仏壇・仏具は売却できる?仏壇の買取業者の選び方や処分方法

誰も引き継げないときや買い替えの際など、仏壇を手放すタイミングはさまざまです。

仏壇や仏具の処分には、一般的な不用品とは異なる特別な配慮が求められます。
また、宗教的な意味合いを持つ仏壇は「単なる家具」として処分するには抵抗がある方もいらっしゃいます。

30年前は、仏壇は必ず誰かが受け継ぐものとされ、処分することはタブーとされるのが一般的でした。

しかし、近年の少子化や核家族化の影響もあり、正しい手順を踏んで処分することは悪いことではない、という風潮へと変化してきています。

この記事では、買い替えで不要になったり、受け継がれない仏壇の売却方法をご紹介していきます。

仏壇は買取ってもらえる?

結論からいうと、仏壇は売却できます。
ただし、家具のようにそのままリサイクルショップに持ち込むのとは異なるので注意が必要です。

仏壇を買取に出す前に知っておきたいこと

仏壇は単なる家具ではなく、ご先祖様をお祀りする神聖な場所です。そのため、処分する際には特別な配慮が必要になります。

閉眼供養・魂抜き(お性根抜き)が必要

仏壇は「ご本尊」や「位牌」を安置する神聖なものです。処分する前に、菩提寺やお付き合いのあるお寺などで「魂抜き」の法要を行うのが一般的です。
これにより、仏壇から魂を抜いて、物としての扱いが可能になります。

閉眼供養とは|仏壇処分での魂抜きの方法とお布施や注意点

浄土真宗など、閉眼供養が不要な宗派も

浄土真宗やキリスト教など、宗派によっては閉眼供養が不要のケースもあります。

まずはご自身の宗派を確認し、処分する際にはどのような手順を踏むのかを確認することが大切です。

仏壇処分の閉眼供養|お布施や浄土真宗などの宗派による違い

仏壇の買取先とそのメリット

買取店

買取店|メリット

  • 仏壇の価値を正確に査定できる専門知識がある
  • 適正価格での買取が期待できる
  • 持ち込みで即日現金化可能

リサイクルショップ

リサイクルショップ|メリット

  • 店舗数が多く、アクセスしやすい
  • 他の不用品も同時に売却可能
  • ダメージがあっても買い取ってもらえることもある

フリマサイト・掲示板サイト

フリマサイト・掲示板サイト|メリット

  • 自分で価格設定ができる
  • 購入者と直接やりとりできる
  • スマホひとつで取引できる

不用品回収業者の買取

不用品回収業者|メリット

  • 自宅まで査定・回収に来てくれる
  • 買取不可でもそのまま処分可能
  • 他の不用品も一括で対応
  • 閉眼供養の手配を代行してくれる場合がある

専門業者とフリマサイトの比較

仏壇を取り扱う専門業者に依頼する場合と、自分で売却手続きを行うフリマサイトを利用する場合とでは、かかる負担が大きく異なります。
自分にはどちらが向いているのか、ぜひ下記で確認してみてください。

専門業者がおすすめなケース

専門業者は、仏壇や仏具に関する専門知識を持つため、適切な価格での買取が期待できます。以下のような方におすすめです。

  • 手間をかけたくない方
    査定はもちろん、業者によっては搬出、運搬まで全て任せられます。
  • 仏壇の価値を正確に知りたい方
    素材や状態をプロの目で判断してもらい、適正な価格で買い取ってもらえます。
  • 宗教的な配慮を重視したい方
    閉眼供養(魂抜き)が必要な仏壇でも、代行サービスや提携寺院を紹介してくれる場合も
  • 他の不用品もまとめて処分したい方
    遺品整理や生前整理を兼ねて、仏壇以外の品もまとめて買い取ってもらえます。

フリマサイト・掲示板サイトがおすすめなケース

フリマサイトや掲示板サイトは、自分の好きな価格で出品できるのが魅力です。以下のような方におすすめです。

  • 時間に余裕がある方
    出品作業、購入者とのやり取り、梱包、発送などを全て自分で行える方。
  • できるだけ費用を抑えたい方
    自分で価格を決めれることや、間に人を挟まない分、手元に残る金額が大きくなる可能性があります。
  • 近隣で引き取り手を探したい方
    送料がネックになる場合、地元の掲示板サイトを利用して近隣の購入者を探すことで、直接引き渡すことが可能です。

仏壇はいくらで買取ってもらえるのか

仏壇の買取価格は、素材・状態・サイズ・ブランドなどによって大きく変動します。
しかし、前述している通り、少子化や核家族化の影響から需要は少なく、買取相場は3,000〜10,000円程度となっています。

高く売却できる仏壇の特徴

素材が良質なもの

  • 紫檀・黒檀・金箔仕上げなど高級素材を使用
  • 状態が良く、大きな破損や汚れがない

現代ニーズに合っているもの

近年の仏壇離れの影響もあり、コンパクト仏壇は需要が高くなっています。
デザインも華美な物よりもシンプルで家のインテリアに浮かないようなものが人気な傾向にあります。

仏壇売却に費用は掛かる?

送料、出張料などが完全無料の買取店・不用品回収業者を選べば、費用をかけずに仏壇の売却が可能です。
ただし、買取店やフリマサイトによっては手数料や送料を負担しなければならない場合があるので注意が必要です。

実は仏具も買取してもらえる!

仏具には金・銀・プラチナなどの貴金属が使われていることが多く、高価買取が期待できます。
さらに、高村光雲など著名な作家が手がけた作品もあり、素材としての価値だけでなく、骨董品として評価されることもあります。

売却可能な仏具

  • 仏像
  • 掛け軸
  • 経机
  • 香炉
  • 燭台
  • 花立
  • おりん(リン)
  • 前卓
  • 数珠

お持ちの方は、ぜひ仏壇と一緒に査定に出してみましょう。                       

仏具セットは処分できる?リンなど小物の処分方法と買取相場

少しでも高く仏壇を買取してもらうには

知識のある専門業者を選ぶ

仏壇の価値を正しく評価できる専門知識を持った業者を選ぶことが重要です。

知識のない業者では仏壇の価値を見極められず、買いたたかれてしまう恐れがあります。
公式ページなどを確認し、仏壇・仏具に精通した専門バイヤーが在籍しているか、買取実績が豊富かどうかをチェックしましょう。

複数業者で相見積もりする

業者によって査定基準や得意分野が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることで適正価格を把握できます。
さらに、相見積もりを取ることで、査定額が最も高い買取店を選ぶことが可能になります。

リユース相談本舗では、最大5社のサービスと料金を比較できる「一括見積もり」をご利用いただけます。事前審査を行い、実績のある優良業者のみご紹介していますので、安心してお任せください。
また、仏壇処分に関する不安や疑問も、無料の相談カウンターでお気軽にご相談ください。

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掃除をして綺麗にする

査定する際、仏壇の状態は買取価格に大きく影響します。
キズなどは改善することは難しいですが、ほこりや汚れは買取に出す前にきれいにしておくことが可能です。

少しでも高く売却するためにも、査定前にはしっかりと掃除をしておきましょう。

仏壇の掃除の仕方

STEP1:ホコリを払う
毛ばたきや柔らかい布を使い、表面に積もったホコリを優しく払います。細かい彫刻部分は、毛先の柔らかい筆を使うと効果的です。

STEP2:布で乾拭きする
柔らかい乾いた布で、仏壇全体を軽く拭きます。汚れが落ちにくい場合は、少し湿らせた布を使い、その後必ず乾拭きを行いましょう。水分が残ると変色や劣化の原因になるので注意が必要です。

STEP3:取り外せる仏具を掃除する
仏具を取り外して別々に掃除します。金属部分は専用のクロスで、木製部分は乾拭きが基本です。磨く際は、力を入れすぎないように注意してください。

掃除の注意点

  • 化学系の洗剤は使用しない
  • 水拭きは最小限に留める
  • 漆塗りの部分は特に慎重に扱う
  • 金箔部分は触らない

心に寄り添う業者を選ぶには

実家じまいででる不用品、特に仏壇は単なる「物の処分」ではありません。お客様それぞれに思い出や感情が込められています。
優良な業者は、そうしたお客様の気持ちに寄り添ったサービスを提供しています。

こんな場面でも頼れる業者を選びましょう

遺品整理の物も買い取ってくれる

故人の思い出が詰まった品々を、感謝の気持ちを込めて丁寧に扱ってくれる業者を選びましょう。

急な引っ越しで時間がない時

スケジュールに余裕がない中でも、迅速かつ丁寧に対応してくれる業者が心強い味方になります。

体力的に厳しい作業の場合

高齢の方や体調面で不安がある方は、自宅まで来て搬出から運搬までの作業を任せられる業者を選ぶと安心です。

リユース相談本舗では、「即日対応」や「搬出から運搬、供養まで任せられる」など、1人1人に寄り添った仏壇処分をご提案いたします。
仏壇処分は精神面でしんどい作業ではありますが、後悔のないお別れができるようにしっかりサポートさせていただきます。
ぜひ相談無料のリユース相談本舗をご利用ください。

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悪質業者のトラブル事例と対処法

高額請求被害

作業後に見積もりの何倍もの料金を請求されるケースがあります。
必ず事前に書面で見積もりをもらい、追加料金の発生条件も明確にしておきましょう。

不法投棄

回収した仏壇を適切に処分せず、山林などに不法投棄する悪質業者もいます。
公式ページなどで古物商の資格があるかを確認したり、Googleレビューなどで口コミをチェックするようにしましょう。

物品の破損・紛失

作業中に家財を破損させたり、貴重品を紛失させるトラブルもあります。
申込の際に損害保険に加入しているかを確認しておくとより安心です。

よくある質問

Q: 見積もりは本当に無料ですか?
A: 優良業者は基本的に現地見積もりを無料で行っています。ただし、遠方の場合は出張費がかかる場合もあるので、事前に確認しましょう。

Q: 仏壇を持っていくのが大変なので、引き取りに来てくれますか?
A: 出張買取や、供養も行っている不用品回収業者を利用することで、自宅で買取が完結します。
業者にもよりますが、閉眼供養が必要な場合は、法要の日程調整に時間がかかる可能性もあるので注意が必要です。

Q: 仏壇の処分はどのように行えばよいですか?
A: まず菩提寺で魂抜きの法要を行い、その後仏壇処分に対応できる専門業者に依頼するのが一般的です。業者によっては提携寺院での供養サービスも提供しています。

Q: 遺品整理も同時に依頼できますか?
A: 仏壇を取り扱っている不用品回収業者であれば、遺品整理サービスも提供していることが一般的です。故人の思い出の品々を丁寧に扱い、必要に応じて供養も行ってくれます。

Q: 買取と処分、どちらがお得ですか?
A: 仏壇の状態や価値によって異なります。高級素材や良好な状態の仏壇は買取、古くて価値の低いものは処分が適しています。専門業者に相談して判断しましょう。

まとめ

仏壇の買取・処分は、宗教的な配慮と適切な手順が重要です。売却を検討する場合は、まず閉眼供養を行い、その後信頼できる専門業者に相談することをおすすめします。
複数の業者から見積もりを取り、お客様の気持ちに寄り添ったサービスを提供する業者を選ぶことで、安心して手放すことができるでしょう。

大切な仏壇だからこそ、最後まで丁寧に扱い、新たな形で活用してもらえる適切な処分方法を選択することが大切です。

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