自分で仏壇処分をする方法|魂抜きや処分は無料でできるのか

- 仏壇処分前の準備と確認
- 仏壇処分を自分で行うメリット・デメリット
- 仏壇処分は無料でできる?処分方法と費用の比較
- 【節約!】自分で仏壇を処分する具体的な方法
- 自分で仏壇を処分する際の注意点
- これはどうする?|仏壇と一緒に処分されやすいもの一覧
- まとめ|
- 家の引っ越しやリフォーム
- 後継者がいない
- 同居や介護などの家族構成の変化
- お墓じまいの一環として
- 専門業者に依頼するよりも費用を抑えられます
- 自分のペースで進められるため、都合の良いタイミングで処分作業を行えます
- 仏壇を「ごみ」として処分することに後悔や罪悪感を感じる可能性があります
- 解体作業や運搬などを自分たちでおこなうため、時間と労力が必要となります
- 大型の仏壇は重量があり、一人での作業はけがのリスクを伴います
- STEP1. 位牌や仏具を取り出す
- STEP2. 引き出しや扉を外す
- STEP3. 金具や装飾品を取り外す
- STEP4. 本体を分解する
- 位牌
魂抜き後にお焚き上げや納骨堂へ納めるのが一般的です。 - 仏具(香炉、りん等)
供養後、不燃ごみや業者回収で処分可能です。 - 掛け軸(本尊)
宗派によって扱いが異なるため、菩提寺への相談を推奨します。 - 遺影
お寺に相談し、仏壇と一緒に処分する方が多いです。丁寧に梱包するなどして燃えるごみに出すことも可能です。 - 事前に親族と相談し、閉眼供養の必要性を検討する
- 処分方法と費用を比較・検討する
- 安全面に配慮しながら適切な方法で解体・処分する
- 地域の慣習やご近所との関係にも気を配る
- 処分後の供養方法についても考える
- 粗大ゴミ回収
魂抜きをせず、できるだけ費用をかけたくない場合におすすめです。 - 不用品回収業者
魂抜きと回収を一括で行ってくれる不用品回収業者は、供養はきちんと行いたいが、なるべく費用は抑えたい場合におすすめです。
この記事では、仏壇を自分の手で処分する方法について解説します。
「魂抜き(閉眼供養)は自分でできるのか?」「業者に依頼した場合との費用の違いは?」といった疑問にもお答えしていきます。
実際に仏壇を処分しなければならなくなったときに、自分で対応できるのか、他にどんな選択肢があるのかを考えるきっかけとなれば幸いです。
仏壇処分前の準備と確認

「仏壇処分」とは、不要になった仏壇を適切な手順で手放すことを指します。
以下のような理由で処分を検討する方が多く見られます。
仏壇処分の主なタイミング
年齢や事情、タイミングは人それぞれですが、仏壇の処分は単なる家具の廃棄とは異なり、どう行動すればよいか分からず悩む方が多いのが実情です。
仏壇の処分には、宗教的な意味合いや儀式が伴うため、形式にとらわれずとも、丁寧に対応することが大切です。
1.まずは親族に相談する

仏壇の処分を検討し始めたら、最初に行うべきであり、最も重要なのが親族との話し合いです。
「本当に仏壇を処分するのか」「位牌はどうする」「予算はいくらか」「誰が中心になって進めるのか」など、こうした点を事前に共有・相談しておくことで、トラブルや誤解を防ぐことができます。
魂抜き・閉眼供養を予定している場合は、宗派や依頼先のお寺についてもあらかじめ確認しておきましょう。
2.魂抜き(閉眼供養)を依頼する
閉眼供養・魂抜きとは、仏壇に宿るとされる魂や御霊を抜く儀式のことです。
宗派によって考え方は異なりますが、一般的には「仏壇は魂の宿る場」とされており、処分の前に閉眼供養を行うのが望ましいとされています。
魂抜きは自分で出来る?
魂抜きは自分で行うことはできません。
お寺や仏壇店を通じておこなってもらうのが一般的です。
仏壇の魂抜きをしないとどうなるのか?
信仰心の強い方や、地域によっては「魂抜きをしないと祟りがある」という考え方もあります。
科学的な根拠はないものの、供養を行わないことに対して心理的な不安を感じる可能性があるため、迷っている方は魂抜きを行うことで心の整理がつきやすくなります。
一方、無宗教の方やキリスト教などを信仰している方にとっては、仏壇に魂が宿るという考え自体がないため、特別な儀式をせずに処分することもあります。
ご自身の宗派がどうなのかを確認し、ご自身にあった方法で処分することが大切です。
リユース相談本舗では、仏壇処分をしっかりサポートいたします。
「魂抜き(閉眼供養)をどこに依頼すればいいのかわからない」「近くに自分の宗派のお寺がない」など、仏壇処分にはさまざまな不安や問題がつきものです。
そんな時に、寄り添いながら安心して仏壇処分を進められるようお手伝いできるのが、リユース相談本舗です。
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仏壇処分を自分で行うメリット・デメリット

メリット
デメリット
体力的に不安がある方や、時間的余裕がない方は、不用品回収業者への依頼も検討しましょう。
仏壇処分は無料でできる?処分方法と費用の比較
仏壇を処分する際に、気になるのはやはり費用面ではないでしょうか。結論から言うと、仏壇を無料で処分するのは難しいのが現状です。
とはいえ、できるだけ費用を抑えて処分する方法もあります。
ここでは、費用相場と代表的な処分方法とあわせてご紹介します。
仏壇処分の費用比較
※横にスクロールできます利用方法 | プラン | 費用 |
---|---|---|
お寺(菩提寺) | 供養・引取り | 1万~10万円程度 |
仏壇店 | 供養・引取り | 1万~7万円程度 |
不用品回収 | 供養・引取り | 1万円~5万円程度 |
リサイクルショップ | 供養のみ | 5,000円〜3万円程度※ここから査定額が引かれます |
粗大ゴミ | 引き取りのみ | 500円〜2,000円程度 |
※仏壇のサイズや閉眼供養の有無、お寺・業者によって金額は異なります。
仏壇の処分をお寺に相談する
お寺では、魂抜き(閉眼供養)を行ってもらえるだけでなく、その後の処分についても相談可能です。
宗派に合った方法で供養を行いたい場合に適しています。
費用について
お寺に依頼する際は、供養料として「お布施」を渡すのが一般的です。
料金が明示されず、「お気持ちで」と案内されるケースもありますが、魂抜きのみであれば、1万円〜3万円程度が相場といわれています。
仏壇の引き取りまで依頼する場合は、別途「引取料」がかかります。
お寺や地域によって、費用が異なる可能性もあるので、事前に確認しておきましょう。
仏壇店に相談する
仏壇を購入した店舗や近隣の仏壇店でも、処分について相談できることがあります。
店舗によってはお寺と提携しており、魂抜きと引き取りをセットで依頼できるプランを用意していることも。
提携がなくても、懇意のお寺を紹介してもらえるケースもあります。
費用について
引き取り費用は仏壇のサイズや、店舗から自宅までの距離によって異なります。
新しく仏壇を購入する場合は、旧仏壇の引き取りサービスや値引きを受けられることもあり、買い替えと処分をまとめて依頼できるためスムーズです。
不用品回収業者に依頼する
最近では、不用品回収業者の中には仏壇処分に対応している業者があります。
そういった業者は供養・搬出・処分までを一括対応してくれるので、お寺などに依頼することにハードルが高く感じる方にはおすすめです。
ただし、供養サービスのない業者の場合は、魂抜き(閉眼供養)を済ませていない仏壇は回収不可となることがあるため注意が必要です。
費用について
費用は仏壇のサイズや地域によって異なります。
他の不用品もある場合は、買取対応のある業者を選ぶと、買取金額で処分費用を相殺できる可能性があり、コストを抑えられます。
仏壇をリサイクルショップに売る・譲る
状態の良い仏壇であれば、買取や無料引き取りに対応しているショップもあります。
購入時に高額だった仏壇は、中古市場でも需要があることがあり、金箔が使われているものなどは素材目的で買い取られるケースもあります。
費用について
買取を希望する場合でも、事前に魂抜き(閉眼供養)を済ませておく必要があるケースが多く、費用がかかってしまいます。ただし、仏壇が売れた場合は、買取金額から供養費用を差し引くことが可能です。
なお、買取不可となった場合は、持ち帰らなければならない場合や、引き取り費用として5,000円〜2万円前後が発生することもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
仏壇を粗大ごみとして処分する
自治体のルールに従えば、仏壇を粗大ごみとして出すことも可能です。魂抜き行う場合は、引き取り前にお寺などに依頼が必要です。
費用について
粗大ごみでの引取り料は自治体によって異なりますが、500円~2,000円程度と安価で処分が可能です。
魂抜き(閉眼供養)をおこなう場合は事前に済ませておく必要があり、供養代として1万円〜3万円程度かかります。
リサイクルショップや粗大ごみでの処分など、ご自身主体の処分方法を選べば、処分費用を抑えることが可能です。
粗大ごみ以外の処分方法では、魂抜き(閉眼供養)が必須となるケースが多く、その分費用が高くなる傾向にあります。
【節約!】自分で仏壇を処分する具体的な方法
ここでは、少しでも処分費用を抑えるために、自分で仏壇を処分する方法を解説していきます。
1.仏壇を解体する

仏壇が大きく、そのままの状態では処分できない場合は、解体して小さくする必要があります。以下に簡単な手順を紹介します。
作業中は、ケガに十分注意して慎重に進めてください。
また、引き出しの中や隠し扉に物が残っていないか必ず確認しましょう。へそくりや、形見の貴金属など、思わぬ品が見つかることもあります。
2.仏壇の処分方法を選ぶ
燃えるごみに出す
小型の仏壇や、解体して小さくした部品は、可燃ごみとして出せる場合があります。
ただし、金具やガラスなどの不燃物は分別が必要です。事前に自治体の分別ルールを確認しましょう。
粗大ごみに出す
自治体のごみ分別表に「仏壇」が記載されている場合、そのまま粗大ごみとして出すことが可能です。
粗大ごみ受付センターやウェブサイトで申し込みを行い、コンビニなどで粗大ごみ処理券(シール)を購入し、指定日に、指定された場所に仏壇を出します。
焼却場(ごみ処理場)へ持ち込む
自家用車などでの運搬が必要ですが、自治体の焼却場に直接持ち込む方法もあります。
事前予約が必要なケースが多く、少額の処分費用がかかりますが、粗大ごみよりも費用が安く済むことがあります。
【番外編】不用品回収業者を利用する
仏壇が大きくて運び出せない場合や、ごみとして捨てることに抵抗がある場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
閉眼供養サービスもおこなっている業者を選べば、自宅まで引き取りに来てくれ、運び出しから供養、処分まで一括で対応してくれるので安心です。
自分で仏壇を処分する際の注意点
後悔しない選択をする
仏壇を「ごみ」として処分することに少しでも迷いがある場合は、無理に自分だけで判断せず、専門の業者やお寺に相談することをおすすめします。
一度処分してしまうと取り返しがつかないため、後悔のないよう、十分に納得してから決断することが大切です。
地域の慣習に配慮する
特に地方や信仰心の強い地域では、仏壇を処分すること自体に抵抗感を持つ方も少なくありません。
ご近所との関係性を大切にするためにも、状況によっては事前に相談するなど、周囲への配慮を忘れずに進めることが大切です。
適切な道具を準備する

仏壇を解体する際は、ドライバーやペンチ、ハンマーなどの道具が必要です。あわせて、軍手や保護メガネなどの安全用品を用意しておくと安心です。
安全に作業を行うためにも、大きな仏壇は一人で無理に処理せず、可能であれば複数人で対応しましょう。
これはどうする?|仏壇と一緒に処分されやすいもの一覧

仏壇を処分する際には、仏具や位牌、遺影なども同時に整理するケースが多くあります。これらの扱いについても、事前に確認しておくとスムーズです。
・仏壇処分後の位牌は無料で処分できる?供養やお焚き上げの費用
・仏具セットは処分できる?リンなど小物の処分方法と買取相場
まとめ|
仏壇処分は、単なる物の処分ではなく、宗教的・精神的な側面も考慮すべき重要な決断です。自分で処分する場合は、以下のポイントを押さえておきましょう。
仏壇は先祖を祀る大切な場所です。処分する際には、後悔のない選択をしましょう。不安や迷いがある場合は、お寺や専門業者に相談することをおすすめします。
仏壇処分の費用負担を軽くする処分方法は?
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