょう!
実家じまいを節約する上でのNG行為

実家じまいの費用を節約したい気持ちはよく分かりますが、「節約のつもりが逆に損やトラブルにつながる」NG行為も存在します。
以下に、実家じまいでやってはいけない代表的なNG行為をまとめました。
調べずに業者に依頼する

「格安」「即日対応」などの甘い言葉に誘われ、その業者を調べずに依頼してしまうと、不法投棄・高額請求などのトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
対策
必ず公式ホームページの有無、会社概要の記載内容、所在地の明記などをチェックや、口コミなども事前に確認しておくようにしましょう。
実績のある業者を時間をかけて選ぶことで、後悔のない実家じまいにしましょう。
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知識なしに解体・売却を急ぐ
古家を早く処分したいあまり、不動産価値の見極めをせずに解体・売却してしまうと、本来得られたはずの資産が失われてしまうこともあります。
対策
複数の不動産会社に査定を依頼し、空き家バンクや自治体の補助金や制度などもチェックしましょう。
自力での片付けを無理して進める

費用を抑えるため、すべての片付けを自分で行おうとすると、体力面・精神面で大きな負担になることがあります。
実際に、無理をして作業を進めた結果、体調を崩して通院が必要になったり、作業が長引いて光熱費や固定資産税などの維持費がかかり、業者に依頼するよりも高くついてしまうケースも少なくありません。
対策
「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」を分けて考えることが大切です。
また、自分で作業する場合は、どのくらい時間がかかるのか、その結果として発生する費用を事前に把握しておきましょう。
まとめ|不用品を安く処分するために
実家じまいは確かに費用のかかる作業ですが、計画的に進めることで大幅な節約が可能です。
自分でできること、業者に依頼すべきことのバランスを見極め、補助金制度も活用しながら、無理のない範囲で進めていくことで、全体のコストを抑えることができます。
また、一人で抱え込まず、家族や専門家の力を借りることも大切です。
実家じまいは、人生の大きな節目でもあります。後悔のないよう、慎重に、しかし前向きに取り組んでいきましょう。
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