遺品整理・生前整理で出てきた大量の古本の処分方法
「遺品整理で大量の本があり、処分に困っている」
「古本の処分方法が知りたい」
「出来るだけメリットのある方法で古本を処分したい」
遺品整理や実家じまい、生前整理などで、家にある大量の本を処分したいけれど、どうしたらいいのかわからないとお困りの方もいるでしょう。
本は場所をとる上、重さもあり、増えていくと置き場所にも困ります。また、読書家の方にとっては「捨てるよりも売るなどして他の人に読んでもらいたい」と考えますよね。
この記事では、大量の古本を処分する方法とあわせて、売る・寄付といった捨てる以外の方法をご紹介します。
- 大量の古本の処分方法は5つ
- 大量の本を処分する際の注意点
- 終活で身の回りを整理したいならリユース相談本舗へ
- 資源ごみとして処分/破棄する
- 古本屋に売る
- フリマサイトやバザーなどで自分で売る
- 図書館に寄付する
- 不用品回収業者を利用する
- メリット:費用がかからない点
- デメリット:回収日が決まっているため、タイミングを逃すと次の回収日まで待たないといけない点
- メリット:お店に行けばいつでも買取してもらえる
- デメリット:持ち込み数が多い場合や他の利用客との兼ね合いで待ち時間が発生する
- メリット:自分で価格設定ができ、一般的な買取店への持ち込みよりも高く売れる可能性大
- デメリット:購入してもらうための努力が必要であり、売れるまでに時間がかかる
- 人気のある本以外で、図書館がすでに所蔵している本
- 汚れや変色、破損、書き込み等がある本
- 古い辞書、事典
- 問題集、教材など
- メリット:地域の役に立つ
- デメリット:寄贈可能な本の選別が必要
- メリット:大量の本はもちろん、その他大型家具などもまとめて処分可能。場合によっては買取もしてくれる
- デメリット:費用がかかるため、見積もりをしっかりとる必要がある
- 燃えるごみ/一般ごみとしてではなく「資源ごみ」として出すこと
- 買取で値段が付く本は限られている
- 買取価格に期待しすぎない
- 大量の本を運ぶには想定以上の労力が必要
- 教科書
- 発行年代の古い辞書/百科事典
- 週刊誌
- 表紙がない本
- 書き込みや汚れがある/保存状態の悪い本
大量の古本の処分方法は5つ
大量の古本を処分する方法は、主に以下の5つがあります。
古本の数が少ない場合、すぐに処分するには「資源ごみとして処分/破棄する」のが手っ取り早いですが、思い入れのある愛読書の場合、「次の人に読んでもらいたい」という気持ちがあると気が引けますよね。
それぞれの方法について詳しく説明しますので、どの方法が自分に合っているかの参考にしてください。
資源ごみとして処分/破棄する
大量の古本は、資源ごみとして出すと古紙としてリサイクルされます。
注意するのは「燃えるごみ/一般ごみ」としてではなく「資源ごみ」として出すことです。基本的に本は古紙としてリサイクルできるため、焼却場で焼却処分してしまうのではなく、資源ごみとして排出しましょう。
| 処分の手間 | 古本をひもで縛り、回収場所へもっていく |
| かかる費用 | なし |
| かかる時間 | 回収タイミングは各自治体によるため、指定日まで待つ必要がある |
古本屋に売る
街の古本屋さんに本を売る方法もあります。BOOKOFF(ブックオフ)・GEO(ゲオ)などは、マンガ・小説・文庫本・雑誌に加え、CD・DVD・ゲームなど、幅広いジャンルの商品を買い取ってくれます。
注意するのは、書き込みのある本や古い辞書、事典、参考書といった情報が古くなっているものは買取や引き取り不可の場合があります。 買取も引き取りも不可だった場合、せっかく持ち込んだのに持って帰らないといけなくなるということを念頭に置いておきましょう。
また、値段が高くつく本のほとんどは発売から間もない本であったり、メディア化された人気のシリーズといった話題性のあるものです。発行から年月が経っている本や、汚れがひどいものの多くは10円以下の値段となるものがほとんどですので、買取価格には過剰に期待しない心づもりでいた方がよいでしょう。
本の種類にもよりますが、初版本や限定本といった専門的価値のあるものが見逃される可能性があるので、こうした古書は専門店に持ち込む・または査定時に申告しておくなど、売却時に価値をある程度理解しておくとよいでしょう。
| 処分の手間 | 古本屋に本を持っていく |
| かかる費用 | なし |
| かかる時間 | 大量にある場合は査定に時間がかかる |
フリマサイトやバザーなどで自分で売る
フリマアプリや近所のバザー、自宅でのガレージセールなどで自分で売るという選択肢もあります。
この場合自分の好きな価格で販売できますので、「この本が欲しい」と思っている人にマッチすれば買取店へ持ち込むよりも高く売れるでしょう。
ただしフリマサイトへ出品するには、写真を撮ったり、商品状態を詳しく記載したりと「売れるための努力」が必要になります。その上梱包・購入者への発送・メッセージのやり取りといった手間も加わりますので、時間とやる気がある方でなければ少し難しく感じるかもしれません。
| 処分の手間 | フリマアプリへの出品作業、梱包、発送など全般 |
| かかる費用 | 梱包資材など(100円ショップなどで入手可能) |
| かかる時間 | フリマアプリの場合、出品してすぐに売れ・発送したとしても、取引完了まで2日以上かかる |
図書館に寄付する
あまり知られていませんが、各自治体の図書館では寄贈を受け付けていることがあります。寄贈したい図書館のカウンターで寄贈申込書の記入を行うなどの手続きを行うことで受付してもらえます。
ただし、自治体によって「寄贈が可能な本」のルールが違いますのでWEBサイトなどで確認しましょう。簡潔にどんな本が寄贈できないかというと、
こうした本は、多くの自治体で寄贈を断っているようです。
反対に、図書館への寄贈で喜ばれる本として、「その地域・土地の歴史といった郷土資料」「ベストセラーや著名な作者の話題書」といったものが挙げられます。特に地域資料関連は買取店で売却すると価格がほぼつかないことが多いのですが、図書館への寄贈なら地域の人たちに活用してもらえるのでオススメです。
| 処分の手間 | 図書館へ持ち込み、寄贈申込申請を行う |
| かかる費用 | なし |
| かかる時間 | 寄贈できる本とできない本の選別が必要 |
不用品回収業者を利用する
部屋が本で埋まるほど大量にある場合や、本以外のタンスや本棚、ベッドといった「家まるごと片づけたい」と考えている方にオススメなのが、不用品回収業者に処分を依頼することです。
不用品回収業者に依頼すると処分費用が発生しますが、自分で本を運び出す必要はなく、部屋単位・家単位でスッキリまとめて処分できるというメリットがあるため、遺品整理・生前整理を行う場合の多くはこうした業者を利用することが多いでしょう。
また、不用品回収業者の中でも遺品整理・生前整理に力を入れている会社の場合、「不用品の買取」も並行していることも多く、買取できる本の選別だけでなく、食器や雑貨などの中から買取できるものに値段を付けてくれることもあります。
業者を選ぶ際には「買取もしっかり行っている業者」を選ぶのがオススメです。
| 処分の手間 | 業者を呼び、立ち合いを行う |
| かかる費用 | 有料(処分する量により価格が異なる) |
| かかる時間 | 処分する量にもよるが、おおよそ半日程度 |
大量の本を処分する際の注意点
本を処分する際に注意したい点は4つあります。
燃えるごみ/一般ごみとしてではなく「資源ごみ」として出すこと
本は燃えるごみとして排出しないようにしましょう。紙である本は燃えるごみとして出すと考える人もいるかもしれませんが、本は古紙としてリサイクルできるため、焼却場で焼却処分してしまうのではなく資源ごみとして排出しましょう。
買取で値段が付く本は限られている
本といえば何でも価格が付くと思っている人が一定数いるようですが、すべての本が買取可能であるとは限りません。当たり前ですが、買取してくれる会社は販売して利益を得ているため、どんなに本の状態が良くても需要がなければ売ることが出来ません。売れない在庫を抱えているだけでコストがかかってしまうため、買取可能な本とそうでないものの線引きをキチンと行っています。
こうした買取の判断はお店によって異なっていますので、別のお店を利用したり、フリマアプリを利用して自分で売るなどしてみるのがよいでしょう。
買取不可であることのある本の例
買取価格に期待しすぎない
価格についても、買取店へ持ち込んだ際に期待した価格とならずガッカリしたという声をよく聞きます。
一般的に古本買取の相場は定価の5%程度。つまり、定価1,000円の書籍の場合、買取価格は50円程度になるということです。
話題書や発売から間もない本、人気の作家、メディア化したシリーズの本などはプラスの価値が付くことで高値での買取となっていますが、基本価格は低いものであること言うことを念頭に置いておくべきです。
少しでも高く売りたいと考える方は、フリマアプリなどを使って自分で売った方がよいでしょう。
大量の本を運ぶには想定以上の労力が必要
本は想像以上に重いものです。ごみとして排出したり、買取店へ持ち込むなどで本を運び出す際に膝や腰を痛めないよう十分注意しましょう。特に中高年の方はぎっくり腰になる恐れがあるので、処分したい本が大量にある場合は業者に頼んだり、家族に手伝いをお願いすることをおすすめします。
終活で身の回りを整理したいならリユース相談本舗へ
リユース相談本舗は、使わなくなったものやなくても困らないものを整理・処分したい方に向けた不用品整理のサービスの相談窓口を行っております。売却できるような価値あるものはもちろん買取対応させていただきます。
リユース相談本舗は買取店をベースに運営しているため、一般的な不用品回収サービスに比べて買取対応できる種類が豊富であることが特徴です。
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