仏壇処分は罰当たり?処分方法のメリット・デメリットを比較

- なぜ仏壇を処分するのか
- 仏壇の閉眼供養・魂抜きとは?
- 仏壇処分の方法とメリット・デメリット
- 仏壇処分の費用比較
- 仏壇の廃棄方法で迷ったら
- まとめ|仏壇処分の選び方
- 家の引っ越し・リフォーム
住環境が変わり、仏壇を置くスペースがなくなった - 後継者がいない
子どもがいない、または仏壇の継承を望んでいない - 家族構成の変化
同居や介護など、生活スタイルの変わった - お墓じまい
宗教的な区切りとして行うタイミングで、一緒に仏壇も処分してしまう - 実家じまい
親の死去や老人ホーム入居をきっかけに、実家を整理する一環で仏壇も処分してしまう - 閉眼供養とあわせて依頼できることが多い
- 宗教的な知識と経験があるため、丁寧に扱ってもらえる安心感がある
- お焚き上げまで参加できる場合もあり、気持ちの整理がつきやすい
- お寺が法事や他の供養などが立て込んでいる場合、対応に時間がかかることがある
- 引き取りを行っていない寺院もある
- お布施(供養代)の金額が不明確な場合がある
- 電話または直接寺院にて相談
- 閉眼供養時にはお供え物やお布施などの準備が必要
- 閉眼供養から処分まで一括対応してもらえる店舗が多い
- 専門知識があり安心感がある
- 仏壇購入時の割引などの特典がある場合がある
- 店舗によっては、個別での閉眼供養に対応していない
- 店舗が遠方の場合、訪問引き取りが難しいことがある
- 電話・店頭・オンラインで受付
- 引き取り後に供養するケースが多く、事前準備は不要な場合も
- 供養と回収を一括で任せられる業者がある
- 仏壇以外の不用品もまとめて処分できる
- 搬出・運搬の手間がかからない
- 一般業者では事前に自分で閉眼供養を済ませる必要がある
- 優良業者を探すために、ホームページや口コミを確認するなど時間と労力がかかる
- 電話・オンライン受付が一般的
- 閉眼供養については、引き取り後におこなうケースが多く、特に準備するものがない場合もある
- 仏壇を売却できる
- 処分費用がかからず、リユースにも貢献できる
- 買取店では閉眼供養が必須の場合が多く、自分でお寺などに依頼する必要がある
- 店舗まで運ぶ必要がある
- 状態によっては買取不可の場合がある
- 事前に閉眼供養を済ませる
- 店舗へ直接持ち込むか、出張買取を利用
- 台車などがあれば持ち運びしやすい
- 可燃ごみなら無料、粗大ごみでも比較的安価で処分できる
- 自分の都合で処分日を選べる
- 閉眼供養をする場合は、処分前に自分で依頼する必要がある
- 解体や持ち運びの手間がかかる
- 自治体によっては受け付け不可のケースもある
- 事前に閉眼供養を済ませる
- 自治体の粗大ごみ受付窓口に電話・オンラインでの申し込みが可能
- 解体時に軍手や工具を用意しておく
仏壇は、ご先祖様を祀る大切な場所です。しかし、さまざまな事情から処分を検討せざるを得ないケースもあります。
そんなとき、「どうやって処分すればいいのか」「閉眼供養は必要なのか」「処分すると罰が当たるのではないか」など、多くの疑問や不安を抱える方も少なくありません。
この記事では、仏壇を処分する理由から、具体的な方法、それぞれのメリット・デメリットまでをわかりやすくご紹介します。
ぜひ、自分に合った最適な処分方法を見つける参考にしてください。
なぜ仏壇を処分するのか

お墓や仏壇は「祭祀財産」と呼ばれ、相続税が課税されない特殊な財産です。
かつてはこれらを長男が家の財産などと共に引き継ぐのが一般的で、仏壇も代々受け継がれてきました。
しかし現代では、法律的にも常識的にも、相続財産とは切り離して考えられるようになっています。
さらに、核家族化や価値観の多様化により、祭祀財産を引き継ぐことが経済的・精神的な負担になるケースも増えています。
そのため、引き継いだ仏壇を処分する人や、継承する前に自分の代で整理する人が増えているのです。
仏壇処分を考えるタイミング
実際にどのような場面で仏壇の処分が検討されているのか、代表的なケースを紹介します。
仏壇の閉眼供養・魂抜きとは?

仏壇を処分する際によく耳にするのが「閉眼供養(へいがんくよう)」です。
これは「魂抜き」とも呼ばれ、仏壇に宿っているとされる御霊(みたま)を抜くための儀式です。
日本では、仏壇を処分する前に閉眼供養を行うのが一般的とされています。
仏壇の閉眼供養・魂抜きをしないとどうなる?
閉眼供養を行わなかったからといって、祟りや罰があるわけではありません。
また、宗派によっては閉眼供養を行わないところもありますが、精神的な区切りをつけたい人にとっては大切な儀式です。
ないがしろにしたことで「ちゃんと供養しておけば良かった」と後悔する可能性もあります。
信仰心や宗派によって考え方は異なりますが、自分の気持ちを大切にして判断しましょう。
閉眼供養はどこに依頼する?

閉眼供養は主に以下の場所で行うことができます。
お寺(菩提寺)
閉眼供養を行う上で、もっとも一般的な依頼先です。
地域の寺院に相談します。
仏壇店
提携するお寺への取次ぎや供養の代行を行っている店舗もあります。
仏具を取り扱う不用品回収業者
供養を業務委託し、引き取りとあわせて対応してくれます。
仏壇処分の方法とメリット・デメリット

代表的な仏壇の主な処分方法は5つです。それぞれのメリット・デメリットをご紹介していきます。
お寺(菩提寺)に引き取ってもらう
お寺-メリット
お寺-デメリット
依頼方法と必要なもの
仏壇店に引き取ってもらう
仏壇店-メリット
仏壇店-デメリット
依頼方法と必要なもの
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者-メリット
不用品回収業者-デメリット
依頼方法と必要なもの
リサイクルショップを利用する
リサイクルショップ-メリット
リサイクルショップ-デメリット
依頼方法と必要なもの
仏壇を自治体の粗大ごみとして処分する
粗大ごみ-メリット
粗大ごみ-デメリット
依頼方法と必要なもの
仏壇処分の費用比較
利用方法 | 費用 |
---|---|
お寺(菩提寺) | 1万~10万円程度 |
仏壇店 | 1万~7万円程度 |
不用品回収 | 数千円~5万円程度※1 |
リサイクルショップ | 5,000円〜3万円程度(閉眼供養代)※査定額がここから引かれます |
自治体のゴミ | 500円〜2,000円程度※2 |
※1.閉眼供養の有無で金額が異なります
※2.別途、閉眼供養代が必要
メリット・デメリットをきちんと把握したうえで、自分に合った処分方法を選択しましょう。
仏壇の廃棄方法で迷ったら

仏壇の処分方法はいくつもあり、どれを選べばよいか迷うことも多いでしょう。
そんな時は「自分が大切にしたいこと」を明確にすることがおすすめです。
ここでは、よく挙げられる希望や優先ポイントをいくつかご紹介します。
宗教的な配慮を大切にしたい場合
ご先祖さまの供養や宗教的な儀式を大切にしたい場合は、お寺や仏壇店などの「専門家に相談する方法」がおすすめです。
お寺や仏壇店は、長年その道を歩んできたプロフェッショナル。
宗派や儀式に関する深い知識と豊富な経験を持っているため、ご自身があまり詳しくない場合でも、安心して任せることができます。
<PR>リユース相談本舗では、閉眼供養など普段あまり経験する機会がなく、不安に感じやすいことも丁寧にサポートいたします。
また、お寺と連携した信頼できる回収業者をご紹介させていただくので安心して仏壇処分を進められます。
まずは相談カウンターで、お気軽にお話をお聞かせください。
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費用をなるべく抑えたい場合
なるべく費用を抑えたい場合には、自治体のゴミ収集やリサイクルショップの利用がおすすめです。
お住まいの自治体で仏壇の処分に関する決まりがなければ、無料で引き取ってもらえたり、粗大ごみとして500円〜2,000円程度で処分できることもあります。
また、事前に閉眼供養が必要にはなりますが、リサイクルショップに持ち込んで買い取ってもらえれば、その費用を処分費用に充てることも可能です。
手間や時間をかけたくない場合
「忙しくて時間がない」「なるべく手間をかけたくない」そんな方におすすめなのは、一括で対応してくれる不用品回収業者の利用です。
閉眼供養に対応している業者を選べば、供養と仏壇の引き取りを一括で依頼することができます。
処分までにあまり日数がない場合や、ご自身で運び出すのが難しいと感じる方も、安心して任せることができます。
処分するのに罪悪感がある場合
仏壇の処分に罪悪感がある場合は、リサイクルショップの活用がおすすめです。
事前にしっかりと閉眼供養(魂抜き)を行えば、仏壇は“もの”として扱えるようになり、決して罰当たりではありません。
買い替えたばかりで「もったいない」と感じている方や、「誰かに使ってもらえたら…」という想いがある方にも、心の整理がつきやすく、環境にもやさしい選択肢です。
新しい仏壇の購入も考えている場合
新しい仏壇を購入する場合は、仏壇店での処分がおすすめです。
仏壇店では仏壇を買い替える際に、下取りや割引が受けられる場合もあります。
また、ご自宅が対応エリアの場合は、運び出しから運搬までを対応してもらえることもあります。
仏壇以外も処分したい場合

仏壇だけでなく、家具や家電など他の不用品もまとめて回収してもらえる不用品回収業者がおすすめです。
買取も行っている不用品回収業者では、買取金額を処分費に充てることができます。結果的に費用を抑えるられる可能性もあります。
まとめ|仏壇処分の選び方
仏壇処分には様々な方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
「できるだけ早く終わらせたい」「予算を抑えたい」など、人それぞれに重視するポイントは異なります。
特に閉眼供養の必要性については、宗教観や個人の考え方によって違いがあり、一律に決められるものではありません。
大切なのは、自分自身が納得できる形で仏壇と向き合い、感謝の気持ちを持って手放すことです。
どの処分方法がご自身にあっているのはわからない場合は、リユース相談本舗で相談してみませんか?
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